07 12月, 2011

怒りが首に

亡き祖父の後妻であった祖母の葬儀と、最初の妻であった実の祖母の49回忌が終わった。3日連続で喪服を着た。
もうほとんど寝たきりだった後妻の祖母を、前妻の祖母が最後の法要を機にあの世へ連れて行ったのではないかと私はひそかに考えている。

葬儀そのものはこじんまりと淡々と執り行われたけれど、私は精神的にあまりよくなかった。なぜだか何かにつけて腹立たしく感じ、ひとりで怒っていた。告別式の日から首に激痛が走るようになった。通夜の晩、祖母の遺体が置かれた葬儀場に叔母と泊り込んだので、何かよからぬものが憑いたのかと思ったが、妹に「怒りば溜めとるけんやないと?」言われたので、誰に対して怒っているのだろうと思い、書き出してみた。すると自分も含めて5人に対して怒っていたことがわかった。怒りが自分のからだを攻撃することは前々から感じて知っていたのに、またもや”やってしまった”。いかん、いかん…。

夜なべ仕事をした一昨日は明け方に床についたのだが、私の寝ている二階に人が上がってくる足音が聞こえた。父が朝早く起きて二階に上がってきてるのかと思ったとき、寝床のすぐ脇に人が立ってる気配がして目を向けたら、白髪の短い毛を逆立てた小柄な痩せた女性がつんつるてんな病院服みたいのを着て、コワい顔をして立っていた。とても怖くて声を振り絞って叫んだ、その自分の叫び声で目が覚めた。祖母には似ていなかったけど、祖母のような気がした。
祖母の葬儀の間、私は祖母の関係者に対して怒っていたから、”こんなに文句言ってたら、おばあちゃん怒るかもねー”なんて言ってたのがホントになったのかしらん…。

まあ、とにかく怒りは体に悪い。昨夜、東京に戻って、首の痛みはちょっとだけ和らいできたけど、もともと頸椎がズレてるから、来週高円寺の治療院に行きます。