28 12月, 2011

ものみの塔


自然災害~天罰なのか~という見出しがついて
いるが、彼らの話しによると、「天罰などではなく、
膿み出しが盛んになって、世の中が変革するときが
来た」というしるしなのだそうだ…。
 仕事をしていたら玄関のチャイムが鳴ったので、ドアを開けたらエホバの証人の女性の二人連れだった。
唐津にも支部があるんだな、と思いながら、しばし立ち話。
東京の我が家にも、ときたまエホバの証人の方が玄関先にいらっしゃる。聖書の話には興味があるので、時間があるときはお話する。ただ、彼らの神様についての話は、私が思い描く神様の世界とは違うので、素朴な疑問をぶつける。それに対して丁寧に答えてくださろうとするのだけれど、何故だかよくわからない。きっと彼ら自身の言葉ではないからだろう。
ネットでエホバの証人について調べてみた。日本国内で22万人もの信者がいるそうだ。キリスト教系の団体としては、カトリックに次いで2位の規模らしい。
エホバの証人は、輸血を禁じているため、日本でかなり前に交通事故に遭った子供に輸血をすることを信者である親が断って子供を失血死させた、という事件(?)を憶えている人もいるだろう。
だがエホバの証人の公式ウェブサイトを読んでいたら、輸血をしない臓器移植は行っていると書いてあった。http://www.watchtower.org/j/hb/article_03.htm
輸血しないで臓器移植ができるというのも驚きだが、輸血がダメで臓器移植は許されている、というのは何故なのか、という新たな素朴な疑問が生まれた。
今度、東京で彼らと話す機会があったら訊いてみようと思う。

27 12月, 2011

おもしろいかも iPhone

3年使った携帯電話の調子が悪くなったので機種変更せねばならず、今の料金から増えなければ何でもよかったのだが、友達がしつこく「iPhoneにしなよー」と何回も言う。買い換えるときは付きあうから、とまで言うので、ショップに付きあってもらって一緒に説明聞いてもらって、たまに”通訳”してもらって、iPhoneに買い換えた。
全面ガラス張りで、意外と重い。今まで何度も携帯を落としているので、これを落としたら最悪だろうなー、と思う。
みんな、iPhone、iPhoneって言って、どこがいいんだろー、とPC音痴な私は思っていたけど、さわってるうちに何となく愛着がわいてきた。

私が一番気に入っているのは”マップ”というナビゲーション機能。出発地点と目的地点を入力すると、経路を教えてくれる。歩き、公共の交通機関、車の3種類の行き方が出る。日本全国だけかと思ったら、世界中が検索できる。旅行好きにはたまりましぇん。試しに、いつか行ってみたいイギリスのセントアイブスからミナックシアター(女性が海の砂を運んでひとりで造りあげた野外劇場)へはどういう行き方があるか検索したら、徒歩で5時間51分と出た。公共の交通機関はない、と出たが、行ったことのある友人はバスと徒歩を組み合わせて行った、と言っていたので、あまりのへき地だと導き出せない場合もあるのだろう。
というわけで、PC音痴の私でもけっこう遊べるiPhone。もともとMacユーザーではあるので、なんとなく色々適当にさわりながら使える感のあるiMacと似ている感じがする。
あ、それからカメラもいい。今、カメラ持ってないので、iPhoneのカメラで当分しのげるかも。

スティーブ・ジョブスが亡くなったというニュースを聞いてもあまりピンとこなかったし、ジョブスの功績も理解できてないけど、もしジョブスがいなかったらMac使って仕事してる私もいなかった、ということだろう。ま、よくわからなけど、少なくともiPhoneは楽しい携帯だと思う。でも、PC音痴なので、iPhoneからブログ更新もまだできないし、メール打つとき、カーソルを思ったところに持ってこれないでイライラしている。

25 12月, 2011

最後の10完歩

部屋で仕事していたら、両親が隣の居間のテレビで有馬記念レースの中継を見ているのが聞こえてきたので、テレビを見にいった。
私は、競馬のことはよくわからないし、特に気にしたこともなかったけど、レースの中継を見ていて、武豊騎手が以前のように注目されていないような気がした。
ネットで検索して、去年武騎手がレース中に落馬して大怪我していたことを今になって初めて知った。


一時期、YOUTUBEで何度も何度も見ていた、JRAのCM用につくられた動画を久しぶりに見てみた。動いている馬の背中で、これだけ静止してるなんて神技だ。美しい…。武騎手はアーチストだなあ。

これを見てると涙が出そうになる。でも、少しだけ幸せな気持ちにもなれる。
買ったばかりのiPhoneのお気に入り動画の第一号としてブックマークした。

24 12月, 2011

クリスマス in India

~旅の思い出写真館~

以前、12月にインドに行ったとき、クリスマスの数日前に南インドのアレッピーという町でチャーターしたハウスボート。網の目のように張り巡らされたこのあたりの水路で、昔、米などの荷を運ぶのに使っていたボートを今ではクルージングに使っている。寝室やシャワー室もある。二人用から数人用まである貸切タイプの水上の宿。スタッフが船上で美味しい食事も作ってくれる。新婚旅行にオススメ。(←私の願望でもある…)

インドではヒンズー教徒が多いけど、南インドに限ってはクリスチャンが多い。日本にも来た宣教師フランシスコ・ザビエルが布教につとめたコーチンという街も、このアレッピーから近いところにある。

写真右上のボートの屋根に下がっている紙の飾りは、南インドでクリスマスの頃にあちこちに飾り付けられる独特のオーナメント。雪の結晶のようでもあり、星のようでもある。いろんな形があって、美しい。市場で見て、ひと目で気に入って買い求めた。立体にも、折りたためもするスグレもの。どうやって作ってあるんだか、私の頭ではよくわからない。インド人の幾何学的な美的感覚はここにも生かされている。


今日はクリスマスイブだったけど、一昨日実家にまた帰ってきた私は、亡き祖母の四七日(よなのか)の法要で住職の声に合わせて読経した。いつもはすばらしい声の住職はなんか調子悪そうで、時々読経が途切れていた。私の方が上手に読んだ。

20 12月, 2011

水牛の角のクシ

友だちのYちゃんが、水牛の角のクシでマッサージしてくれた。
Yちゃんは、気功師の中健次郎さんの講演会で実演されたというマッサージ「クワシャ療法」に感動して、それに使う水牛の角のクシを速攻で買い求めたらしい。

水牛の角のクシは髪の毛にもいいらしい。
サラサラになるそうです。
私のコリコリの首をクシで擦ってもらうと、気持ちいい。「力は入れてないよ。」というけど、こったところにキク感じがした。
擦ってもらうと、病んだところが真っ赤になった。第七頸椎のところは、特に真っ赤。早速、買い替えたばかりの初めてのiPhoneで患部の写真を撮った。ブログにアップする、と言ったら、Yちゃんが「グロいからやめて…。」と言うのでやめたけど、ネットで探したら写真を撮ってブログに載せてる病院の院長さんがいた。
http://gegege.sagafan.jp/e112668.html
プロフィールを見たら、私と同じ唐津出身で佐賀市内で開業してる人だった。実家で病気になったら、診てもらおうかな。

クワシャ療法は中国伝来の民間療法。さすが、4000年(でしたか?)の歴史。

16 12月, 2011

豚汁うどん

冬は豚汁が食べたくなる。昨日、豚汁を多めにつくっておいた。今日の昼も食べた。今夜も同じでは芸がないので、豚汁にうどんを入れることにした。
うどんの乾麺はだいたい常備しているのだけれど、探してみたら今年の始めにいただいた稲庭うどんの乾麺しかなかった。稲庭うどんは高級うどんだから、ホントはちゃんとしたダシをとった澄まし汁でいただきたいところだが、豚汁うどんは私にとって思い出のうどん。桐の箱に入った高級うどんを豚汁に入れるのは邪道かもしれないけど、思い出に浸るために、思い切って入れてみた。

以前関わっていた雑誌の編集プロダクションの会社では、原稿を印刷所に入れる前の10日間くらいは、6〜7人くらいのスタッフが夜の11時くらいまで毎日のように残業していた。フリーのイラストレーターの私も、「これ、明日までにできる?」というような急ぎのやっつけ仕事を編集部で描いていたものだ。一時期、社長自らが夕食時になると事務所のせまい台所に立って、大鍋で豚汁うどんやカレーうどんをつくってくれていた。
当時のスタッフも今はバラバラ。若くして亡くなった人もいる。社長は資金繰りに失敗し、編集プロダクションの会社自体もなくなった。
会社がそこそこ順調で、残業の合間にうどんをふーふー言いながら食べていたのは、ほんの12〜3年前のことだ。それとも12〜3年前のこと、か…。

豚汁うどんは思い出の方が美味しかった。豚汁に入れるうどんは安い太麺のうどんに限る。

11 12月, 2011

あなどれない ”しまむら”

先日、祖母の葬儀のために実家に帰ったとき、通夜の日の午前中、数年ぶりに喪服のワンピースに袖を通したら…。やっべぇー!
下腹部のところだけがパツパツで、”決して私を横から見ないでください”状態になっていた…。妹に見せたら、「うん。それ、ヤバ過ぎ。」と言う。妹は妹で、黒いパンプスと黒いハンドバッグを東京に忘れてきていた。そんな非常事態時の神頼み的存在である”ファッションセンターしまむら”に二人して駆け込んだ。(ちなみに我がふるさと唐津市にはデパートはない。イオンショッピングセンターがあるだけだが、それってデパート?…。ついでに映画館もない…。)

喪服(というか冠婚葬祭用の黒い服)ありました。しかも1万円を切っている。さすが、しまむら。黒いシンプルな合皮のパンプスも2900円からあったので、妹も私もそれを買った。しかも履きやすくて、靴ずれしなかったのが嬉しい。妹が買った、やはり2900円の黒いハンドバッグには、袱紗(香典などを入れる布の袋)と折り畳める黒いナイロンバッグもついていた。すばらしい…。

さて、ついでにしまむらの店内を物色。妹は寒さ対策のためにユニクロのヒートテックを後で買いに行くつもりだったのが、しまむらでファイバーヒートなる薄くて暖かいインナーを発見。ヒートテックより安い780円という嬉しい価格。私も一緒に買って、喪服の下に着たら、これがなかなか暖かい。翌々日も追加でまた買いに行った。色も黒、ベージュ、グレー、ショッキングピンク、パープル、あずき色、花柄、ボーダー、などなど選ぶのに迷う。

ということで、慌ただしい寒いイライラすることの多かった葬儀の合間に、ファッションセンターしまむらでささやかな息抜きをした、オーバリー姉妹でございます。
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私の住む国立市近辺に”しまむら”がないか、ネットで調べたら、なんと国立市近辺だけポッカリ穴があいたようにしまむらがなかった。なんか、しまむらが入り込めない縄張りでもあるんですかね…。つまんな〜い…。

10 12月, 2011

布団乾燥機

昨日は東京ではみぞれが降り、いよいよ冬も本番という感じになってきた。
古いアパートの隙間風の入る部屋で、電気ヒーターで暖をとっている。うちは20アンペアなので、エアコンと電気ヒーターは同時に使用できない。起きているときはまだいいけど、寝る時に寝具が冷たいのがいちばんツラい。だから、うちは冬場は寝る前に必ず布団乾燥機をかけて寝具を温めておいてから寝るようにしている。暖かい寝具にすべり込む瞬間が一日で一番シアワセかもしれない。
結婚して最初の冬、初めて布団乾燥機を使ったネパール人の夫は、いたく感動していた。ネパールは亜熱帯地域でありながら、標高1350mほどの首都カトマンズは、冬場には夜は零度になるくらい寒いので、夫は「ネパールに買って帰りたい。」と言っていたものだ(まだ実行してないけど)。

うちの布団乾燥機は父が島で単身赴任しているときに使っていたものだから、もう20年以上前のものだけど、単純なつくりだからか壊れることなく働いている。ただ、昔のものだから今のものほどコンパクトじゃない。今の布団乾燥機はコンパクトな形をしていて、値段も探せば3000円前後からある。エアコンをつけっぱなしで寝るより、からだにもいいのでオススメ。
http://www.amazon.co.jp/パナソニック-FD-F06A6-A-Panasonic-ふとん乾燥機-ブルー/dp/B001T5EJQQ%3FSubscriptionId%3D0571BBGTQZ5YYPEDSY02%26tag%3Dkakaku-kitchen-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB001T5EJQQ%26me%3dAN1VRQENFRJN5

09 12月, 2011

映画「ヴィヨンの妻」

あまり家にも帰らず、浮気を繰り返し、生活費もろくに家に入れず、子どもが病気になっても医者に連れて行く金もない、遂には飲み屋の金を盗んでしまう。そんな夫が当代きっての人気作家だとしても、普通は早々と見限ってしまいそうだが、松たか子演じる妻佐知は浅野忠信演じる夫大谷を見限らない。それどころか、夫が盗んだ金を、飲み屋で働いて返そうというのだから恐れ入る。

女と金と酒、ときたらドロドロした修羅場がつきものだけど、松たか子や浅野忠信の質感によるものなのか、監督のまなざしによるものなのか、この映画「ヴィヨンの妻」にはホンワカとしたぬくもりがある。不思議な映画だった…。
太宰治の同名の原作を読んでいないので映画だけの感想になるけれど、私が持っている太宰の退廃的な暗いイメージとは異なる印象を受けた。

切ればスッキリしそうなのに切ることができない男女の縁。死にたいと言いながら、いざ死にかかるとジタバタして生き残る男。好きでいながら保身のために見捨てた女を忘れられずにいる男。そんな煮え切らない生き様を見せる登場人物たちに、なにか親しみを感じるのは年をとったからかしらん?それにしても、この映画の中の女性は妻も愛人も潔(いさぎよ)い。男達の方が女々しくさえあるのだ。

葬式というものは、一族の愛憎が見え隠れすることが多い。祖母の葬儀が終わっても、すっきりとは割り切れない家族の縁などについて考えさせられているとき、深夜の映画専門チャンネルで見た「ヴィヨンの妻」になんとなく癒された。
世の中、すっきりと割り切れることよりも、割り切れないことの方が多いんじゃなかろうか。大抵は、割り切れないながらも、どこかで折り合いをつけて”良しとする”ことで歩いていくのだろう。
太宰治という人は、その”折り合い”をつけることができない人だったのかもしれない。

学生のとき「斜陽」を読んで、太宰ファンにはなれないと思い、それ以外の太宰の作品は読んだことがないけれど、この映画を見て、今一度太宰を読んでみたいと思った。

07 12月, 2011

怒りが首に

亡き祖父の後妻であった祖母の葬儀と、最初の妻であった実の祖母の49回忌が終わった。3日連続で喪服を着た。
もうほとんど寝たきりだった後妻の祖母を、前妻の祖母が最後の法要を機にあの世へ連れて行ったのではないかと私はひそかに考えている。

葬儀そのものはこじんまりと淡々と執り行われたけれど、私は精神的にあまりよくなかった。なぜだか何かにつけて腹立たしく感じ、ひとりで怒っていた。告別式の日から首に激痛が走るようになった。通夜の晩、祖母の遺体が置かれた葬儀場に叔母と泊り込んだので、何かよからぬものが憑いたのかと思ったが、妹に「怒りば溜めとるけんやないと?」言われたので、誰に対して怒っているのだろうと思い、書き出してみた。すると自分も含めて5人に対して怒っていたことがわかった。怒りが自分のからだを攻撃することは前々から感じて知っていたのに、またもや”やってしまった”。いかん、いかん…。

夜なべ仕事をした一昨日は明け方に床についたのだが、私の寝ている二階に人が上がってくる足音が聞こえた。父が朝早く起きて二階に上がってきてるのかと思ったとき、寝床のすぐ脇に人が立ってる気配がして目を向けたら、白髪の短い毛を逆立てた小柄な痩せた女性がつんつるてんな病院服みたいのを着て、コワい顔をして立っていた。とても怖くて声を振り絞って叫んだ、その自分の叫び声で目が覚めた。祖母には似ていなかったけど、祖母のような気がした。
祖母の葬儀の間、私は祖母の関係者に対して怒っていたから、”こんなに文句言ってたら、おばあちゃん怒るかもねー”なんて言ってたのがホントになったのかしらん…。

まあ、とにかく怒りは体に悪い。昨夜、東京に戻って、首の痛みはちょっとだけ和らいできたけど、もともと頸椎がズレてるから、来週高円寺の治療院に行きます。

29 11月, 2011

12月のアクセサリー販売中止します

夕べ遅くに、祖母が亡くなった。私がブログをアップした頃は亡くなった直後だったようだった。祖母について書いてるブログをそばで見ていたかもしれない…。
父は動けない要介護の母のこともあり、一人でパニクってるようだ。

ということで、直前の予定変更で心苦しいのですが、明後日からの府中アートマンでのアクセサリー販売は中止することになりました。次回は来年の2月1日から7日です。よろしくお願い致します。

逝く準備

認知症で施設に入っている祖母が危篤状態になった、と父が電話をくれた。祖母が逝ったら、葬儀自体は葬儀屋さんが何でもしてくれるとはいえ、高齢の父ひとりでは葬儀にかかる家族がやるべきこまごまとしたことは大変なので、すぐに手伝いに帰ってくるように、と言われた。
父からの電話を切ってすぐ、喪服などを旅行カバンにつめた。明後日から一週間のアクセサリー販売を控えて、販売を今キャンセルすべきかどうか迷っている。

祖母は私が中学生のときに嫁いできた人である。私の父とは6歳しか離れていない。祖父と祖父の妹以外は全て結婚に反対という状態の中に嫁いできたのだから、祖母にとっては針のむしろだったろう。祖母が嫁いで来た日のことを私は憶えている。祖父の家の居間にちょこんと正座していた姿を鮮明に。
祖母が嫁いできたあとも、いろいろなゴタゴタを私は横目で見てきた。
祖母は針のむしろにも負けないくらいの激しい気性を持つ人だが、祖父に対してだけは愛情深く接していた。祖母は食べることに興味がなく料理が下手で、日に三度の食事は作っても栄養管理ができないために祖父を栄養失調にしたこともあるが、それでも祖父は祖母を責めなかった。祖父は祖母を無条件に愛していたということだろう。

祖父が11年前に亡くなってからは、祖母は犬猿の仲だった私の父を頼るようになり、認知症になった今は、私の父のことを祖父だと思っているようだ。

今、私の家族全員が、心の準備をしているところだ。
ひとが逝くタイミングとは、どのようになされるのだろう…。

【作品詳細】category :イラスト(photoshop)

27 11月, 2011

分かれ目

高校の同期生からのメールで、同期生の一人が強盗を犯した、と知らされた。
大学生を子に持つ親たちの年代になれば、誰でも人生の大波小波は経験してるから、大抵のことは聞いてもショックはないけど、犯罪だけはやはりショックかな…。いや、ショックというより、やるせない、というべきか。

金を奪ったとき相手の首を絞めていて、亡くならなかったからよかったものの、彼にはこれから長い刑務所暮らしと世間の冷たい目が待っていることだろう。
魔が差したのか、計画的だったのか、どうにもならない借金苦だったのか、結果的により厳しい道を選んでしまったと思う。

高校生の頃は、家庭環境に多少の差はあっても、みんな大差ない人生だったはずなのに、高校卒業から20年以上もたてば、たくさんの岐路(分かれ目)を通りすぎるうちに、山の尾根を行く者もあれば、深い谷底を行く者もあり、変な袋小路に入り込んだりする者、と様々な人間模様を見せている。大差ない人生から、大差ある人生への分かれ目とは何だったんだろう?

それにしても”お金”って、なぜ人生を狂わせるのだろう?
お金はエネルギーだという人がいた。エネルギーは扱い方を間違うと、とんでもないことになるんである…。

【作品詳細】
category :月刊誌・扉イラスト / materials:筆ペン画+CG

25 11月, 2011

エサレンマッサージ

友だちの知り合いが施術するエサレンマッサージというののモニターにならないか、というお誘いがあり、数日前に自分に課した外出禁止令をたやすく破って、いそいそと出かけた。施術してくださるKさんはマッサージの研修を終えたばかりで30人のモニターを手がけてレポートを書かないといけないとのこと。

カリフォルニアで生まれたというエサレンマッサージは、頭から足の先まで流れるようなストロークでからだをほぐしていく、という感じ。また、施術者が被験者の呼吸に合わせているという印象もあった。
普通のマッサージは肩は肩、足は足、と別れている感じがするが、エサレンマッサージは施術者の流れるような動きも手伝って、肩から背中、腰、太腿、ふくらはぎ、と体の中の滞った何かが次々と動いて、からだのすみずみまで、エネルギーが行き渡る感じ。
下着も全部とるので、それも他のマッサージと印象が違う。でも、バスタオルで上手に隠しながらマッサージしてくれるので安心。
Kさんの指の力も私好み(強めが好き)だった。指の力や指から伝わる感覚は施術者によって全然違うので、これも出会いのようなもの。
途中、寝入りかけたけど、自分の寝息で目が覚めた。

Kさんは来月からは舞浜のホテル内のサロンで、さらなる修行を積まれるとのことで、遠すぎるので行けないけれど、いつかまたKさんのエサレンマッサージを受けたいと思ったオーバリーです。

24 11月, 2011

初めてのメガネ


生まれて初めてメガネを作った。もともと目はよかったのだけど、今年に入ってアクセサリー制作するとき、手に持った小さいチェーンなどに目の焦点が合わなくなってきたし、このひと月くらいは文庫本の小さい字が目をしかめないと見えなことがあり、不便を感じることが出てきた。それに加えて最近多い頭痛も、もしかして目からも(目→首、肩のコリ→頭痛)きてるのかもしれない、と思ったので…。
今日、近くの100円ショプに買物に行ったら隣りがメガネ屋で、たまたま半額セールのメガネがあったので、思い立ったが吉日ってことで、すぐに検眼して老眼鏡を作ってもらった。


帰宅して早速、メガネストラップを作った。アクセサリー制作中のメガネをかけたりはずしたりの動作は、ストラップがある方が便利だから。
メガネのつるの色に合わせて、ピンクのインカローズと赤黒いガーネットの石をチェーンでつないでみた。メガネを使わない時は、チェーンを好みのペンダントヘッドに付け替えて、簡単にストラップをネックレスにできるようにもした。写真のサクラの花は、しずく型のローズクオーツと小粒のガーネットをワイヤーで組んだもの。
来年の桜の季節に合わせて、いろんな石で量産しようかな…。
売り文句は、〜母の日のプレゼントに最適〜、ということで決まり…。

それにしても、からだって悪くなって初めて、ありがたさがわかる。
ああ、なんで失わないとわからないのだろうねー、まったく…。

23 11月, 2011

山の夢

変な夢を見た。何の準備もないままに、高い山に登ることになる夢。普通の旅行のつもりで宿に泊まっていると、翌日、なぜか目の前に高い山があって皆で登ることになっていた。季節は晩秋のようで、防寒着もないし、靴も服も山を歩ける代物ではない。この服装で行けるところまで登ってみようか、どうしよう、どうしようと悩んでいるうちに目が覚めた。
これは、一体なにを意味するんだろう…。

一昨日、靴を買いに行ったとき、おしゃれな登山靴(ハイキングシューズ?)を見かけたからかな…。山に登らなくなって、10年以上たつ。最後に登ったのは、白馬だったか、白山だったか、記憶がごっちゃになっている。ほんとの最後はネパールでのトレッキングだったな…。
山仲間だった従姉妹が結婚して登らなくなったので、相棒がいなくなって自然と足が遠のいた。20代の頃は一人でも山に登っていたんだけど…。それなりに情熱があったんだなあ、と思う。
今みたいに山ガールなんて現象(?)なかったし、大学の頃「一人で山に登ってる」って言ったら、友だちに「暗いね」と言われた…。時代変われば、なんとやら…、ですかね。

一昨日靴屋で見た、おしゃれな登山靴を思い出して、来年、また山に行ってみようかな、と、ちょっと思った。年が明けて誕生日がきたら、おしゃれな登山靴買いに行こーっと。

20 11月, 2011

春色ピアス

まだ冬も来てないのに春色ピアスとは気が早すぎるけど、11月に誕生日を迎えた妹にプレゼントは何がいいかと聞いたら、「若草色とパープルの組み合わせのピアスが欲しい」と言うので、リクエストに応じて作ってみた。
この中から二つ選んでよろしい、と言ったら、私のお気に入りベスト2を彼女も選んだ。
当たり前かもしれないが、自分が気に入ってるものから売れていく、という感じはする。もちろん、お気に入りで売れてないのもあるけど…。

血の固まったような色の石がガーネット。(身につけると血流にいい、とも言われている。)
若草色の石がペリドット。濃い紫と薄紫はどちらもアメジスト。最近、これらの組み合わせが気に入っている。今、私に必要な石なのかもしれない。
12月1日から7日までの府中アートマンでのアクセサリー販売では、12月の誕生石のトルコ石を使ったものや、この春色ピアスのようなガーネットとペリドットの組み合わせのものを出す予定です。クリスマス前なので、天然石で作った十字架も。
イラストの仕事と重なってるので、明日から外出禁止でがんばる。12月7日まで頭痛がしませんよーに…。
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〜石の意味〜
ペリドット:http://www.ishi-imi.com/2006/07/post_356.html
ガーネット:http://www.ishi-imi.com/2006/07/post_4.html
アメジスト:http://www.ishi-imi.com/2006/07/post.html

16 11月, 2011

寝たり、起きたり

この一週間体調を崩して、頭痛で一日寝てたり、起きて仕事の遅れを取り戻したり、の繰り返しで、ブログ更新どころかネットを見るのもイヤになっていた。
毎日、ブログ更新していたのに急に何日も休んだもんで、気にして電話くださった方もいた。
ありがとうございます。生きてます。頭痛がないときは食べてます。体調悪くても、なぜか痩せません…。頭痛と仕事がちょっと一段落なので、また更新すると思います。

頭痛したことがほとんどない、という友だちがいて、そんな彼女が先週めずらしく頭痛と吐き気に悩まされた、と言っていた。「りえちゃんが頭痛してツライって言ってたの、やっとわかったよ〜」と、今さらながら同情してもらった。しかしうらやましいな。頭痛したことがほとんどないなんて…。そのかわり、彼女は腹痛が多いらしい。

最近、体調がすぐれないことが多いせいか、自分が死ぬときはどんなふうに死ぬのかな、と想像するときがある。
臨死体験者から聞き取り調査をしてまとめた本に、死(ぬ瞬間)は天使のキスのように甘い、と書いてあった。ちょっと安心した。

【作品詳細】category :イラスト     materials:鉛筆画+CG

11 11月, 2011

誕生日

イギリスのヘンリー8世をえがいたテレビドラマ「THE  TUDORS〜背徳の王冠〜」を見ていたら、5番目の王妃キャサリン・ハワードの処刑日が言い渡されるシーンがあり、それが私の誕生日だった。
まあ、世の中には何十億も人がいて、毎日何千(万?)人も亡くなるのだろうから、誰かが死ぬ日が誰かが生まれる日になるのは当たり前なんだけど、処刑の日として自分の誕生日が言い渡されるのを聞くと、やはりちょっとドキっとする。

ロンドンのハンプトンコート宮殿は、廊下にキャサリン・ハワードの幽霊が出ることで有名らしい。同宮殿には3番目の王妃ジェーン・シーモア(王子出産後間もなく病死)の幽霊も出るそうだ。

イギリスでは、幽霊が出ることは不動産物件の資産価値を下げることにはならない、と聞いた。それどころか、幽霊が出ることで高値で取引される物件もあるという。おもしろいね、イギリス。
http://ja.wikipedia.org/wiki/幽霊屋敷

10 11月, 2011

碁石

ツルンとしたまるっこい石を見ると、アクセサリーにならないかと考えてしまう私だが、実家にある父の囲碁の碁石をふと思い出した。

男性なら、少年の頃に将棋か囲碁のどちらかで遊んだことがあるだろう。
私の父は、友人とよく碁を打っていたし、伯父とその息子であるいとこはいつも将棋をさしていた。小学生のとき、その同い年のいとこが将棋をしようと誘いかけてきて、私は動かし方以外よくわからんし、すぐ負けるから、と言うと、いとこは自分の駒を数個だけにしてくれるのだが、やはりすぐに勝負がついてしまい、私はそんないとこを尊敬したものだ。
囲碁の方は、父が教えてくれようとしたこともあったけど、結局ルールが飲み込めず、あきらめた。

私の友だちのお兄さんがプロ棋士だそうで、対戦以外の仕事としては、囲碁の個人教授をされてるようだ。その教わる人たち、っていうのが政治家が多いらしい。囲碁は政治家のたしなみのようなものなのか…。
誰から聞いたか忘れたけど、囲碁と将棋とでは、囲碁の方が格式が”上”なのだそうだ。ネット検索してその理由を探してみたがわからなかったので、門外漢の小さな脳みそで想像するしかないが、政治家と格式はなかなか結びつかないな…。

囲碁は将棋ほど勝負がはっきりしないものだということもネットで読んだが、戦争的なイメージ(将棋の起源は賭博だったらしいことも書いてあった…)の強い将棋よりも、具体的な戦いを前面に出さないイメージの囲碁の方が政治家(彼らも白黒はっきりしないしね)の社交に適しているのだろうか…。

年末、実家に帰ったら、ちょいと父に囲碁の手ほどきをしてもらおうかな…。ボケ始めた頭の体操にもなるかもしれぬ…。



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参考サイト
●黒木碁石店 ----- http://www.kurokigoishi.co.jp/index.html
このサイトで初めて知ったのだけれど、白の方は石ではなくて蛤(はまぐり)の貝から作られているのですね。職人さんがひとつひとつ仕上げているそうです。
このサイトを見て、碁石でアクセサリーを作ってみたいと思ったオーバリーです。

09 11月, 2011

モーリス・ドニの子供たち

叔母に誘われて、損保ジャパン東郷青児美術館で開催中のモーリス・ドニ展に行ってきた。
モーリス・ドニは名前は知っていたけど、展覧会で他の画家たちの作品に混じって1〜2点を見たことがある程度で、私にとっては今まであまり記憶にのぼらない画家だった。
今回は100点ものボリュームでモーリス・ドニを鑑賞できる。今回のテーマ”いのちの輝き、子どものいる風景”というだけあって、ドニの子ども達がたくさん登場する。ドニ自身、9人の子どもを持って(うち一人は数ヶ月で亡くなる)いたから、絵筆を持つドニのまわりには常に子ども達の声があふれていただろう。
ドニは2回結婚しており、最初の妻は7人目の子どもを出産した2年後に亡くなり、その2年後には再婚して新たに二人の子どもを持った。
子ども達の誕生、生まれて間もない我が子の死、愛する妻の死、再婚、再び子どもたちの誕生、というように、生と死をあざなえる縄の如しに受け入れて、キャンバスに刻みつけた画家だった。
会場では愛らしい子どもたちの絵が楽しめるのだが、その中で私の一番のお気に入りはボーダーシャツの男の子アコちゃん(日本人みたいな名前だ)。天使のような愛らしさ。今度イラストで天使を描くことがあったら、この顔を参考にしようと思い、このカードだけを買って帰ろうと思ったら、隣りにこの乳母車の赤ちゃんのカードがあり、この顔でさえなければ一番のお気に入りであったろうに的な思い出としてそれも購入。この乳母車の絵は光の美しさといい、光を透かす布地の感触といい、赤ちゃんの肌の輝きといい、見とれてしまうその奥に、なぜにこのお顔があるのでしょうか…。と、腑に落ちないオーバリーでした。しかめつらの老人の顔にしか見えないのは、私だけでござるか?それともホントにこんな顔だったのか…。
それにしても、色合いの美しい絵の数々でした。たとえ暗い色であっても…。

あ、それから、ドニが最初の妻に贈ったという子どもたちの乳歯で作ったネックレスが展示されていて、乳歯と意識せずに見れば、とても素敵なネックレスだった。ドニとその妻が、子どもたちをどれだけ愛していたかが、そこからもうかがい知れる。

美術館はビルの42階にあり、新宿の眺めもよいところ。すぐそばに東京モード学園のユニークなビルが見下ろせる。ゴンドラに乗ってビルの外側からガラスを磨く勇気ある男達がそのビルの高所に見えた。足がすくんだ。

帰りに、デパ地下で叔母さんにパンやら惣菜やら買ってもらった姪っ子オーバリー。今日もありがとう!叔母さん♥♪♪♪ d(⌒O⌒)b♪♪♪

08 11月, 2011

効く石

先日の天下市のアクセサリー販売のとき、美しいピンク色のインカローズのブレスレットを買おうか買うまいかずーっと悩んでいた女性に、いきなり「石って効くんですか?」と尋ねられた。
単刀直入だったので、私も一瞬答えが浮かばず、「その人次第だと思います」とあまり助けにならない答えをした。
その女性はあきらめようとしては「でも、きれいだよねー」と再び手に取って、なにか買う口実を探そうとしてるみたいだった。だから効くのかどうか、訊いたのだろう。結局、その口実が最終的に”値切り”(安くしてくれたから買う)という形ででてきたけど、そのブレスレットは彼女のところに行く運命だったんだろうと思う。
石に限らず、何かを見て「きれいだわ〜」と感動している時点で、そのものとのエネルギー交流は生まれていると思う。
今度、「石って効くんですか?」と訊かれたら、「あなたがその石を美しいと感じていらっしゃるなら、効きます。」と答えることにしよう…。
だから、石を買うときは、これは◯◯(金運とか恋愛運とか)にいいから買う、というよりも、とても美しいと感じていつも持っていたいから、という動機で買ったものの方が、その人自身の直感に近いと思うし、それを持つ人に”それ”はエネルギーを与えてくれている、と私は思う。

07 11月, 2011

ダウン

4日から昨日の6日まで開催された国立市商工会主催の商業祭り「天下市」に参加しました。暮らしのアートギャラリーKUNITACHIのブースの一角をお借りして、アクセサリー販売をさせていただきました。
初めて参加した去年の天下市でオーバリーのアクセサリーを買っていただいて、今年も楽しみに来てくださったという方が数名いらして、とても嬉しかったです。また、二日目にお買い上げいただいて、三日目も来てくださった方もいらっしゃったようで、お話ししたかったのですが、三日目の昨日は体調を崩してブースに行けず残念でした。
一昨日までの数日間、睡眠時間2〜3時間で天下市の準備とイラストの仕事を平行してやっていたら、とうとうダウンしてしまいました。ブースをお借りしたギャラリーさんには「ゆっくり休んで養生してね」と言っていただき、アクセサリー販売の応対を代わってくださいました。
イラストの仕事は本日〆切。体調もどうにか戻ったのでラストスパ〜〜〜ト! なるか…。

04 11月, 2011

my はるか

この週末、実家に帰ってる妹から「実がなっとるよー。」というメッセージの写メールが来た。父の畑の柑橘類「はるか」の写真。
今年の春先、ホームセンターの園芸部で苗を2本買って、父に頼んで植えてもらったもの。

一昨年の春、実家近くのスーパーの果物コーナーで初めて見て買って食べてみたら、今まで食べた柑橘類の中でダントツのうまさだったので(私にとっては)、畑に植えたかったのだ。東京でも今年の春、スーパーで見かけた。
まだ小さい二本の苗にはそれぞれ1個ずつしか結実してないので、来年の春は父と母、私と妹の4人で分け分けして食べる予定(予定は未定…)。

ちなみに、このはるかを食べるときは、白い薄皮をむかず、薄皮ごと食べるのが美味しく食べるコツ。中身だけ食べるより、薄皮ごと食べる方が甘さが増すのだ。日向夏(ひゅうがなつ)に似てる感じがする。日向夏はすっかりブランド化してしまった。はるかもブランド化して値段が上がる前に自分ちでつくって食べれるようにしたいという、浅はかなもくろみである。
ただ、柑橘類は簡単じゃないらしい。父が言うには農薬を散布しないと虫がつきやすかったり、病気になりやすいという。浅はかなもくろみには、たゆまぬ努力と勉強が必要なのでござる。

03 11月, 2011

玄海原子力発電所の再稼働に反対しましょう

玄海原子力発電所は1970年に着工し1975年から運転が始まった、原発としては古い発電所です。ただでさえ危ないといわれているのに、動かすのか…。東電が今までいろいろと隠してきたように、九電も隠すことでしょう。嘘をつく会社を政府をどうやって信用すればいいのでしょうか。
九電の会見「地元の了解、ある意味必要ない」って、どーゆーこと?電気代払ってる人には了解とるべきでしょ。
ついさっき、この署名の存在を知ったので、あまり時間はありませんが、なるべく一人でも多くの方に、運転に反対するご署名をお願いしたいと思います。

[緊急署名]  玄海原発4号基の運転再開停止を!(最終締め切り:2011年11月4日 午前9:00)
下記サイトのページの下の方に署名欄があります。
https://pro.form-mailer.jp/fms/dcfca5d623503

02 11月, 2011

いつかは

友だちから”母が闘病生活に入り、姉妹の確執が表面化してツラい”というメールが来た。
わかるような気がする。私の母が脳梗塞で要介護になったあと、私も妹と何度か言い争いした。
でも、母のことは姉妹間の確執など私自身が抱えている問題に向き合うチャンスかもしれない、とも思う。


私も、いつかは両親を見送るときが来る。それも大抵は突然来るだろう。
それは切ないけど、必ず来ること。
最近、父は電話のたびに「お前と会えるのはもう何回もないかも知れんぞ」と必ず言う。



家族の問題は逃げられないだけにツラかったりするけど、逃げ出さないために家族として生まれてきた、という考え方もできる。
親を見送る時には、いろんな確執から解放されていたい。

まわりの友人たちが抱えている問題は、他人事ではない。皆、同じような問題を抱えて生きている。友人が無事、その確執を乗り越えられるよう、エールを送りたい。

【作品詳細】
category :水彩画 / materials :水彩+CG

31 10月, 2011

ボタン

友だちから「大学からの友人Iちゃんがアクセサリー制作をお願いしたいそうよ」と聞き、会いに行きました。
お茶を飲みながら、見せていただいたのが、写真のステキなアンティークボタン。ボタンの中央は貝をはめ込んであります。シックな深い色合いの紫と上品な白の貝。これをイヤリングとネックレスにしたいというご希望でした。急がないから時間は気にしないで、と言っていただきましたが、誕生日が2月だということなので、それまでには完成したいオーバリーです。
ボタンは真ん中に穴があるため、イヤリングのようにぶら下げたいとき、傾かず真っすぐになるようにするにはどうしましょう、というところが考えどころです。接着剤は使いたくないので、ワイヤーを使ってどうにかしたい。
Iさんは、このボタンを銀座のボタン屋さんでお求めになったとのこと。ホームページを見てみたら、美しいアンティークボタンの写真が載ってました。
●銀座  MITAKE  BUTTONS/http://www.button-web.com/shop.htm

ボタンといえば、私はオーストリア人陶芸家ルーシー・リーの陶のボタンが大好きです。ボタンと言いながらも、ブローチやペンダントにもぴったりなステキなものばかり。私も、2〜3年のうちには陶芸用の窯を買って、陶のボタンやガラスのアクセサリーを作るのが目標であります。(ちなみにリーはRIEと綴りますが、私の名前は”りえ”でございまして、ローマ字でRIEと書きますので、あやかりたいがために勝手に喜んでるオーバリーです。)

30 10月, 2011

悪魔の嵐

スティーブン・キングの小説をドラマにした「悪魔の嵐」を久しぶりに見た。
〜ある日、小さな島に猛吹雪の嵐とともに悪魔がやってくる。悪魔は老女を殺し、外見は普通の男である悪魔は簡単に逮捕されるが、留置所の檻の中からも人を操り殺人を続ける。そして、どの殺人(もしくは自殺)現場にも「望みのものを手渡せば、立ち去ろう」というメッセージが必ず添えられる。その望みのもの、というのは、島の幼い8人の子供の中の一人であった。島民が望みを聞き入れなければ、子供を全員殺すと悪魔は言う。悪魔は後継者を捜しに来たのであった。
そして、悪魔に差し出す子供を決めるためのくじ引きが始まった…。その結末は?そして、数年後の島民たちは…?〜

悪魔のコワいところは、悪魔自身が何かするというより、「人にさせる」というところかもしれない。
島民は悪魔に追いつめられ話し合う。「選ばれた子供は殺されるわけじゃない。長生きさえする。でも、子供を差し出さなければ全員殺されるんだ。」と誰かが意見し、皆が同意する。子供を持つ主人公の保安官だけがひとり反対する。「絶対に誰も子供を渡してはいけない、悪魔に魂を売るな!」と…。

もしも私たちの街に悪魔が来て同じ事を要求したら、私ならどうするのだろう…。悪魔は本当に子供を全員殺すだろうか…。一人を犠牲することは正しいのだろうか…。

悪魔に力があるのなら、神隠しのごとくさらっていけばいいのに、悪魔はそうはしない。何故か…。
悪魔は人間を恐怖に陥れることはできても、人間との取引がないと実際は何も得られないのではないか…。悪魔は最初から悪魔として存在したのではなく、もともとは人間、もしくは人間の醜い部分の集合体かもしれない。悪魔に力を与えているのは、被害者たる人間の方かもしれないのだ。

このドラマを見ながら、ふと原発問題を重ねた。原発を受け入れて一時的な経済効果を享受するのか、それとも拒否して失業問題に根本から立ち向かうか。悪魔は人の弱い部分につけこんで甘い蜜を目の前にちらつかせる。悪魔がくれた蜜はいつまでも甘くはない。いつしかニガヨモギのように苦味を帯びてくるだろう。そしてその苦味は口から消えず、何ももらわない方がまだマシだった、と思う時が来るかもしれない。

29 10月, 2011

十字架と羽

大きな水晶ポイントに飾ってもらって、十字架が
喜んでいるようです。左から、ブルーフローライト、
アクアマリン、ガーネットです。
何となく十字架が好きで、スクラッチボード作品に描いたりもしていますが、アクセサリーも作ってます。今日から、国立の大学通りに面するところにあるヒーリンググッズ専門店の月船(つきのふね)さんに天然石の十字架ペンダントと羽のアクセサリーを中心に置いていただくことになりました。
たまたま手元に羽があったので、アクセサリーに仕立ててみましたが、月船さんも喜んでいただき、気をよくしたオーバリーです。私の名前も”大羽”だし、イラストで鳥もよく描くので、身につけると心が羽ばたくようなアクセサリーを目指して制作していきたいと思います。

これから羽シリーズも増やしていくつもりです。
友だちんちのコザクラインコのピーちゃんの羽の色柄が偶然か必然かわかりませんが、天然石によくマッチしてくれました。茶色の石はインディアンアゲート。インドでとれる石です。
私が持っているインディアンアゲートは、暗めの茶やくすんだ深緑で、色の組み合わせが難しくて、長いこと使ってなかったのですが、羽と組み合わせると、急に石が生き生きと感じられました。チェーンにはムーンストーンとルチルクオーツを。

もともと石や羽は呪術やお守りとして身につけるようになったもの。何かしらのパワーを持っているものだと思います。
そのパワーが、身につけた人の波動と相まって、一つになったときに力を発揮してくれるかもしれません。羽を提供してくれたピーちゃんは、そんなこと微塵も考えたことないでしょうに。

28 10月, 2011

記憶にない写真

携帯電話の写真データを整理していて見つけた写真。
大抵の写真は見れば思い出すのに、最初、これが一体何なのか、どこで撮ったのか全く思い出せなかった。前後して入っている写真からして、カンボジアで撮ったものみたいだ。たぶん床。

記憶にも残らない写真だけど、撮った時はキレイだなーと思ってシャッターをきったのだろう。仕事柄、きれいな模様を見ると、仕事の参考資料にするために写真におさめることがあるから…。

私はどちらかといえば、忘れやすい方。
友だちから「あの時、〜って言ったよね」と言われて、へー、私はそんなこと言ったのか、と、やはり思い出せないことも多い。
かと思えば、些細なことを憶えていたり…。

記憶の取捨選択をする基準は一体なんだろうか…。

27 10月, 2011

なんか、かわいい

無機物だけど、かわいい顔してる。古い建物の中のキレイでもない洗面所。
そこに顔を見つけると、ただの雑然とした洗面所が急に暖かみを帯びる。

ポカンとした顔をして、ふたり仲良くいつまでもそこにいるのだね。

26 10月, 2011

昼下がりのパインジュース in India

〜旅の写真館〜

南インド、コーチンという街のとある食堂。
ここの娘だろうか、年の頃は高校生か、エキゾチックな顔立ちの美人さんが、すみっこのテーブルで宿題しながら、給仕をしている(写真撮り忘れた)。
窓際の欧米人男性の一人客は、ひんぱんにその子を見つめている。わかるよ。私だって見つめてしまうほどの色香を彼女は持っているもの。
飾られている花は、ビビットな色の造花。室内は庶民的な南欧風。旅先のけだるい午後の食事のひとこま、っていうのか、いい感じ。

インドで飲むパインジュースは美味しいので、メニューにあればいつも注文する。
が、この時のジュースは違った。
口に含んだ途端、広がったのは生魚の味だったのだ…。パイナップルと刺身を一緒にミキサーにかけたような味。さては生魚をさばいたまな板と包丁を洗わずに、そのままパイナップルを切ったわね。
文句を言ったけど、娘はのらりくらりかわして知らないフリ。
どうしても飲めなくて残してしまった。
あまりのマズさに撮った写真なのに、なんともうまそうなジュースを出すステキな食堂に写っている。

25 10月, 2011

くじらのブローチ

アクセサリーの展示販売のとき、友だちが買ってくれたクジラのブローチ。
素材はケヤキ。最初は形を決めずに、切り出しナイフで手が動くにまかせて削っていたら、くじらに見えてきたので、くじらにしました。目はブラックオニキス。
木を削るのは、一種の癒しになります。木の肌触りのせいなのかな。
人は、なぜなめらかなものに魅かれるのでしょうね…。

23 10月, 2011

羽のピアス

友だちが飼っているコザクラインコのピーちゃんの羽をいただいたので、それでピアス作ってみました。ルビーインゾイサイトにブラックオニキスやトルコ石を組み合わせてみました。

以前、国分寺のフライ(釣りの)で有名なお店でバイトしていた友人が、外国から輸入した色とりどりの羽をきれいに整えるために蒸気に当てる作業をする、って言っていたのを思い出しました。

そのお店を検索してみたら羽の通販ページがあったので、見てみたら、2枚で49,000円や17ペア(34枚)で268,000円!という羽もあって、びっくり〜。
染めのものなのにそのお値段てことは、フライとしてよほど性能のよい手に入りにくい羽なんでしょう、きっと。他にも色とりどり、いろんな羽があり、ピーちゃんと同じ羽もありました。安いものだと2枚で数百円のもあって、それだったらアクセサリーの材料に買ってみようかな、と思うオーバリーでした。http://www.kensawada.com/w/title.php?lcat=50&l=j

ちなみに、そのお店は海外からも注文が入るという、その分野では有名なフライの作家(というのかな?)さんのお店だそうです。
フライのページを見てみると、どれひとつとして同じものがない、1700もの美しいフライが収められています。一つ一つに詩的な名前さえついています。藍の収束、暗黒、ジェラシー、謝肉祭、結婚しない女(なんでまた〜?)などなど…。
http://www.kensawada.com/FlyPattern/index.php?ev=fp_list&fpId=8&fpsId=26
釣りのフライなんて、私とは無縁の世界かと思ってましたが、これは美しい…。
もしも、このお店が叔父さんちだったら、私は一日中入り浸って日がな一日、羽やフライを見てることでしょう。

22 10月, 2011

年賀状の素材集をプレゼント

4月のブログ記事で予告した年賀状素材集のプレゼントでございます。たくさんのイラストレーターさんたちと共に私も参加してつくった年賀状の数々が納められています。
4冊あるので、4人の方にプレゼントします。4冊とも、年賀状作成ソフトがついています。「筆ぐるめ年賀状」だけはWindowsのみの対応となっていますので、ご注意ください。それ以外の3冊はWindows・Macintosh両方に対応します。DVDに納められているデータは、文字をはずしてイラストだけにしたり、自分仕様に作り変えることも可能なので、年賀状以外の普段使いもできます。

プレゼントをご希望の方は、このブログの右上あたりにある”お問い合わせは→mail to”というところをクリックしてメールをください。本日から2週間以内(11月4日までに)にご応募くださった方の中から抽選でお送りします。当選発表は発送をもってかえさせて頂きます。
メールには、郵便番号、住所、氏名、ご希望の本のタイトル名(「宛名職人」「筆ぐるめ」「スペジャル年賀状」「かんたん和風」の中から1冊)をご明記ください。ブログの感想もひとこと頂けると嬉しいです。それぞれの画像をクリックしたら、画像が大きく表示されるかと思ったのですが、必要システム条件などが読めるほど大きくならないみたいなので、付属のDVD-ROMを使うための最低条件だけ記します。(スイマセン。大きく表示されるようにするやり方わからず…)

筆ぐるめ:Windows XP,WindowsVista,Windows7

スペシャル年賀状かんたん和風:Windows XP,WindowsVista,Windows7, Mac OSX

宛名職人:Windows98/me/2000,
Windows XP,WindowsVista,Windows7, Mac OSX







アマゾンでも辰年の年賀状素材集が購入できます。

21 10月, 2011

つぶやき

月光。意外にも、まぶしい。
生活も、自分自身もそうだけど、変わろうと思っていても、なかなか変われない。人間はもともと変化を好まない生きものだと、私は思う。私は怠け者なので、人の二倍くらい変化を好まない。
でも、やはり潮時というのか、否応無しに変化をせまられる時がある。それが、別れだったり、逆に出会いだったり、病気だったり、失業だったりする。たいていは、何かを「失う」という現象だ。私の経験からいうと、変わらなきゃ、と思っていても行動しきれないでいるときに、その否応無しの変化が訪れることが多い。私はどうもそんな時期に入ったような気がする。
神様の目から見れば、変わらなきゃけない時に変わろうとしないから、否応無しに動かすことになるのかもしれない。

人生は、学校(義務教育の)だと何かの本で読んだことがある。
だから自殺(中途退学)は許されない。来世でも、同じことを(つまずいたところから)勉強し直さなきゃならないのだそうだ。それだけはごめんこうむりたいから、どんなに辛くても自殺だけはしたくない。
それに神様は、その人が乗り越えられる試練しか与えないという。
だから、そんなに恐れることはないんだけどね。
何が起きるかわからない”変化の直前”が、いちばんコワい。お化け屋敷と同じかな…。
旅先では行き当たりばったりが好きなくせに、人生では臆病なワタシ。

20 10月, 2011

日本ひじき協議会

友だちからひじきサラダを教えてもらってからというもの、ひじきサラダを頻繁に食べている。乾燥ひじきの消費量がハンパじゃない。(ハンパない、が今風?)
ネット検索したら、日本ひじき協議会http://www.hijiki.org/ってのがあった。
お堅い組織なのかと思ったら、顧問が高校の先生だったりして、面白い。ひじきの採れる産地とか、もちろんひじきを使ったメニューもわかるようになっている。こんなにたくさんメニューがあるのねー、とびっくり。
さっそくお気に入りに追加。
三重県にはひじきの日(9月15日)があったり、ひじき祭りがあったりするらしい。
ひじきは古来より、神様にお供えするやんごとなき食べ物だったことも、協議会のホームページでわかった。地味だけど、すごい食べ物なんだね。

ちなみに、私がひじきの煮物以外に昔から日常的にずーっと食べているのが、ひじきの煮物のオムレツ。ひじきの煮物の残りをオムレツに入れたら、美味しかったのでそれから定番メニューになった。お試しあれ〜。

16 10月, 2011

本日のワークショップ

奥の葡萄は先月のお題。手直ししてるところ。
国立の暮らしのアートギャラリーKUNITACHIで、スクラッチボードのワークショップをしました。今日のお題は、来年の干支「辰(龍)」の年賀状。スクラッチボードは版画の手法に似ていますが、刷り増しできない一点ものなので、年賀状にするには、これをスキャニングして印刷します。
11月14日にも同じワークショップをしますので、ご希望の方はギャラリー(tel : 042-505-5702)までお問い合わせください。
全く初めての初心者の方、大歓迎。お茶菓子付きです。

龍の絵は、このように単純な模様でも表現できます。雑誌のカラーページの写真をランダムに長方形に切り取って、コラージュしても面白いです。

15 10月, 2011

武蔵小杉ふたたび

3週間前に仕事の打合せに武蔵小杉へ行き、もう滅多に来ないかなー、と思ったら、また同じ仕事先との打合せに武蔵小杉に降り立った。
で、また前回と同じタイ料理のムーハウレストランに行ったのでございます。約束の打合せ時間が17時だったため、ランチをとるために行くと、食後3時間くらい時間つぶさないといけないので、そこからいちばん近いところに住んでいる友だちを誘ってランチした。
写真を撮り忘れたけど、ムーハウレストランのランチ人気No.1とメニューに記してあるガッパオ・ヌア・カイダオを注文。人気No.1だけあって美味しかった。友だちが注文した豚の角煮っぽいカオ・カー・ムーは、ちょっとクセのある風味だったため、友だちは途中リタイア。私も苦手な感じ。でも、他では見た事ないメニューだったので、ローカルフードなのかもしれない。ただ、コラーゲンを摂りたい人にはお勧め。
インカ・インチオイルは星の
形をした種実からとれる。
南米物産は奥深い。パリのサロ

ンで食用油の金賞受賞。

打合せの帰りに、武蔵小杉駅近くに赤い立て看板が目印のこじゃれた小さなベーカリーを発見。もう閉店時間近かったため、あまりパンが残ってなかったけど、小さなバゲットを買って帰った。お店の名前はブーランジェリー・メチエ(Boulangerie Metie)。感じのいい女性店主(?)が応対してくれた。
打合せのついでに仕事先で(通販も営んでいる編集さんなので)買ったインカ・インチオイル(オリーブオイルをはるかにしのぐ優れた抗酸化作用のオメガ3含有のオイル。ナッツの風味で美味しい!)をつけて食べました。バゲットもオイルもおいちかった〜。

仕事の打合せのとき、編集Yさんから聞いた話しによると、体内のセシウムを排出する働きをするのがペクチンなんだそうな。で、ペクチンをたくさん含んでいるのが、リンゴの芯の部分だって…。ペクチンは加熱しても壊れないため、リンゴの芯の部分を集めて、コトコト煮たものを食べるといいそうな。

参考ブログ:http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/6a7c85c8ce61b13d0cfdfcd04f4d6730

14 10月, 2011

お決まりの in アンコールワット

一番奥のが、京唄子。確かに似てます。
カンボジアの写真を物色したついでに…。アンコールワットに行った人ならこの写真は必ず撮るであろう、お決まりの京唄子inアンコールワット。日本人相手のガイドは必ず、これでウケようとします。最近の若い日本人は知らない人もいるだろうから、ガイドもハズすことあるだろなー。私は、カンボジアの仏像の顔はアイススケートの荒川静香にそっくりだと思うのですが…。

13 10月, 2011

I am lazy.

カンボジアはアンコールワットに行ったときのこと。アンコールワットは広い遺跡ですが、建物の中で占い師が商売してます。カンボジアに来た記念になるかな、と思い、安かったこともあり(確か3ドルくらい払った)、みてもらいました。
占い師に伝えた情報は名前と誕生日だったと記憶します。
写真の爪楊枝みたいのは、私の指の節の長さを基準に、長い串をポキポキと折っていたような…。カンボジアの日記、あまりつけなかったのでこの肝心な串が何を表すか詳細を忘れていますが、ひとつだけ鮮明に記憶に残っていることがあります。
ひととおりの動作のあと、さて、鑑定結果はいかに、と軽い気持ちで待っていた私に、占い師が開口一番、私に告げた言葉が「You are lazy.(あなたはナマケ者です)」でした。
ひぇ〜、当たっとるやん!と思わず、私は笑ってしまいました。それがあまりにも鮮明だったのと、占い師の英語がわかりにくかったのとで、それしか覚えておりません。
しかし、あなどるなかれ、アンコールワットの占い師、私の本質を見抜いておりました。

毎日アップしていたブログでしたが、アクセサリー制作とイラストの仕事が重なって、急にスローダウンしてしもた…。怠けてるわけじゃないけど、写真を物色していたら、これが出てきたので、自戒のためにのせました。この串の形は、怠け者を表しているのかしら〜?
今、カンボジア関係のメモ(旅の小遣い帳は必ずつけているので)がどこにいったか探しているところです。仕事柄、資料やら何やら紙類が多くて、怠け者だもんで整理できておりませんです、ハイ。

10 10月, 2011

ミョウガの妙味

友人淳ちゃんにミョウガをいただきました。彼女のおうちの庭に生えてるそうです。おおぶりな立派なミョウガ。ミョウガというと、少し前まで素麺や冷や奴の薬味のイメージしかなかったのですが、淳ちゃんが食べさせてくれたミョウガのオードブルはウマかった。
輪切りにしたバゲットにクリームチーズと生ハムとミョウガのタテ切りスライスをのせて、塩こしょうを軽く振ったもの。いくらでも食べられます。ウマイ!

それから最近、オーバリーのマイブーム、ミョウガのオムレツもおススメ。溶いた卵に輪切りにしたミョウガとダシと塩少々を入れてよく混ぜ、熱したフライパンに流し込むだけ。卵が好みの柔らかさになったら火を止めて。卵にミョウガの香りが合います。ミョウガのシャリっとした歯触りも好きなのです。これを初めて食べたきっかけは、冷蔵庫にミョウガと卵しかなかったので、仕方なしにオムレツにしてみたら美味しかったのが始まり。それからはしばらくは毎日のようにミョウガのオムレツ食べてました。

09 10月, 2011

淳ちゃんの鍼仕事 vol.2

昨日の夜、アーティストにして針灸マッサージ師の淳ちゃんに鍼を打ってもらいました。
府中アートマンでのアクセサリー販売と八王子のマーケットの連チャンで、連日3〜4時間睡眠で疲れもピークに達していたので、体のあっちこっちにイエローカードが出始めていて…。
淳ちゃんは、鍼を打つ前に必ず脈を見ます。手首の一本の血管から3種類の脈を読みとるのだそうです。私の脈をみて、「水分とってるかな?トイレもあまり行かない方でしょ。」とズバリな指摘を受けました。水分摂取を怠っていたため、血液の循環が悪いようです。気をつけよう、水分のとり忘れ。
ちなみに体にいちばんいいのは白湯を飲むこと。朝、起き抜けの白湯の一杯は血行を促し、ダイエットにもいいのだそうです。ダイエットの文字に鋭く反応したオーバリーでございます。
確かに、マッサージなどに行くと、施術のあとに白湯を出されることがあります。
時代劇とかで貧しいおうちで白湯を飲むシーンがありますが、あれは、お茶なんぞを飲むよりも結果的には健康によいのでございますね。

08 10月, 2011

八王子手仕事アートマーケット

第二土曜日の今日は八王子手仕事アートマーケットでした。
八王子の富士森公園内の浅間神社境内の木立の中の気持ちのよいマーケットです。
アクセサリーを始め、毛糸の雑貨、手織りもの、銀細工、陶器、ガラス工芸、木工、家具、手づくりの服(着物地の洋服など)など、いろんな作家さんの作品が並びます。
ミニ盆栽屋さんや、マッサージ屋さんが出る事もあります。
食べ物屋さんも来ます。タイカレーのお店や、ベトナム風サンドイッチ屋さんやカフェなどの可愛い外装のミニバンが揃います。私たち出店者も、今日何を食べるかを楽しみに行きます。今回、私はベトナム風サンドイッチ”バインミー”を食べました。お店の名前はPePeさん。笑顔のかわいいオーナー自らパン屋さんにあれやこれやと注文して焼いてもらったというこだわりのミニフランスパンに豚肉やオムレツをはさんだ2種類のサンドイッチ。友だちとひとつずつ注文して、半分こずつして食べました。デザートも絶品。こだわりの卵を使ったベトナム風プリンと梨と栗のココナッツミルクのデザート(名前忘れちゃった)の2種。これも両方、友だちとシェアし合って食べました。

次回は11月12日土曜日。マーケットの隣りでは収穫祭が催されます。太鼓やベリーダンスのパフォーマンスもあります。
写真の赤珊瑚のネックレスは、11月にベリーダンスで参加されるKさんにお買い上げいただきました。

07 10月, 2011

食べちゃった

一昨日頂いたチェコのお菓子、亀さんの方食べちゃった。しばらく飾っておこう、とか言いながら…。アートマンでのアクセサリー販売は今日で終わり、重い荷物を引きずって帰ってきたら、イラストの急ぎの仕事が入っていて、それをやるのになんかご褒美が欲しくて…。で、かわいい亀さんをご褒美代わりに食べたら、化学の味がした。見るからにそうだけど、日本ではたぶんもう使われてないだろうと思うくらいのケミカルな人工着色料の味。あ〜ん、食べずに飾りっぱなしにするべきであった。後悔先にたたず…。

今日、初めてアクセサリーを買っていただいた方は、つらいことがあって落ち込んでいるとおっしゃって、今の自分に合いそうな石でブレスレットを作ってほしい、というご注文をくださった。
人は誰でも、自己免疫力を持っている。これは肉体的なことだけじゃなくて、精神的にもそうだと思う。ただ、弱っていると、このまま立ち上がれないのではないかと思う時がある。
そんなとき天然石を見て、色と光を感じて、「きれい」と思えれば、人は大丈夫だと思う。時間はかかるかもしれないが、きっと立ち上がれる。(まあ、これは私自身に言い聞かせていることでもあるが…。)

明日はまた八王子の手仕事アートマーケットに出るので、朝早い。3時間睡眠かな。
明日の夜はたくさん寝るぞい。

06 10月, 2011

山珊瑚のペンダント

明日7日はアートマンの最終日。
お客さまがいない時は、展示してあるテーブルでアクセサリーを作ってます。
先日、年配のお客さまに「何か大きいヘッドのペンダントがあれば買いたい」と言われ、そういえば今回は大きいヘッドのがなかったので買っていただくチャンスを逃しました。途中まで作りかけてチェーンの部分のイメージがわかず、作業が止まっていた山珊瑚のペンダントを最終日までに完成しようと思い、再びとりかかりました。
本当は黒いヒモを編んだものを作りたかったのですが、黒いヒモを買いに行く時間がないので、メノウをあしらったチェーンにしました。チェーンも全部、ワイヤーから手づくりしています。

珊瑚は昔から魔除けや、落雷や火事から身を守ってくれるお守りとして使われてきました。出産のお守りでもあります。血の赤に通じることから、生命力を高めるという意味もあるようです。
珊瑚以外でも、赤いものを外から見える見えないに関わらず、身につけると魔除けになる、というのを聞いたことがあります。ちょっと気の張る相手(仕事先など)と会うような時、私は赤いスカーフをして出かけたことがあります。

山珊瑚のペンダント。さて、どなたか反応を示してくださるか…。

05 10月, 2011

チェコのお菓子

以前、私がイラストを描いていたある雑誌の編集部で働いていたSさんが、アクセサリー販売しているアートマンに陣中見舞いに来てくれた。
お土産はチェコのお菓子。彼のチェコ人の友人が送ってくれたそうだ。チェコのアニメーションを彷彿とさせる可愛さ。2年前にチェコに行った時は、こんなお菓子があることに気がつかなかった。味はまだわからないけど…。
可愛くて食べるのはもったいないから、しばらく飾っておこう。奥の赤いパッケージのお菓子は見た目はなんてことないけど、食べてみたら意外にも美味しかった。とても軽くて、口に入れたらフワッととける感じ。味も、甘すぎずgood。今度チェコに行ったら、探してみようかな。

Sさんと一緒に働いていたのは13年も前のこと。当時一緒に編集部で働いていた人たちは、今は全員バラバラで、若くして亡くなった人もいる。編集部に残ってるのは当時のメンバーでは一人だけ。13年もの間には皆、何かしらある。幸せなことも、辛いことも。ちょうど今、仕事に行き詰まって苦労してる人もいるようだ。Sさんはこの13年の間には、彼なりにどん底を見たこともあるらしく、「もうコワいもんはないですよ。」と言っていた。辛かったんだろうけど、それはある意味、これからは強みになるんだろうな。
販売終えたあと一時間足らずの間、お茶を飲みながらそんな話しをした。これからの十年はどうなるんだろう…。
雨の中の陣中見舞い、ありがとう。

04 10月, 2011

リング

最近、リングを作るのが楽しい。今月のアートマンの新作は、ワイヤーで天然石の大きさに合わせて輪を作り、そこに大小の天然石をはめ込んで、ワイヤーで留めたもの。シンプルな作りだけど、大小の輪の並び方と、ワイヤー色と天然石の色合わせとで、豊富なバリエーションが楽しめる。
今日リングを二つ買ってくださった方は、「トルコ石が好きなの」と言いながらも迷いに迷って、二つともトルコ石の入ってないのをお求めくださった。また、リングの輪は太いワイヤーに細いワイヤーをコイル状に巻き付けて作ってあり、その方は「あ、これは指を締めつける感じがなくていいわね。馴染みがいいわ。」と言ってくださった。(写真は、ペリドット、水晶、ルビーインゾイサイト、アマゾナイト、ヒスイの5種類の石を使用。グリーンのバリエーションが楽しい。)

写真のトルコ石が入っているリングは、初日にお客さまのオーラソーマの鑑定で出た色に対応する石であるトルコ石とガーネットに合わせて作ったもの。(写真は、トルコ石、ガーネット、インカローズ、アマゾナイト、ローズクォーツ、フローライトの6種類の石を使用。)

今回7日までの販売が終わったら、次のアートマン出店は12月1日からの7日間。12月の誕生石はトルコ石なので、トルコ石のシリーズを多めに作ってみるつもり。クリスマス月間でもあるので、天然石で組んだ十字架も揃えます。
ちなみにトルコ石は旅のお守りとして古代から使われてきた石で、危険や邪悪なものから持ち主を守るといわれています。

03 10月, 2011

米が (:_;)

手づくりアクセサリーの販売を11時から9時までして帰って来たら、叔母から米が届いていた。米の他に、乾麺やお菓子が入っている。ああ、持つべきものは叔母さんだわ〜、と思いながら、本日売り上げゼロだった慣れない販売の仕事の疲れも少し和らぐようだった。(*'ー'*)♪
ちょうど米が切れて、叔母からの「米送る」の予告から一週間米を買わずに我慢していた私は、久しぶりにご飯が食べれるわ〜、といそいそと段ボールの箱から米の袋を引っぱり出したその瞬間、ザザーッ!と米が玄関から廊下にかけてぶちまけられて…。(゚ロ゚;)
一瞬、意味がわからなかった。( ̄■ ̄;)!?
袋には米は4分の1しか残ってない…┌┤´д`├┐。米の袋を見たら、袋の上部が20センチほど切られている。切られた口の方は、下に折り込んで箱に入れてあったためにわからなかったのだ。最近、忙しくて廊下を掃いてなかったので、ホコリの混じった米を半分拾ったところで、どっと疲れた。イライラした気持ちを落ち着かせようと米と一緒に入っていた菓子(シリアルを固めたような甘い菓子)を食べたら、ちょっと古びた味がした。左手に持ったかじりかけをなにげに見たら、なんか白い糸を引いている。( ̄ー ̄?).....??
カビ?( ・◇・)?(・◇・ ) 
夏場に米につく小さい蛾のような虫の幼虫がそこにたくさん巣食っていたのであった。

お・ば・さん…、なんでですか…? (*・ε・*)

想像するに、米だけだと箱の隙間が大きいから、いろいろ詰めてくれたのだろう…。乾物だけじゃ、まだ隙間があったんだろう。あ、引き出しにお菓子もあったわ、と思い出し、ロクに状態も確認せず、入れたんだろう…。叔母の姪を思う気持ちはとても嬉しく、送料まで出して送ってくれたんだから有り難いんだけど、この事実をどうしても伝えたくて電話した。
最初、感謝の気持ちを伝えたあと、 「お菓子、虫のついとったよ。」 叔母「ええーっ?ビニールに移し替えて、ちゃんと乾燥剤も一緒に入れとったとよ。」  「ばってん開けてから2〜3ヶ月くらい経ったやつやろ?」。    叔母「あ、…そうね。うん…。」 やっぱりかー。そして本題に。
「米の袋切った?」
叔母「うん。だって、10キロのうち、うちも半分欲しかったけん、あんたの分を空いた米袋に移し替えたとよ。」
「じゃあ、なんで、ガムテープで口ふさいでくれんかったと?米、箱から取り出す時、ぶちまけたっちゃけど。」
叔母「あらー、なんでそーっと取り出さんやったとね?」
「袋が切れとるなんて知らんもん。重いっちゃけん、思い切り引っぱり出すに決まっとるやん。いつもは厳重に二重に包んだりしてくれるけん、袋が切れたままなんて想像もせんよ。」
叔母「疲れとったもん…。」
「なんで疲れとったらガムテープが貼れんと?もう…(・x・ ).o0○。ばってんが、感謝しとります。ありがとう。」と、途中で叔母を責めてる感じがし、叔母が可哀想になって感謝の気持ちで締めくくった。

いつもより念入りに洗って炊いた久しぶりのご飯はおいしかった。食べ終わったら12時半になっていた。ヾ(´ε`;)ゝ
この日記を書いていたら、追い炊きしていた風呂の湯が沸騰していた…(┯_┯) 
こんな日もあるさ…。明日も、がんばって行こー…く( ̄△ ̄)ノ。叔母さん、ありがとー。

01 10月, 2011

光があそぶ

長崎の五島列島で教会巡りしてるときに撮った写真。(どこの教会か忘れたけど…。)
日中にステンドグラスがある教会を訪ねると、ステンドグラスから差し込む光が、教会の中で遊んでいるように見えることがある。日本のお寺では見られない光景。
キリスト教は光と影、天国と地獄、善と悪、天使と悪魔、というような常に反するものとの関係で成り立ってるような気がする。



7日まで府中アートマンで手づくりアクセサリーの販売。イラストの仕事も同時に入って、超睡眠不足。閉店後、友だちと夕食食べたら、食べ終わる頃には半分寝ていた。

30 9月, 2011

ティハール in Nepal

〜光のお祭り〜
世界遺産の街バクタプルでのティハールの夜。
10月半ば〜11月半ばの、新月の二日前から4日間もしくは5日間続くネパールのお祭り。今年は10月25日から28日までの4日間。これはヒンドゥー教の女神ラクシュミを迎えて祀る行事だ。
ネパールでは日常的に計画停電がなされており(ネパール人は馴れたもので、停電したらすぐにロウソクに火をつけて、さっきまでやっていたことを続けている)、停電中なのかわざと電気を消したのかわからない街角にロウソクの火がズラリと並び、それはそれはロマンチック。
私が最後にネパールに行った10年前の様子しか知らないんだけど、最近は電飾で飾り立ててるらしい。私は、ロウソクの方が好きなんだけど、10年たつと随分変わるのだな…。
家々の入り口には、女神をお迎えするためのきれいな模様が施され、女神に家の入り口を示すかのように、ロウソクが灯されていた。また、人も家もマリーゴールドの花で飾られ、犬や牛もマリーゴールドの花輪を首にかけている。
祭りの説明はこちら→http://www.page.sannet.ne.jp/t-hata/roki/textbook/tihar00.htm

もし、ネパールに今後行く計画があるなら、このティハールの頃を狙って行くといいかも。私が初めてネパールに入った日が、このティハールの祭りの夜で、カトマンズ空港から市内へ向かうタクシーの中からこの光景を見て、映画のセットの中にでも迷い込んだような錯覚を覚えて興奮したものだ。ネパールには本当の夜がまだあり、ネパールから(ヨーロッパからであっても)日本に帰ると、日本は無駄に明るすぎると感じる。
ネパールで山がよく見え、トレッキングなどの観光のベストシーズンが9月〜11月くらいでもある。日本では最近、山ガールというしゃれた名前を聞くようになったけど、山ガールの皆さん、是非ネパールへ。昔の歌に〜♪山男にゃ惚れるなよ♪〜とあったけど、ネパール人の男にゃ惚れるなよ〜、と今ならオーバリー姐さんは小声で歌うかも…。

もし個人旅行で旅行期間中に祭りが入る場合は、祭りの間役所や銀行などは休みになるので、トレッキングする人は祭りの前に手続き(トレッキング許可証が必要)を済ませないと、山に入れなくなるのでご注意を。

29 9月, 2011

木を植えた男

10月3日まで東京は木場の東京現代美術館で開催中のフレデリック・バック展の会場でも全編見れる「木を植えた男」。
映画館で見るか、DVDを借りてテレビで見るのが一番いいのですが、その条件がかなわない場合は無料動画もあります。ただし、画像は粗いので、オリジナルの美しさは堪能できないかもしれません。でも、とてもいいお話です。いつの世にも問われる普遍的なテーマがあります。
http://video.fc2.com/content/20100706xxTmE5pt/

MONKEY MAJIKと「木を植えた男」のコラボの ミュージックビデオも6月に出ています。
http://www.youtube.com/watch?v=3e-ZiAXkfd0

荒れ果てた大地をまたよみがえらせようとする「男」に、被災地の、ひいては日本の再生を重ねてしまいます。絵本もオススメです。
カラーのがフレデリック・バック挿絵の日本語版。
モノクロの木版画の表紙のはアメリカで出版された
英語版の”The Man Who Planted Trees”
いつ、どこで買ったのか忘れたけど、見開きごとに挿入
された木版画に魅かれて買った。F・バック挿絵版より
文章量は多いので、これが原作だと思う。

28 9月, 2011

原発シンジケート相関図

友だちがツイッターで、この相関図がおもしろい、とつぶやいていたニュークリアシンジケート図解。
図にすると、とってもわかりやすいね。東京大学も寄付金もらっていたとは知らんかった…。
最高裁判事まで関わっていたとは…。
右アドレスをクリック!→ http://twitpic.com/6kpalx/full

27 9月, 2011

海に浮く風車

2008年に発表されていた大型洋上ハイブリット発電。九州大学チームが研究している。
なんだか、いい感じ。
発電コストも安く、原発一基分の発電量も可能になるという、夢のようなプロジェクト。東芝、日立、三菱の原発輸出企業は原発の輸出から、この洋上発電のような自然エネルギー発電装置の輸出に切り替えることはできないのかな?随分前から、この洋上発電にしろ、地熱発電にしろ、自然エネルギーの可能性についてはかなりのところまで研究されてきており、原発に注ぎ込む無駄な巨額のお金(自治体が無駄遣いする原発補助金の半分でもいいから)の一部をこちらの研究開発にまわしておけば、震災のあと、すみやかに自然エネルギーに移行できたろうに…。利権とは、人類に有益なものを排除してでも、手に入れるべきものなのだろうか。
ちなみに、すいぶん前から危険と言われていながらやめる気配のない高速増殖炉の開発研究に今までにかかった費用は、2兆1千億円を超えた。
「もんじゅ」で去年起きた炉内中継装置の落下で、その撤去にかかった費用は10ヶ月間で17億5千万円。「もんじゅ」は1995年に起きたナトリム漏れの事故以来16年間も停止中だが、運転中止中でも冷却にかかる電気代など維持費が1日5500万円!かかるのだそうだ。これは全て電気代と国費でまかなわれている。
これらの湯水のような巨額な費用を、はやく自然エネルギー開発にまわしてください…。

洋上発電の詳しい記事はこちら。 

もんじゅ関連記事(Wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/もんじゅ

26 9月, 2011

あなたが寝てる間に









【作品詳細】
category :鉛筆画
materials:鉛筆画+CG



人は眠っている間に、体と心のメンテナンスをしているのだそうだ。
ギリシャのキプロス島に住んでいたあるヒーラー(彼は毎日世界中から助けを求めてやってくる人たちに無料でヒーリングを施していた)の遺した教えの中に、ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルという大天使が私たちの睡眠中に、その日私たちが作ったダメージをゆっくり治してくれる、という記述がある。だから睡眠は大切なのだ、と…。
私は結構宵っ張りで遅くまで起きているから、睡眠をおろそかにしがちだ。先月くらいから、ちょっと体に気になるところも出てきた。寝る前に大天使にお願いして、治してもらえるだろうか…。これは、科学では検証のしようもない、それこそ夢物語だけれど、私は信じたい。

大天使の名前は、どれも最後に「エル(el)」がつくが、調べてみたら、「エル」はヘブライ語で「神」を意味する言葉。7人いる大天使の中で四大天使のそれぞれの名前の意味は、ミカエル=神に似たもの、ガブリエル=神の英雄、ラファエル=神は癒す、ウリエル=神の光。
大天使はユダヤ教、キリスト教だけではなく、イスラム教の世界にも存在する。
預言者マホメットにコーランを口頭で伝えたのが、ガブリエルとされている。

あ…、ふと思い出したのだが、昔実家で飼っていた犬の名前はエルだったなー。
私はエル(=神様)と散歩したり、ちょっかい出したりしとったんじゃね…。

25 9月, 2011

ひじきサラダ

友だちに教えてもらったひじきサラダ。今年の夏はよく食べました。
乾燥ひじきは水で戻して、よく水洗いし、軽く湯通しするか、フライパンでから煎りします。(時間がないときは、水洗いしただけで加熱しなかったこともありますが、大丈夫でした。)
私は、冷凍枝豆をひじきと一緒に湯通しして、千切りしたきゅうりと一緒にひじきに混ぜます。オリーブオイルと梅酢(割合2:1)と醤油少々でつくったドレッシングをかけまわして出来上がり。梅酢のさわやかな香りが食欲を促進します。

夏の疲れが出やすい今頃にもおすすめの一品です。梅酢がなければ、ふつうのお酢でもかまいませんが、その時は塩を少し入れます。
ひじきはカルシウムが豊富で、日本人の体には牛乳でカルシウムをとるより、ひじきでカルシウムをとった方が吸収率がよい、とも言われています。

24 9月, 2011

クジラの夢

夜中にふと目が覚めると、髪を振り乱した幽霊のような人が窓にへばりついていました。
怖くて、叫ぼうとした瞬間、私は寝ていた部屋ではなく、外にいました。行ったこともないような見知らぬ場所です。そこはのどかな野原の一本道で、歩いていくと小さな湖が見えました。
湖には橋がかかっていて、橋はなぜか湖の中程までしかなく、歩いている人は橋の途切れたところから次々に飛び込んでいます。車も橋からそのまま湖に飛び込んでいました。でも、皆飛び込んだ後は泳いでいました。湖はにぎわってました。

久しぶりに色鉛筆で描いてみた。海の中を
表現するのは難しい…。
私は当時、泳げなくてプールに通って特訓中だったので、泳ぎに自信はなかったけど、皆が飛び込んでいたので私も橋から思い切って飛び込みました。
私は泳いでいました。水中にいるのに呼吸がとても楽です。すると、クジラが追いかけてきたのです。私は水中の深いところを必死に泳ぎました。「あ、私、泳げる。呼吸も楽だー。」と思いながら。
何度もクジラに追いつかれそうになりながら泳いでいたら、岸が見えてきたので、クジラを振り切って岸にあがると、岸のすぐそばに大きな家がありました。

すぐにその家から女主人が出てきました。
彼女は「あー、ごめんなさいねー。うちのクジラが…。」と言いながら近づいてきました。
ここの家のペットだったのかー、とちょっとビックリしながらも、休ませてもらうことにしました。女主人は「うちで休んでいってね。」と言って、私を立派な母屋ではなく、馬小屋に案内してくれました。馬小屋かー、と思いながらも、疲れていたので、私は干し草の上で寝ました。
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そこで目が覚めました。二十年も前に見た夢ですが、今でも憶えています。何回も思い出し、何度となく友人に話したからでしょう。一昨日、フレデリック・バック展ですばらしいクジラの映像を見て、久しぶりにクジラの夢を思い出しました。
さて、クジラは夢を見るのでしょうか…?

23 9月, 2011

けだるいランチ

以前お世話になった雑誌の編集長だったYさんから仕事の話しをいただき、打合せに行った。乗り換えはよくするけど、降り立ったことはまだ一度しかない武蔵小杉駅。
Yさんは二人のお子さんを持つ父親でもあり、東京での放射能汚染による子供達への影響を深刻に考えていて、年内にも岐阜に移住するつもりで物件を探している、と話していらした。親しい友人の口からも”移住”という言葉が出てくるようになったし、来年の今頃は私をとりまく状況は今とは全然違ったものになるのかもしれない。全く想像がつかない。
東日本大震災の”想定外”な出来事は原発事故にとどまらず、人々の人生に”想定外”な連鎖反応を限りなく起こさせていく。いつまでも止まらない核反応のようだ…。

打合せからの帰り道、そんなことをボンヤリ考えながら武蔵小杉駅に向かっていたら、道に迷って横道に入り込んでしまった。あ、道間違えた、と思った時、なんだかパッとしない外観のタイ料理店が目に入った。ガラス窓に目隠しでもするみたいにタイ料理の写真がベタベタ貼ってある。おなかもすいてるし、空腹のまま考え事しても気が滅入るだけだから、ここで食べていこうかな、とドアを開けた。
電気のついていない薄暗い店内には一組のカップルがいて、メニューを見ている。先客がいて少しホッとして、けばけばしいピンクのカバーのかかった椅子の間を抜けて奥の長椅子に座った。店員の姿が見えないので、キッチンの奥をのぞいたらスキンヘッドのタイ人がこちらを認めてそそくさと奥からランチメニューを持って来た。
どれも写真写りの悪い料理の中から、あまり当たり外れがないであろうグリーンカレーを選んでみた。最初は暗いと感じたものの、ほどなく目が馴れて店内の様子がわかるようになったら、もうそこは隅々までタイだった。店員はサービスのつもりなんだろう、タイのカラオケミュージックをかけてキッチンに引っ込んだ。

グリーンカレーにごはん、サラダ、春雨サラダ、スープ、デザート
がついて800円。白地に赤い字の「タイほんばりょうり」の

ノボリが目印。店の名前はムーハウレストラン
ランチフリードリンクと書かれたテーブルに飲み物を取りに行き、2種類の飲み物のうち、ちょっと迷ってレモングラスジュースと書いてあるやつにしたら、とてもまずかった。私のあとに、男性がドリンクをとりに立ったので「レモングラスはやめた方がいいですよ。」と声をかけたら、恐いもの見たさなのか一つはレモングラスジュースを入れて彼女に差し出している。彼女は口にした途端、顔を歪めて「まずいよ、これ〜。」と言って、彼のパイナップルジュースと取り替えていた。


少しうるさいタイ語のカラオケミュージック、カップルのなにげないやりとり、全ての椅子にかかったショッキングピンクのフリル付きカバー、壁にかけられたプミポン国王夫妻の写真、天井からたくさんぶら下がっているタイのお寺のような飾り。ああ、思い切りタイの大衆食堂だなー、ここは。
グリーンカレーは甘すぎて、私にはちょっとまずかったけど、今日は、きっとこれでいいのだ。
もう滅多にないかもしれないけど、次にまたひとりで武蔵小杉に降り立つことがあったら、またこの店に来るかもしれない。東南アジアのけだるさも持ち合わせた、ある意味で完璧な店だから。
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*食べログの評価はまあまあで、カレーを絶賛してる方もいます。味は、個人の好みなので、一度お試しください。タイらしさを味わうにはオススメの店です。ただし、レモングラスジュースは、味見程度にちょっとだけネ。

22 9月, 2011

フレデリック・バック展

〜木を植えた男〜

台風が近づく中、東京都現代美術館で開催中のフレデリック・バック展に行ってきた。風が強いと傘も役に立たないだろうと思い、100円ショップで買ったビニール製のポンチョを着てお出かけ。東西線木場駅から徒歩15分くらいの道のりを歩いている時から、風が強くなってきていて、展覧会を見ている間中、美術館の強固そうな建物の外から風の唸るすごい音が聞こえていた。そんな天気のおかげで来館者もまばらで、ゆっくり作品を見ることができた。
2900円のカタログを買うと、カードと虹色鉛筆一本が
もれなく付いてくる。
展示会場に入ってすぐはアニメーション映画「木を植えた男」の映像が流れており、立ったままでよければ全部見れる。移り行く自然の美しさは必見。ずい分前に映画館で見たけれど、何度見ても美しい。展示の最後の部屋には同じくアニメーション映画の「大いなる河の流れ」の一部が流れており、海中でクジラが泳ぐ場面のすばらしさに息をのんだ。
展示作品の量が莫大で、バック氏はまだ健在だけど、回顧展といってもいいくらいの見応えのある量。2歳のときに描いたという鉛筆画もあった(天才!)が、とにかく少年の頃から寝てる時以外は描いて描いて描きまくったんじゃないか、という印象を受けた。アニメーションを手がける前の作品は写実的な絵が多く、その卓越したデッサン力は、プロの絵描きの中でも断トツかと思われる。前半は色も暗めの社会派的な絵や風景画が多いのだが、炭坑や船着き場、ワイナリー、戦争の絵など、一見女性には興味のないような絵でも視線を引き込むような力(構成力のようなものだろう)がある。静止した建物を描いていても、その中で視線が動くのだ。絵に動きがある、ということか…。それが、後半生のアニメーションの仕事をする上での強みになっているようだった。
アニメーションの作品の部屋になると、それまでの写実的な絵と打ってかわって、とても楽しい鑑賞の時間となる。色も華やかで、キャラクター達もかわいい。
「木を植えた男」は5年半をかけて2万枚という気の遠くなるようなセル画の大半をバック自身が描いているという驚きの作品だが、色鉛筆で何度も重ねて描いた優しいタッチは手描きでなくては出せない色合いや雰囲気を持っている。
絵の美しさと、確固とした社会的なメッセージの両方を持ち合わせた数少ない作家といえるだろう。必見の価値あり。フレデリック・バック展は10月3日(月)まで。

東京都現代美術館へのアクセス http://www.mot-art-museum.jp/access/index.html

帰りはJRがほとんど止まっていて、新宿までバスと地下鉄を乗り継いで、新宿では京王線が動くまで同行の友人と夕食をとって時間つぶし。いざ京王線に向かうも、入場制限中で改札口外側のコンコースは人でギュウギュウ詰め。電車に乗るのもひと苦労だったけど、F・バックの作品を見たおかげで心の中に優しい風が吹いていて、イライラせずに済んだ。優しい風、いつまで吹いていてくれるかな。
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東京の他には、来年3月17日〜5月27日まで札幌芸術の森美術館でも開催されます。
北海道旅行を兼ねて、F・バック展を見るのもいいかも…。
同美術館では、いろんなワークショップも開催されているので、観光とアート体験を組み合わせるのも面白いと思います。
参考:http://www.artpark.or.jp/lectures/craft/next.html