10 11月, 2011

碁石

ツルンとしたまるっこい石を見ると、アクセサリーにならないかと考えてしまう私だが、実家にある父の囲碁の碁石をふと思い出した。

男性なら、少年の頃に将棋か囲碁のどちらかで遊んだことがあるだろう。
私の父は、友人とよく碁を打っていたし、伯父とその息子であるいとこはいつも将棋をさしていた。小学生のとき、その同い年のいとこが将棋をしようと誘いかけてきて、私は動かし方以外よくわからんし、すぐ負けるから、と言うと、いとこは自分の駒を数個だけにしてくれるのだが、やはりすぐに勝負がついてしまい、私はそんないとこを尊敬したものだ。
囲碁の方は、父が教えてくれようとしたこともあったけど、結局ルールが飲み込めず、あきらめた。

私の友だちのお兄さんがプロ棋士だそうで、対戦以外の仕事としては、囲碁の個人教授をされてるようだ。その教わる人たち、っていうのが政治家が多いらしい。囲碁は政治家のたしなみのようなものなのか…。
誰から聞いたか忘れたけど、囲碁と将棋とでは、囲碁の方が格式が”上”なのだそうだ。ネット検索してその理由を探してみたがわからなかったので、門外漢の小さな脳みそで想像するしかないが、政治家と格式はなかなか結びつかないな…。

囲碁は将棋ほど勝負がはっきりしないものだということもネットで読んだが、戦争的なイメージ(将棋の起源は賭博だったらしいことも書いてあった…)の強い将棋よりも、具体的な戦いを前面に出さないイメージの囲碁の方が政治家(彼らも白黒はっきりしないしね)の社交に適しているのだろうか…。

年末、実家に帰ったら、ちょいと父に囲碁の手ほどきをしてもらおうかな…。ボケ始めた頭の体操にもなるかもしれぬ…。



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参考サイト
●黒木碁石店 ----- http://www.kurokigoishi.co.jp/index.html
このサイトで初めて知ったのだけれど、白の方は石ではなくて蛤(はまぐり)の貝から作られているのですね。職人さんがひとつひとつ仕上げているそうです。
このサイトを見て、碁石でアクセサリーを作ってみたいと思ったオーバリーです。