03 12月, 2014

12月のアートマン

12月の府中アートマンの出店、始まってます。
7日までです。暖冬かな、と思っていたら、急に寒くなりましたね。

偶数月の頭の出店と憶えていて来てくれるお客様も何人かいらっしゃいます。
座る場所もないので、ほんの数分の立ち話だったりしますが、立ち寄ってくださるだけでも嬉しいものです。

プライベートでシンドイことがあっても、アートマンでお客様とお話したり、制作に熱中することで、助けられてる感じがします。
今までも、仕事が私をどん底巡りから助けてくれたことがあります。金銭的にではなく、精神的に。
特にアクセサリーの仕事で。それこそ石のパワーかもしれない、と思います。

28 11月, 2014

赤い糸

人と人の間は恋愛関係以外でも赤い糸でつながっていると思うのだが、その赤い糸は、ある日突然切れてしまうものだと実感する出来事があった。
お気に入りの洋服のボタンの糸が、ある日突然切れてしまうように、お気に入りの赤い糸も突然切れてしまうのだ。
好きな洋服を着れば着るほどボタンの糸が弱っていくように、人と人の間の赤い糸も相手との付き合いを深くする分、糸にかかるストレスは強くなる。
糸は細いたくさんの繊維を撚(よ)り合わせて一本の糸になっているが、赤い糸も同じだ。
私たちが糸が切れかかったボタンの糸の補修をするように、人と人をつなぐ赤い糸もすり切れてはつなぎ直してつながっている。

今までは糸が切れれば、あわててつなぎ直していたのだが、私の中でプツンと切れてしまったその糸を、目をこらして、細い繊維の一本一本をつないで撚り直す元気はもうない。つなぎ直す替わりの糸も見つからない。

きれいだと思っていたその糸は、実は切れかかっていたことに、私は気がつかなかった。
ひどく寂しいが、仕方がない。
糸はこちらからの力だけでつなぎ直せるものでもない。お互い信じ合えなければ、つなぎ直せない。
ひどく疲れてしまった。

26 10月, 2014

現役レトロオーブン

友達からジャガイモをたくさんいただき、また別の友達から立派なブロッコリーをいただいた。私はとろけるチーズとパスタソースを買って、ジャガイモとブロッコリーのチーズ焼きを作った。
このオーブンは4年前に亡くなった友人からもらったもの。コンロなどの火の上に乗せて使う、原始的なタイプのオーブンだ。
電気で動くオーブンレンジは持ってはいるのものの、オーブン機能ではちゃんと焦げ目がつかないなど、なんだか使いこなせず、ほとんど使ってないが、このレトロオーブン(正式名:PEACE751)は意外に使い勝手がよく、これでピザやスコーンを作ってきた。。
一番気に入ってる点は、電気がなくても何かしらの火があれば使えるところ。七輪の火があれば調理できるというから、キャンプや災害時に活躍する。

本体についてる温度計は壊れていて、温度や焼き具合は目視で確認。焼けてくる過程をガラス越しに見るのが楽しい。
これをもらったのは友達が新しいオーブンレンジに買い替えるときで、その時点で”40年くらい前の(彼女の)両親が新婚の頃の”と言っていたので、もう50年くらい経ってるのかな?
アンティークと言えるのは50年以上のもの、と言うから、これはもうアンティークと言えるだろう。
このオーブンを使うたびに亡き友人を思うのである。

お菓子を焼く女性などには幻の名品となっているようで、ヤフオクで割といい値段で売買されている。
http://aucfan.com/search1/q-~c5b7b2d020a5aaa1bca5d6a5f3/s-mix/

23 10月, 2014

犬が三毛の一族

徹夜仕事をするとき、音楽をかけたほうがはかどる時がある。
でも何でもいいわけじゃなくて、はかどる曲とはかどらない曲があって、はかどる曲を探すのに時間かかったりして、仕事がはかどらなくなる。
というわけで、今夜のはかどる曲はなぜか「犬神家の一族〜愛のバラード」だった。
最近スカパーで映画(勿論、古い方)見て、懐かしくて、いつも口ずさんでる。

ちなみに、私のパソコンで「犬神家の一族」と文字を打つと「犬が三毛の一族」と変換される。親犬も子犬たちも三毛のファミリーなのか、本家も分家も三毛の犬を飼っているこだわりの一族なのか…。パソコンってたまに笑わせてくれる…。
こんな夜中にそんなこと書いて、ひとり笑う私はバカですか。
仕事早くやれっちゅうに〜。

Youtubeでさがしたら、いくつかあった。名曲だと思う。
ジャズバージョンもあったりしてかっこいい。クラッシックギターもすてき。
サウンドトラック(昭和の匂い。レコードジャケットもステキ。)
         :https://www.youtube.com/watch?v=hOMzuz_JYwE
ギターソロ(映画のシーンが目に浮かぶ。美しい…
         :https://www.youtube.com/watch?v=1FyuClS-Ttk
ジャズバージョン(作曲したご本人の演奏)
         :https://www.youtube.com/watch?v=jsRpVOZM8TM

21 10月, 2014

大人のまんがパーク

今日、午前中にイラスト訂正(完成したイラストのトナカイを馬に描きなおした)と、新規イラストのラフ(クライアントに見せる下描き)を提出したら、午後は時間が空いた。明日からはイラストのラフを本描きする作業が1週間続くので、出かけるなら今日しかない、と思い、またまんがパークへ。「ツタンカーメン」の残りを読むのだ!
今日は平日。お子ちゃまたちは、いない。学校が引けても、今のお子ちゃまたちには塾や習い事などがあるから忙しいよね。この前は週末だったから200人近くいたけど、今日は30人もいただろうか。平日はおとなのまんがパークだね。

人気の箱部屋はほぼうまっていたけど、それ以外のスペースには数人いるだけ。空いてる箱を見つけて、そこに「ツタンカーメン」を2冊持ち込み、読み始める。
ここ数日寝不足のためか、たいした文章量じゃないのに人物名がなかなか頭に入ってこないし、しばらくすると眠気が襲ってきた。いかんいかん、これじゃ2冊読破(というほどの量じゃなし)できない。
カフェテリアに美味しいとウサワのオレンジジュースを買いに行き、それを箱部屋に持ち帰り、飲みながら読んだ。目の前で作ってくれる絞りたてのジュースは、オレンジのつぶつぶが入っててウマイ。300円。
結局、2冊のうち最後の半分を残して閉館時間となり、退出。
また来るわ〜。
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古代エジプトの壁画や遺物などで見たことのある、あのアイラインを濃く入れて目の下にヒゲみたいのが出てる独特の目は、ウジャトと呼ばれ、スカラベ(昆虫:糞ころがしをかたどったもの)と並ぶ強大な護符のひとつだそうだ。
いちばん有名な神様がオシリス(夫)とイシス(妻であり妹…)で、オシリスは弟のセトに殺される。オシリスの息子ホルス(頭がハヤブサ)は父の仇・セトと闘い勝利するが、闘いで片目を失う。しかし、失った目を天から授かり、それは万能の目として復活のシンボルになったという。それがウジャト。

マンガ、勉強になるね…。

20 10月, 2014

お久しぶり

以前、レギュラーで毎月イラストを描いていた雑誌で知り合った、デザイナーNさんと4〜5年ぶりにお会いしました。最後に一緒に仕事したのが、私が絵を描いて、Nさんがデザインをしたこの絵本。
お互い雑事に追われて、仕上がった本をいただく機会がなく今日まで来たのですが、やっと本をいただいて、数年ぶりに見る自分の絵が新鮮に映りました。Nさんのデザインが、原画を実物以上に引き立ててくれてます。
今は絵を描くためのPCのソフトが充実してきているとはいえ、それを使いこなせないアナログ人間の負け犬の遠吠えかもしれないけど、やっぱり手描きの味はいいなあ、と思うのです。
広島のライオンズクラブが記念イベントに関連して
作った絵本。盲導犬を広めるための啓蒙活動の一環
として会員に配られたもので、非売品。子犬がどのよう
にして盲導犬になるかを絵本にしたもの。
富士宮市にある盲導犬総合センターに、Nさんの取材に
同行もした。子犬たち、かわいかったな〜。
手で描くことの良さは、思った通りにならない、ことかもしれません。
思ったことと違う結果(たとえば思ったのと違う色が出たり)になることで、脳は激しく働き、新しい選択肢を瞬時に探そうとするからです。
一方、PCは思ったことの通りの結果に近づけるには最適の道具です。ちょっと描き間違えても、すぐ元の状態に戻せるし、ごまかしや修正にも便利です。ただ、”意外な効果”は私にとっては出にくい道具です。

また絵筆や鉛筆を手に持って、紙の抵抗を感じながら絵を描いてみたい、と思いました。仕上がった絵本をすぐに渡せなくて、申し訳なさそうなNさんでしたが、今だからこそ自分の手描きの仕事を見て再発見するところもあり、感じるところが多かったと思います。封筒に入れてメール便で送れば簡単に渡せたのに、それをせずに手渡しで思いを伝えてくれたNさん、ありがとう。

18 10月, 2014

立川まんがパーク

国立駅で見つけたフリーペーパーの記事で知った、”立川まんがパーク”に自転車で出かけた。
少女時代にマンガを買えなかったこともあり、普段マンガはほとんど読まないが、まんがパークには絵本もたくさんあるというので、行ってみた。

人気の秘密基地的箱は二階建て。完全に密室にならぬよう、
配慮されている。寝転んだら一人分、座って二人入れる広さ。
この写真の向こう側のスペースには3万5千冊の
マンガが、貴方を貴女を待っている〜。
靴のロッカーに入れる400円(子供200円)が入場料。ロッカーの鍵を改札にタッチして入場(再入場不可)。中は明るく、木材をふんだんに使ってあり、赤い座布団がアクセントになってかわいい。
床は畳敷き。人の通行の邪魔にならなければ、どこに座っても、寝転んで読んでも、飲みながら読んでもいい。特徴が、押し入れのような箱。
箱に入る時、なんだか秘密基地のようでワクワクした。ここにすっぽり入って読むと落ち着く。さすがにこの箱は競争率が激しく、それを予想して、開館の時間からそう経ってない時間に入館したけど、どうにか1個空いていた。
外から見ると、子供も50を過ぎたくらいのおじさんも木箱の中に座ったり寝転んだりして読んでる姿は微笑ましい。
土曜日とあって、午後は箱は満室だったので、大きなテーブルで読んだけど、集中して読めた。午前中は絵本を、午後は山岸凉子の「ツタンカーメン」を2巻読んだ。同行した友人は、同じ時間で6冊読んでいた。早いなー。

小学生の娘と来ている父親もいたし、両親と子供の家族5人で来て読んでる人も居て、なんかいいなー、と思った。図書館では見られない光景だ。普段あまり話す機会のない父子の共通の楽しみができる場所、って感じ。

飲食物は外からの持ち込みはダメだが、中のカフェテリアのものなら、どこで食べてもいいらしい。セルフサービスでメニューはインスタントものだけど、その分各種250円〜300円とリーズナブル。ラーメンを食べてみたが、値段の割には美味しかった。
インスタント麺とタレとチャーシュー1枚、ほうれん草とメンマ少々が乗せられたドンブリをカウンターで受け取り、自分でお湯を注いで、レンジに入れてチンして完成。
レンジには、”たこやき”とか”パンケーキ”とかボタンに書いてあるところを押すんだが、「ラーメン」が見当たらず、ラーメンは…とつぶやいたら、そばに立ってた小学生が「ラーメンは麺類だからココ」と、”麺類”と書かれたボタンを教えてくれた。ありがとねー。
入り口に現在の入場者数が表示されていて、私が退出するときは189名でその半数以上が大人でありました。
「ツタンカーメン」の残り2巻を早く読みに行きたいオーバリーです。

まんがパーク取材記事http://portal.nifty.com/kiji/140625164467_1.htm

17 10月, 2014

なんちゃって本格的カレー

本場のカレーを食べたかったら、スパイスを数種類買って、ブレンドして炒めればいいのだろうけど面倒くさいし、ひんぱんに作らないとスパイスは消費しきれない。
タマネギのみじん切りを飴色になるまで炒めるのも、面倒くさい。
なので、私は既成の製品を使って、なんちゃって本場風カレーをよく作る。

マイルドを消費しきった後、試しにホットを
買ったが、私にはちょっとクセが強いと感じる。
インド産かと思いきや、イギリス産。イギリスには
インド人の移民がたくさん居るからね。ひと瓶600円
ほどだが、一度に大さじ1くらいしか使わないので、
けっこう保ちます。
使うのは写真のカレーペーストS&Bのレトルト「キーマカレー」
ペーストは、店頭では首都圏だとカルディで扱ってるようだが、ネットだとティラキタが1000円以上で送料無料だし、楽天でも買える。ペーストは辛さが3段階(マイルド、ホット、エクストラホット)くらいあるが、私はマイルドがちょうど良いと思う。
レトルトは大手スーパーにはだいたいあるし、ネットでも買える。

●まず、好みの野菜(トマト以外)と肉を炒める。(野菜を炒める前に多めの油でクミンシードを焦げない程度に炒めると、より本場に近い香りがする。べつに、なくてもいいし…。)
●カレーペーストを加え、からめながら炒める。
●最後にトマトを加えて炒め、塩味を調節。
●鍋にレトルトをあけて、そこに炒めたものを入れて火にかける。水分は野菜から出るので、特に入れる必要はないが、お好みで…。水を多めに入れて、スープカレーにしても美味しい。これは、煮込む必要はない。野菜と肉に火が通ればOK。だから、早いときには切り始めてから30分ほどでできる。

以上のように作ると、レトルトは一袋でも二人分になります。
野菜は何でもいい。私が好きな組み合わせは、(鶏肉+トマト)は必ず入れるのだが、それに加えて、(ナス+インゲン+しめじ)、(ナス+タケノコ+ピーマン)、(カリフラワー+ジャガイモ+インゲン)、(カブ+キャベツ+ジャガイモ)、(ダイコン+インゲン+小松菜)などなど。
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あるレトルトカレーを探して検索していたら、これにひっかかった。なんじゃコレ。
どんなお味か食べてみたいのぉ〜。
http://caligari.shop-pro.jp/?pid=58555855
そして探していたレトルトは見つからず。以前セブンイレブンで売られていたと記憶するが、私が食べた中で一番本格的で美味しいレトルトカレーだった。インド人の女性の名前がついていたんだが…。その女性のオリジナルレシピだったと思う。

16 10月, 2014

映画「こころの湯」

〜今週の名画座・キネマ大羽〜

19年前に初放映されたNHKドラマ「大地の子」で、主人公である中国残留孤児・陸一心(演じるは上川隆也)の育ての親を演じた中国の名優・朱旭(チュウ・シュイ)が大好きだ。
ツタヤでDVDを物色していたら、ふと目に入った中国映画「こころの湯」。朱旭が出てると知って、早速借りた。

これは、北京の下町にある銭湯が舞台。
知的障害者の息子とその父親(朱旭)がふたりで銭湯を切り盛りしている。そこにやってくる個性的な町の住人たち。彼らが織りなす人情あふれる日々を描いた作品だ。
涙あり、笑いあり。朱旭は「大地の子」の時と同じく慈愛あふれる父親を演じている。
台詞が無くても、そこに座っているだけで、画面から情感が漂ってくる。
日本の俳優でいえば、そうさなあ、若い方はご存じないと思いますが、今は亡き加藤嘉かなあ。お顔もソックリです。

中国というと、政治的な報道が先にたったり、中国人観光客などのマナーをやりだまにあげたり、で、もともと持っている文化の高さなどが語られることがなく、残念な昨今。
中国人のマナーの悪さを言うのなら、かつて日本の農協のツアー客も海外でマナーの悪さをふりまいていた時代があったという記憶が頭をよぎる。

とにかく、中国人への親しみがわく映画だ。こんな銭湯があるのなら、中国に行ったらぜひ銭湯へ行ってみたい。

日本の銭湯とは、また少し違う銭湯文化がおもしろい。
垢擦りがあったり、マッサージ師が常駐したり、客同士でコオロギを闘わせたり。

ただし、この映画に出てくる銭湯は男湯専用で建物内に女湯はない。中国では男湯と女湯は別々の場所にあるのかな?
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予告編は見つけきれなかったが、Youtubeで映画の一部が見れる。
https://www.youtube.com/watch?v=WLKbIWhbCJw&list=PLE13BB2FD456F7311
(音声は中国語で、中国語の発音字幕と英語の字幕がついたもの。中国語の勉強用になっている。こま切れだが自動的に次々に見れる。)
疎遠にしていたエリートサラリーマンの長男が、父親が危篤だと勘違いして帰ってくるところから映画が始まる。

15 10月, 2014

美しい手

8月のアートマン出店の折りに、たまたま立ち寄られたお客様がリングをいろいろと試していらっしゃいました。

その手があまりに美しかったので、写真を撮らせてもらいました。

相手が男性であれ、女性であれ、手に魅かれるということがあります。
特に電車に乗っているときなど、手に目がいくことがあります。

そんな手を引き立てるリングが作れるようになればいいな、と思いました。

私の手(指)は、…大根です…。

12 10月, 2014

逃げないこと

7日までの出店の間、今までの最高齢のお客様がいらした。
逃げても、なかったフリしても、ソレは
どこまでもついてくる。放っておけばおくほど、
借金とおなじく、ソレは大きくなっていく。
わかっちゃいるけど、なかなかネ……。
(photo:伏見稲荷大社in Kyoto)
小柄ながらも背筋のしゃんとした89歳のEさん。
Eさんはリングをいろいろはめてみては、その間におしゃべりされて、私はEさんの山あり谷ありだったであろう人生のほんの一部の物語を聞くともなしに聞いた。

「まあいろいろあったけど、ひとつだけ言えることは、”逃げない”ことよ。」
「今、なんでこんなことでツラい思いしなきゃいけないのかしら、って思っても、無駄な経験って一つもないんだから…。」
と、ご自身の経験から裏打ちされたコトバは、ありがたく私の五臓六腑に染み渡った。

そんな話をしながら、たくさん試着を楽しんで、Eさんが選ばれたのは、きれいに光る一粒のラブラドライトのリング。

ラブラドライトの石の意味は「潜在的に抱えている問題を顕在化させ、魂の成長を促す」という、ある意味、厳しい師のような意味合いを持っていて、「逃げないこと」と言われたご自身の言葉そのものの石を選ばれたことになる。

09 10月, 2014

宣告

長崎県の無人島・野崎島の教会。今年5月に伯母と
従姉妹と3人で行った。また、伯母を連れて行きたい。
仲良くしている伯母に、膵臓癌が見つかった。
「腫瘍の大きさは28ミリ、ステージ4A。この数値だと、平均余命13ヶ月なんだって…。」と、従姉妹が電話口で感情を押し殺すように、医者から渡されたデータを読み上げた。

今は、本人に癌の告知をすることは当たり前になった。
私の父も2年前に2センチの腫瘍が見つかったが、手術が難しい場所であることや、痛みなどの症状がないこと、そしてこの2年間3ヶ月おきの検査で大きさには変化無く、転移も見られないため、治療はしてない。
父は検査から帰ってくるたび、「今回も死刑宣告を逃れたな」と言う。

伯母の場合は、何年も前から背中の痛みを訴えていて、それが内臓の痛みだとは思いもよらず、転んで背中を打ったことの後遺症だと思っていたことが、発見を遅らせた。

伯母には、私が乳児の頃から今に至るまで随分と世話になり、何の恩返しもできないままだ。私に何ができるのだろう、と毎日気がつくと考えている。

04 10月, 2014

奇跡のメダイ

アクセサリーだけではないかもしれないが、気に入ったものに限って、無くしてしまう。
今回、府中の出店で、以前お買い上げいただいたペンダントやピアスを無くされ、また同じものを作って欲しい、というお客様が3人いらした。

左が表、右が裏。表も裏も、奇跡のメダイのデザインに
は決まりがあり、それは聖母マリアの出現を目撃した
修道女がマリアから授けられたイメージを形にしたもの。
その中のお一人は、”奇跡のメダイ(または、不思議のメダイ)”のペンダントを再度オーダーくださった。
このメダイは長崎県平戸市のカトリック平戸教会で購入したものだ。
そのとき、売店の女性が「このメダイを買われた方が、交通事故に遭って、車は破損したのに怪我をしなかった、と言って報告に来られたんですよ。」と説明してくれた。

メダイを使って作ったアクセサリーはすべて売れてしまった。これが最後のメダイだったので、また教会に行かなければ…。(ネットでも買えますが、教会に足を運ぶことに意味があると思うので、行ってきますです。)

お三方とも、無くしても、また来店くださるほど気に入っていただいて、嬉しい限りです。ありがとうございます。
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奇跡のメダイは、どの教会でも売ってるわけではなく、聖パウロ修道会、女子パウロ会、サレジオ会が母体のショップで販売されてるようだ。

シャインマスカット

なんじゃこりゃ〜!!この味は〜!!(いい意味です)
初めての味。友人が差し入れてくれた社員マスカット(なぜかこの文字変換になる)、じゃなくてシャインマスカット。
プリプリっとした上品なフルーツゼリーが、わりとしっかりとムチっとした皮に包まれてるかのような、皮ごと食べられるマスカット。

遠い中東で自爆テロをする青年たちは、”聖戦(どこが聖戦なんだ!?)の果てに天国に召され、そこには72人の処女が待っている”と、教え込まれて、命を捧げるのだという。
それはコーランに書いてあるらしいのだが、コーランは抽象的な表現も多く、長い歴史の中での様々な人や地域によって、違った解釈がなされている(だからいろんな派がある)ようで、72人の処女なんてのは、神様がそんなこと言うわけないわけで、でも支配者にとっては兵隊を操るための都合のよい教えになっているのだろう。
で、近年、それが処女ではなく”白いぶどう”が正しい解釈だ、という学説も出てきているのだが、前置きは長くなったが、それが”ぶどう”であるならば、シャインマスカットこそ、色は違うけど”白いぶどう”に匹敵するのではないかと、私はシャインマスカットを口に含みながら、自爆テロをする青年たちを思い浮かべたのであります。

食べ物が乏しい砂漠で、「お国のために死んだら天国でシャインマスカットを好きなだけ食べられるぞ」という教えを信じ込んたら、私だって命捧げるかも?しれない…。
でも、それが72粒だったら、少なすぎて死ねない…。

03 10月, 2014

「ほぼ日手帳」デビュー

8月のアートマン出店のとき、スタッフのOさんが使い勝手がよさそうな手帳をお持ちだったので、「それ、良さそうですね。」と言ったら、Oさんはキラッと目を輝かせて、「これは糸井重里さんがプロデュースした手帳で、ほぼ日手帳って言いましてね…」と始まり、この手帳がいかに使いやすくて、デザインも機能的に凝っていて、何でも書き込みたくなる手帳だとういこと等々、熱く語ってくれた。

私にとって一番魅力的なのは、一日1ページが使えること。打ち合わせの内容や懸案事項、教えてもらった料理のレシピ、感動したコトバ、見た映画、アクセサリーやイラストのアイディアなど、何でも書き込める。
私のはavecカズンという種類。大きさは単行本サイズ。
1年が2冊に分かれている。カバーは表がブラック、
内側がオリーブイエローで、オシャレ。
ペンが2本挿せる。
Oさんの話を聞いていたら、私も欲しくてたまらなくなり、途中でもいいから今年のを売ってないかと調べたが、どこにもなかった。ただ、ヤフオクでは売っていた。
もう半年以上過ぎた手帳(中には前年のもあった)が定価に近いかそれ以上で落札されているのを見て、コレそんなにスゴイの?とちょっとびっくりした。

そして2015年版が、9月1日発売とあって、1日の発売時間のちょっと前からPCの前にスタンバイし、時間と同時にネットにアクセスし、買おうとしたが、お買い物カートが表示されない。商品をクリックしてもなかなか次のページに行かなかったりしたので、アクセスが集中してるのかな、と感じた。1時間後に再度アクセスしたら、カートも表示され、無事購入終了。
手帳本体と色とりどりのカバーは別になっており、組み合わせによってオリジナル感覚が味わえる。

今年のが買えなかったので、なかなか書き込めず、ムラムラしている旨をOさんに伝えたら、「私も最初の年、翌年のしか買えなかったから、翌年の今日の日付のページの端に、今日のことを書いてました。去年の今日何をしてたか見れて、おもしろいですよ。」と言われ、私も早速、来年の今日のページに今日のことを書き込んだ。
今まで、3ヶ月以上続いたことのない手帳、ほぼ日効果はあるでしょうか〜…。

すてきな手帳の数々はコチラ。
http://www.1101.com/store/techo/

楽しい利用例はこちら。
http://www.1101.com/store/techo/2015/basic/

01 10月, 2014

10月のアートマン


偶数月の府中アートマンの出店、今月も始まりました。
7日までです。お近くにお越しの際は、お立ち寄りくださいませ。

私のスペースのすぐ後ろに、アートマンのスタッフのおすすめのマッサージ機がお目見えしてます。3万近くしますが、すごく気持ちいいらしいです。
らしい、というのは、私はまだ試してないからです。
ときどき、買い物途中のお客様が気持ち良さそうに目を閉じて座ってらっしゃるのを横目で見ながら、機会を狙ってます。
でも開店中は、お客様がいなくても仕事中ですからね。閉店してから、試させてもらおっかなー。

26 9月, 2014

ライブ用のアクセサリー

久しぶりの記事アップ。
パソコンの不具合発生から、ついに壊れてパソコンを買い替えたのですが、その前後ブログを更新する余裕がありませなんだ。(一度糸が切れてしまうとナカナカね…。)
アクセサリーのオーダーをいただきましたので、その記事をアップすることで、ブログ再開となりますれば幸いです。

楽器の演奏に邪魔にならぬよう、かつ、
それなりのボリュームを持たせるために、
超軽量のコットンパールを使用。
以前からのお客様で、インディアンフルートのライブなど音楽活動していらっしゃるKiccoさんから、スカイツリー(ソラマチ)のレストランでのライブで着るドレスに合うアクセサリーを、とオーダーいただきました。

ライトアップされたスカイツリーを間近に見ながらお食事できるレストラン「イザーレ シュウ チエロ」でのライブ。インディアンフルートとピアノのデュオ。
私は府中での出店のため行けないので、残念。

ライブは10月3日(金)。ライブの料金はありません。下記の時間にお食事すればライブが楽しめます。
19:00〜19:30/20:00〜20:30

Kiccoさんのブログはこちら。
http://nafmelody.blog.fc2.com/

31 5月, 2014

月船deワークショップ vol.22

久しぶりに国立の月船でワークショプをしました。
ブログの更新も久しぶり。

縞模様が上品な白い石は、Kさんの瑪瑙です。
まるっこい石がいちばん難しいかも(石がワイヤーから逃げるから。)、ということで、あえてそのまるっこい瑪瑙に挑戦されました。

透明なのはSさんの水晶。この水晶、お縁の下(だったかな?)から見つかったというものをSさんが子どもの時に叔父さんからもらい、何度もなくしたけれどそのたびに見つかるんだとか。

お二人とも、楽しんでもらえたようです。
作って楽しいのが一番です。









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このひと月の間、パソコンが立ち上がらなくなり、実家に帰り介護っぽいことをして、長崎の島に従姉妹と3泊3日旅行し、帰京して手作りマーケットに出たり、ワークショップしたり、金継ぎ教室行ったり、洗濯機壊れて買い替えたり、ある本にハマったり、で今は府中アートマンで7日まで出店してます。
パソコン買いなおさんといかんのかー、と悩んでいたら、ひと月ぶりに立ち上がりました。不思議だ〜。
7年ぶりに買い替えるとなると、面倒くさい。パソコン進化しすぎ。
クラウドって何?みたいな…。企業の陰謀だ〜。ワタシたちは完全に管理されている。ネットやめようかな、とか考えたり…。
空白の夏休み日記よろしく、時をさかのぼってぼちぼち記事をアップします。パソコンが壊れてしまうまで…。

24 4月, 2014

鍵のネックレス

ちょっとそこまで買い物に行くとき、家人が居なければ鍵を持って出なければならない。
最近の洋服にはポケットがない服が多いので、鍵と財布を一緒に持たないといけないが、意外と一緒には持ちにくい。ポケットがあったとしてもキーホルダーごとポケットに入れると、ポケットが変にふくらんだりして何か気になる。

左:一見鍵には見えない(つもり)
右:鍵の背後に真鍮の部品を下げた。揺れるとチラッと
見えて、鍵のシルエットから目を逸らせる(ような気がする)
そんな時のために、鍵をネックレスのように首にかけて出たらいいかも、と思いついた。
しかし、現代の鍵というのは鍵を開ける働きのためだけに存在するので、デザインとしては味気ない。そこで、鍵をデコってみた。アクセサリーで使う透かしの金具を接着剤で数個貼りつけただけ。
デコると言っても、鍵穴に入る部分にはデコれない。鍵のシルエットをごまかすために、石のペンダントヘッドが重なるようにした。なんとなく十字架のシルエットに見えなくもない。

これは玄関に下げておいて、ちょこっとそこらへんに出かけるときに使おう。


鍵をこんなに長時間さわったのは初めて。
鍵って不思議。
この3〜4センチの鍵穴に入る部分の凹凸が、たかが凹凸、されど凹凸で、0.何ミリか凹凸が違っただけでも鍵は開かない。
昔の鍵のデザインには雰囲気があった。
なぜ、今の鍵には雰囲気がないのだ?
鍵は人の運命を決めることもあるのだから、もう少し雰囲気があってもよさそうなものだがなあ。
鍵への尊敬の念を込めて制作してみました、ということにしとこう…。

→写真はネパールで買った、お土産用に売られていた鍵。鍵と言うより、錠前というのかな。
 サソリやトラなど動物の形が楽しい。口から出ている棒を押し込めば開くという、簡単な仕組み。

20 4月, 2014

土器でカレー

「りえちゃん、土器でカレー食べたくない?」と近くに住む友人Yちゃんに誘われた。
私は縄文土器が大好き。去年、松阪市でスンバラしい舟型の埴輪(はにわ→これも土器)を見て、弥生土器も少し好きになった。
土器好きとしては、 万障繰り合わせて行かずばなるまい。幸い万障もなく(つまり予定なし)、うちから歩いて10分の場所だし、難なく行けた。

マイウ〜!!(最高の賛辞のつもり)
会場ラマパコスでの夜7時からの土器カレーお食事会には、その土器を作った作家さん熊谷幸治さんも同席されて、お話を聞きながら、美味しいカレーをいただいた。
陶器とも磁器ともちがう土器の魅力を熱心に語ってくださった。どの話しも面白かったのだが、いちばんの驚きは、熊谷さんはいろんな土を極めた結果、日本中どこでも土器はできる、という域に達した、というところ。日本中どこでも、呼んでいただければそこの土で作って、そこで野焼きします、とのこと。
天気さえよければ、土を掘ることから焼き上がりまで1日で出来るそうだ。

陶芸家は当たり前だが土にこだわる。作家にとって作品の生命線にも等しい土が、どんな土でも土器ならできる、というところが”目から鱗”であった。そして、土器を焼くには、ワラか草むしりした雑草(干してあればよい)があればいいというのだ!これに至っては、どこから鱗が落ちればいいか、というくらい驚いた。
つまり、実家の畑で土器ができるじゃないか!という希望にそれはつながり、しかも窯を買わなくていい、という手軽さが嬉しい。

本当は、昨日と今日の二日間、谷保駅に近いやぼろじという場所で、土器作りワークショップをやっておられたのだが、知らなかったので、残念ながら今回は体験できなかった。
次回は是非参加します。楽しみだ〜。

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ラマパコスでの展示:http://lamapacos.net/blog/?p=42
熊谷さんインタビュー記事:http://panorama-index.jp/webmag/interview_kumagai_yukiharu_1/
熊谷さんのインタビュー映像:https://www.youtube.com/watch?v=3W5RmWXbXg4

18 4月, 2014

初日のはずが

新作・小鳥のペンダント。
犬のペンダントもあります。
アクセサリーの販売時に店頭でお渡しする出店予定には、今日から5日間の聖蹟桜ヶ丘アートマンでの出店予定と書いていたのですが、昨日搬入に行ったら、事務処理の手違いで私の予定が入っておらず、今回の出店はとりやめとなりました。

出店してると思って雨の中ご来店くださったお客様からお電話いただき恐縮です。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
次は6月1日から府中アートマンに出店しますので、よろしくお願いします。

15 4月, 2014

映画「パッセンジャーズ」

〜今週の名画座・キネマ大羽〜

セラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、航空機事故の5人の生存者たちのセラピーを担当する。
しかし、一人また一人と姿を消して行く生存者たち。セラピーを監視するかのように、不審な男の影がちらつく。生存者たちにもクレアにもただならぬ不安がつきまとう。彼は誰で、何のためにクレアと生存者たちを監視しているのか…?

ミステリアスなストーリー展開にワクワクしますが(人生はミステリーじゃけんね)、最後の最後に謎が解けます。
映画「ジェイコブズラダー」や「アザーズ」と同じ世界観を持っています。
そして、2回見るとわかりやすい。謎は1回目で解けるのですが、2回目を見ると、登場人物達の不審な行動に合点が行くのです。
ストーリーがわかってしまうと、これは面白くないので、我慢してあらすじはこのくらいにしますが、「人は気づくことで、変わる」あるいは「人は気づくことで、進む」というのがキーワードじゃろか?気づくことで生きる世界さえ変わってしまう、ということも。

予告編はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=43wvuL1zPXA

話しは変わりますが、知り合いのデザイナーUさんがスペインを旅したときのことを話してくれたことがあります。
Uさんは幼いころから霊感が強く、スペインのホテルでも霊と出会ったそうです。
その霊は青年で、彼がいた部屋のソファで本を読んでいたのだそうです。
Uさんが青年になぜ、そこに居るのか聞いたら、両親とはぐれてしまったのだと言ったそうです。ふとホテルの部屋の扉に目をやると、両親らしき男女(これも霊)が、部屋の中を覗き込んでいるのが見えたので、その青年に、「君の両親はそこで君を捜してるよ」と教えてやると、青年は振り返り、両親を認めて両親のもとに駆け寄り、3人で仲良く行ってしまったそうです。

そうなんですねー、気づかないと霊になっても、迷うわけです。すぐそばに探してるお互いが居たとしても。生きてる時でも同じですね。すぐそばにある探し物や幸せに気がつかないことは多々多々あります。

こんなこと書いたら、映画の内容わかっちゃうかなー?

09 4月, 2014

内科へ

アクセサリーの制作販売をしていると、ついついトイレにも行かず、水分補給もあまりできないので、疲れがたまって免疫力が落ちると、私の場合は膀胱炎になるんだな、というのがここ数年の経験でわかってきた。

去年は、腹痛を伴う血尿が出て辛かったのだが、販売期間中は病院に行く時間がなく、歯科医院で抜歯したときにもらった抗生物質の飲み残しでどうにかしのいだ。
また今年も膀胱炎になり、今度は抗生物質の飲み残しもないのでどうしよう?、と思っていたら、「膀胱炎を甘く見ない方がいいわよ。ひどくなって腎盂炎になったら、大変なんだから!」と、常連のお客様にお叱りを受け、もう一人のお客様に教えていただいた府中市内の内科クリニックへ行ってきた。

尿検査の結果は来週出るけれど、とりあえず抗生物質を一週間分処方していただいた。
抗生物質って即効ね。昨日の朝は、起きるのが辛くてたまらなかったのに、夕べの1回分飲んだだけで、今朝は楽になっていた。

大学から東京に出て来て以来、内科に行ったのはこれが4回目くらい。かかりつけ医が居た方がいいとは思っていたけど、いつも行くのは歯科くらいで、内科にほとんど縁がなかった。
今回紹介してもらったクリニックの医師は、午後は往診をされているようで、午後の外来は5時から7時半と変則的だけれど、医師はざっくばらんで信頼がおける感じのお人柄で、往診してもらってる老人の方々にとっても頼もしい感じがするんじゃないかな〜。これから何かの不調のときはここに来ようと思っている。

07 4月, 2014

虹と海のホスピタル

父は睡眠障害のために通院している。家族から見れば、途切れ途切れでも父は寝てるのだが、本人は寝た感じがしないらしく、眠れない眠れない、と訴える。

写真は、昨年の秋から父が通っている精神科の病院”虹と海のホスピタル”のロビー。
まるでホテルのような、このロビーは、なんとかいう建築デザインの賞をとったらしい。
写真ではよくわからないが、奥の方には二階の高さから水が流れ落ちている。
これの前に通っていた病院で、父は鬱と診断され、抗鬱薬と睡眠薬を処方されて、逆に変になっていた父を見て危機感を感じ、ネットで唐津市内の精神科の病院を探したら、この病院に睡眠外来があったので私の判断で予約を入れた。
父は、今は入眠剤と漢方薬を処方してもらい、だいぶ回復してきている。

虹と海のホスピタル”と長ったらしい名前だが、精神科なイメージがないようにしてるのかな?病院のサイトを見ると、アクセスのところは首都圏からのアクセスが載せてあり、こんな九州の片田舎の病院でありながら、首都圏からの患者さんをターゲットにしているようだ。お忍びで入院治療したい人には良いかもしれない。
精神を病んで長い入院が必要な場合は、何も自宅近くの病院に居ることもないだろう。逆に家族や職場から離れた方がいい場合もある。
虹ノ松原という美しい松原も自転車でちょっと走ればすぐである。
写真でしか見てないが、部屋もホテルのようだ。パンフレットを見ると、食事も美味しそう

父の担当医・S先生は、白衣を着ていない。実家に居る時は父の受診に付き添うのだが、 いつ行っても、先生は紺かカーキ色の、シャツかツナギのようなものを着ていらっしゃる。たぶん、患者さんをリラックスさせるためではないかと思う。
最初、診察室のドアを開けたとき、つなぎを着た葉加瀬太郎風なヘアスタイルの恰幅のいい男性が座っていて、どっかのバイクショップの店から出てきたあんちゃんと見間違えた。

もし、私が精神を病んだら、ここに入院したい。病院の向かいはホームセンター。
病院のリハビリや作業療法(革細工教室もあった)を受けながら、外出は虹ノ松原とホー
ムセンターかな。子どものためのワークショップや復職するためのプログラムもあるようで、いろんな試みをやっている。
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虹と海のホスピタル:http://www.nijitoumi.or.jp/
脳ドックあります。保険きかないので高額ですが、脳の病気で突然倒れたり、突然死するよりは、予防のつもりでいいかもです。退職金でいかが?
http://www.nijitoumi.or.jp/mri.html

病院の設計事務所のサイト http://www.kyodo-aa.co.jp/works/type/02psychiatric_services/21sdo/

04 4月, 2014

4月のアートマン

長らく、ブログの記事をアップしませんでしたが、その間いろいろあり、少々疲れておりました。その間にあったことで初めて経験したのが、生まれて初めて救急車を呼んで乗ったこと。母が玄関の上がりかまちから転落し、ガラスを割って側頭動脈を切ったのです。血が止まらなくてコワかったヨォ〜。119がすぐ押せなくて、3回くらいかけ直しました。
玄関には殺人現場のように血だまりができて、壁に血しぶきが飛んでおりました…。
母は生きてます。

さて、今月も府中アートマンに出ています。始まってからお知らせしちゃって、スミマセン。
たまたまアートマンに買物に来られて、久しぶりに再会したお客さまにピアスのオーダーいただきました。
春の芽吹きを思わせる色の大振りのピアスです。
近々行かれるヨーロッパ旅行につけて行ってくれるそうです。
ありがとうございます。

アクセサリー制作の合間に、箱も作ってます。
箱は意外と作るのが面倒くさい。
0.5ミリの狂いでも箱として機能しなくなることがあるからです。
面倒くさいことが苦手な私でも比較的簡単に作れて、少々いびつでも気にならず(笑)、材料費も手頃で、後々捨てられても惜しくないが、決して”ダサクない”箱はできないものか、と工夫してみました。


19 3月, 2014

鉛筆画

右側の本棚あたりに特集のタイトル
文字が乗るらしい。
ある会員誌の特集記事のイメージイラストの仕事をした。
”図書館の本棚の前にいる女性が、ふと窓の外を見て、何かに気づいたような情景を”という編集さんからのご依頼。
鉛筆画で、という指示はなかったけれど、打合せしている時に私の頭の中に浮かんだイメージは鉛筆画だったので、面倒くさい作業になってしまったけれど、鉛筆で描いた。

何が一番面倒くさかったというと、本棚。こういうきっちりした物は、パースの狂いが目立ちやすい。実際、あまり正確に描けてないけど、狂いは目立たないからよしとしよう…。

今は、どこの図書館もきれいになって、古ぼけた紙の匂いの漂ってくるような図書館はなくなったようだが、私が図書館を思い浮かべるとき、薄暗くて、紙やインクの匂いがしてきそうな古ぼけた博物館のような情景が浮かぶ。
何万冊もある本の中から1冊を選ぶのは、それこそ”出会い”かもしれない。

05 3月, 2014

ラベルイラスト

ど真ん中の水の流れの上に商品名が乗ってくる。
ミネラルウォーターのペットボトルのラベルに使われるイラストの依頼をいただいた。

水の表現は難しい。写真をそのまままねて描くと、暗い色調になるので、メールに添付されていた参考写真を見ながらも、結局は写真と違う雰囲気になった。
この風景画は背景で、背景の上に別途描いた3種類の高山植物が重ねられる。

発売されたら、買いに行こ〜っと。

18 2月, 2014

どーだーっ!!

ソチオリンピックが熱い。ジャンプの葛西選手、感動した!
ソチで選手たちががんばってるなら、オーバリーも九州の畑でがんばるぞ!

 なぜなら、オオバ家の畑がすごいことになっているからだ。
畑は3段になっていて、一段目はお隣さんの管理されていない竹林から竹が侵入して竹の根がはびこり、&お隣さんの樹木と竹が大きくなりすぎて、陽が当たらず、たけのこ採るくらいしか使い道がない。二段目の畑は、やはりお隣さんの笹薮から笹の根が侵入してきて、笹薮化し始め、笹の間にセイタカアワダチソウやら成長の早い桑の木(たぶん小鳥のフンから種が発芽してのだろう)が何株かあって枝を伸ばしている(写真上)。

一番下の畑だけでも自家消費分の作農には十分なので、一段目も二段目も当分使わないのであるが、見た目がよろしくない。部屋と同じで、荒れた土地のそばに居るのは心地悪いのだ。夏など、スズメバチや蛇などの温床になりそうでもあるし、きれいにしたくなった。
このまま笹薮をそのままにしていたら、畑に近寄るのさえイヤになるだろう。幸か不幸か、母と冷戦状態で同じ屋根の下になるべく居たくない、ということもあり、雨の日を除いてとにかく5日間、車で20分の畑に通い、連日3~4時間ずつ作業したら、写真下のようになりましたぞ。
葛西選手が銀メダル持って「どーだーっ!!」って言ってたけど、私も「どーだーっ!!」という気分。 畑の奥の方四分の一くらいは、まだ笹薮だが、どうにかがんばるぞー。使った道具は小型のノコギリと鍬(クワ)。笹の根は硬くて、振り下ろした鍬の刃で笹竹の茎を地中で断ち切るようにした。地中に残った笹の根の排除は、また後日考えまする。おかげさまで鍬のふるい方が我ながら様になってきたじょ。鍬を振り上げる瞬間が快感です。鍬の刃もだいぶ欠けたけど…。

竹の駆逐についてネットでいろいろ調べていたら、日本全国で放置竹林の被害で困っているところがたくさんあるようだった。ほんと、いい迷惑です。安易に竹を植えたいなど、ゆめゆめ思わぬように…。

01 2月, 2014

手作り什器

お店の商品陳列に使う道具を什器(じゅうき)と言います。
アクセサリー出店するようになって、この言葉を知りました。
そして什器は私のような零細(?)作家にとっては、けっこうお高いものだったりします。
なので、手作りします。そんな時、100円ショップは大きな味方です。

ネックレスを飾るものをボディといいますが、立体的なのは難しいし時間もかかるので、今回平面的なのを自分で作りました。
100円ショップで買ったアクリル板をボディ的な形に切って、布を両面テープで貼っただけです。電車やバスで荷物を運ぶ私には、”軽くて仕舞いやすい”のは必須条件です。

鏡も100円ショップで買った、見るからに安っぽい白いプラスチックフレームの鏡に昔タイで買った布のテープを両面テープで貼りました。タイで買ったのに東欧っぽくなっちゃいましたが、アクセントにいいかな、と思ってます。
他にも、もらったコルクボードに、シックな黒い布を貼って四隅に飾りの金具をつけてアンティークの額っぽくしたり、100円の木の箱を白く塗って中に布を貼ったりしています。
今までいろいろ作り、失敗してはまた作り、で、「今まで使った材料費を考えたら、最初からある程度高くても既製の什器買っといた方が、よかったじゃん」と思わないでもないですが、そこはクリエーターの端くれとして、意地で頑張ってみました。

初めて買った什器らしいものとして、アンティークっぽい木の箱は去年3000円で買って重宝してますが、中は上げ底にして布を貼りました。行商の身としては少々重いのが難点です。次回作りたいのは、ピアススタンド。今は出店先でいただいた鉄製のを使っていて、便利なんですが重いです〜。
軽くするために木工でやりたいのですが、きちっとやらないとキレイにならないだろうから、難しいかな〜。でも考えるのは楽しいです。

そんな手作り感満載のディスプレイで今月も7日まで府中アートマンで出店してます。
遊びに来てください。

25 1月, 2014

月船deワークショップ vol.20

本日の生徒さんは、去年に続いて2回目の方です。
遠方の病院に入院されたご主人の介護のために、現地に安いアパートを借りて毎月飛行機で通っていらっしゃるそうで、私も昨年秋から毎月実家に帰っているので、話しがそっちの方についついいってしまいました。そして、お互いジェットスターを使っているというところで話しがはずみました。

前回は時間の都合で1個しか作れなかったので、今日は2個以上作りたいというご希望。それなら介護に行った先でも続きができるように途中でも数やりましょう、ということに。2個は完成、もう2個は途中まで。

天使のようなパワーを感じるこれらの石を身につけて、介護生活がんばってくださいね!


16 1月, 2014

映画「空気人形」

〜今週の名画座・キネマ大羽〜

「私は空気人形。心を持ってしまいました。」という、劇中ちょくちょく入る空気人形のつぶやきが心地いい映画「空気人形」。
男が購入した等身大の空気人形が、ある日心を持ってしまう。心を持った”彼女”は、アパートを抜け出し、町を冒険して、バイトもする。歩くことを憶えたばかりの子どものような純真さで、目にするもの全てに好奇心を寄せていく彼女。
でも、心を持つということは、感じること。
キレイだと感じれば、醜いと感じる時もある。嬉しいと感じれば、悲しいとも感じることも。「心」はいいことだけ感じることはできなかった。

ほのぼのとしたファンタジーの世界なのかと思ったら、そこにはやるせないほどの切なさが満ちていた。
ビニール素材の愛らしい彼女は、中身が空気だけの自分を「私は空っぽ」だと思っている。知り合った老人が「最近の人間は空っぽなやつばかりだ。私も空っぽだよ。」と言うのを聞いて、自分と同じ空気人形がけっこう居るのだと勘違いしてしまうのだが、それが映画の終わりの悲しい出来事の伏線になっていくのだ。

登場人物たちがとてもいい味わいを出している。空気人形は韓国女優のペ・ドゥナ、空気人形と暮らす男は板尾創路、空気人形が想いを寄せる男はARATAが演じている。空気人形を作る職人がオダギリジョーで、これはちょっとカッコ良すぎて少々違和感あったけど、彼らの演技でファンタジーの世界が、まるで自然に存在するかのように感じられる。
オダギリジョーに違和感があったのは、彼だけが寂しそうじゃなかったからかもしれないが、この映画の登場人物たちは、皆どこか寂しや生きづらさを抱えて生きている。

悲しい時、寂しい時、それを感じる「心」というものがいっそなければいいのに、と思うけれど、心があるからこの世は美しいのだと、映画を見ながら思いました。
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追伸:辛くても、悲しくても、感じることをやめてはいけません。
痛みを感じることから逃げてしまったら、ボケますよ(マジです)。

予告編はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=W6guDSG-tzg

12 1月, 2014

ぶらぶらと林芙美子記念館へ

昨夜遅く、帰京した。帰京したというより、帰還いたしました!、という気分。
実家にいた一ヶ月近く、いろいろあったが、鬱々とした気分のままブログを書く気分になれず、パソコンも仕事で使う以外は閉じていた。

今日はどこでもいいから東京の空気を感じてブラブラと歩きたいと思い、街歩きの好きなKちゃんに声かけたら、林芙美子記念館に行ってみたい、とのご提案。
そこで、今回の街歩きは東中野(JR総武線)〜中井(西武新宿線)〜林芙美子記念館〜川に沿って新宿区落合界隈〜終点・高田馬場とあいなった。
何年ぶりかに降り立った東中野駅はキレイになっていた。キレイになるのはいいけれど、駅ごとにもっと個性的にならないものかな〜。
大通りを避けて、住宅の込み合った裏手の道を林芙美子記念館に向かって歩く。途中銭湯があったので入浴料を見ると450円。私が銭湯に通っていた頃の2倍だわ〜。

室内には上がれないが、外からほとんどの
部屋を見ることができる。年に2回は抽選で
各回20名ずつが室内に入れるとのこと。
中井駅まで来ると、記念館はすぐそこ。記念館は林芙美子が生前住んでいた自宅がそのまま保存されている。
林芙美子に関しては一切関心もなかったし、森光子が舞台「放浪記」の記録的ロングランを打ち立てたと聞いたときも見たいとも何とも思わなかったのだが、この家を見て、林芙美子への興味が沸いた。なんともステキな日本家屋なのだ。
少女の頃まで行商する両親と共に日本各地を渡り歩いた林芙美子の「家」への憧れ(執着?)の集大成といったところだろう。建築家にアドバイスをあおぎながら芙美子自ら設計し、大工も一級の腕を持つ職人を選んだ、と言うだけあって、至る所にさりげなく素晴らしいしつらえがなされている。京都でたくさんの寺院などを見て建物の研究もしたという。




また林芙美子があのノーベル賞作家の川端康成との親交があったというのが意外だったのだが、川端康成からの手紙の文面には文豪の匂いは一切なく、普通の男性のなんの変哲もない日常の報告みたいな文面が逆に新鮮だった。
川端康成は林芙美子の葬儀の際の葬儀委員長も務めていて、林芙美子の生前の人となりのネガティブな面を連想させる意味深な弔辞も述べている。普通、葬式でそんな弔辞は言わんじゃろう的なこと(私は、川端康成の芙美子への情を感じるのだが)を川端康成に言わせた林芙美子に増々興味津々。
「放浪記」を読まねばなりませんな。

記念館は、梅やバラなど庭の植物も種類が豊富なので、四季折々の庭を楽しみに訪ねたい。ボランティアのガイドさんが常駐されてるので、一度はガイドさんのお話を聞くといい。入館料150円も嬉しい安さ。

さて、1時間半も記念館に居たらお腹がすいた。なんか美味しいとこないかしら〜、と商店街をふらふらさまよっていたら、中井駅の踏切脇にあったタイ料理の看板に目が行く。
久しぶりのタイ料理ランチに心弾んで建物の狭い階段を登ると、ありました。まるで現地タイの食堂のようなこじんまりとしたお店が。お店の名前は「サワディー」。ランチセット760円は美味しゅうございました。近くにあったら毎週行きたいくらいだ。

さて、おなかも満足して、食後の運動も兼ねて、川に沿って高田馬場までぶらぶら歩き、Kちゃんおすすめの喫茶店で長いお茶して本日のブラブラ歩きは終了。その喫茶店、利用者の平均年齢が高めで落ち着く空間。通りに面したカウンター席に妙齢の男性のみ(それぞれお一人様)がずらりと並んで読書されており、その他のテーブル席は見事にほぼ女性陣、というふうに棲み分け(?)ができているのが面白かった。

また余談だが、高田馬場ではもしかして名物(迷物?)おじさんなのではないかと思われる初老の男性が、この寒いのにTシャツ1枚でハモニカ(たぶん)吹きながら自転車で走ってきて、西友の前の歩道でおもむろにエクソサイズ始めたのには少々びっくり。ま、でも他人に迷惑かけるわけじゃなし、元気なのはいいことです。うちの父とお友達になって欲しいくらいだわ〜。

名画座・早稲田松竹で、好みの映画やってたら見て帰ろうかなー、と思っていたけど、今回はパス。今日は、新たにお気に入りのブラブラコースを開拓できて嬉しい。
ぶらぶら歩いて、他愛もないおしゃべりをして、体の中のどんよりした空気が少し入れ替わったようです。

03 1月, 2014

カニ飯

味付けしたカニの甲羅をはがして、肺を
除去しているところ。肺に寄生虫がいることが

あるらしいが、加熱で死ぬので心配なし。
川に棲むカニのことをうちの実家のほうでは「つがに」と呼んでいる。本式名称は「モズクガニ」と言うらしい。
私が幼い頃から、今は亡き祖父の家で人が集まるような盆暮れ時には、そのつがにをご飯に炊き込んだ”カニめし”が供されていた。

カニ飯を作るのは叔母の役目で、その時だけは土間のかまどに火を焚いて、釜で炊いていた。祖父の家の目の前が川だが、川の中の岩の下などにカニはいたようで、父が割り箸にスルメを糸で縛り付け、それを岩の下に突っ込み、カニがそれをハサミで掴んだ瞬間に引いて獲っていたのを憶えている。父は全身水に浸かって獲っていたから、夏休みだったと思う。川で獲れない時は、近くのお店で買っていたみたいだ。

叔母が50で唐津を離れてからというもの、カニ飯は外食でしか食べられないメニューになった。でも、どこで食べても叔母の作ったカニ飯にまさるものはなかったように思う。
年末30日、妹と温泉に行った帰りに地元の農産物を売ってるところに寄ったら、そのカニが8匹1300円で売られていた。安いでないかい♪

よし今年の正月はカニ飯に挑戦だ。叔母にできるなら私にもできる。お店の人に作り方を聞いたが、念のため、叔母にも電話して作り方を聞いた。
お店の人と叔母とではちょっと手順が違っていたが、どうやってカニを殺すのかという、殺し方の違いであった。
お店の人が教えてくれたのは、鍋に水と生きたカニを入れて”茹で殺し”する方法で、叔母のは生きてるカニの心臓当たりに包丁を突き立てて”刺し殺す”方法であった。叔母は「あたしゃ、カニ殺しのおけい(恵子なので)って言われとったとよ。」と笑いながら言っていた。
当然、私は”茹で殺し”を選んだ。

<美味しいカニ飯の作り方>
1.カニがひたひたに浸かるくらいの水を入れ、茹でる。このとき、カニが脱走しないよう鍋のふたを押さえておくこと。鍋の中で、熱くて暴れ回るカニたちの音が聞こえなくなったらすぐ鍋を火から下ろす。
2.茹でた湯は捨てて、カニを鍋から出して、たわしで洗う。
3.鍋に新たにひたひたの水、酒、醤油、塩を適宜入れて、カニを入れる。沸騰してから20分くらい弱火で煮付ける。
4.カニの甲羅をはずす。はずしたら、肺をとる。本体を左右にまっぷたつに出刃包丁で切断する。甲羅はそのままに。(甲羅にも蟹味噌がついている。)
5.洗った米に、煮汁を米を炊く水分量入れる。このとき砂糖をちょっとだけ入れるのが美味しさのヒミツだと叔母は言った。
米の上にカニを乗せて、炊飯器のスイッチを入れる。

出来上がったカニ飯は大変、美味しゅうございました。体調が悪くて食欲がないと言っていた父も「カニ飯はまだあるか」と言ったくらいだ。
川のカニは、海のカニよりも味が濃く、蟹味噌も濃厚だ。川のカニを食べつけていたので、海のカニにはあまりそそられたことがない。モズクガニは日本全国に分布しているようなので、カニを売ってるのを見たら、一度お試しください。
値段は時期やカニの大きさによっても違うようだ。叔母が数年前に買ったときは10匹ほどで8000円くらいだったと言っていた。