30 9月, 2011

ティハール in Nepal

〜光のお祭り〜
世界遺産の街バクタプルでのティハールの夜。
10月半ば〜11月半ばの、新月の二日前から4日間もしくは5日間続くネパールのお祭り。今年は10月25日から28日までの4日間。これはヒンドゥー教の女神ラクシュミを迎えて祀る行事だ。
ネパールでは日常的に計画停電がなされており(ネパール人は馴れたもので、停電したらすぐにロウソクに火をつけて、さっきまでやっていたことを続けている)、停電中なのかわざと電気を消したのかわからない街角にロウソクの火がズラリと並び、それはそれはロマンチック。
私が最後にネパールに行った10年前の様子しか知らないんだけど、最近は電飾で飾り立ててるらしい。私は、ロウソクの方が好きなんだけど、10年たつと随分変わるのだな…。
家々の入り口には、女神をお迎えするためのきれいな模様が施され、女神に家の入り口を示すかのように、ロウソクが灯されていた。また、人も家もマリーゴールドの花で飾られ、犬や牛もマリーゴールドの花輪を首にかけている。
祭りの説明はこちら→http://www.page.sannet.ne.jp/t-hata/roki/textbook/tihar00.htm

もし、ネパールに今後行く計画があるなら、このティハールの頃を狙って行くといいかも。私が初めてネパールに入った日が、このティハールの祭りの夜で、カトマンズ空港から市内へ向かうタクシーの中からこの光景を見て、映画のセットの中にでも迷い込んだような錯覚を覚えて興奮したものだ。ネパールには本当の夜がまだあり、ネパールから(ヨーロッパからであっても)日本に帰ると、日本は無駄に明るすぎると感じる。
ネパールで山がよく見え、トレッキングなどの観光のベストシーズンが9月〜11月くらいでもある。日本では最近、山ガールというしゃれた名前を聞くようになったけど、山ガールの皆さん、是非ネパールへ。昔の歌に〜♪山男にゃ惚れるなよ♪〜とあったけど、ネパール人の男にゃ惚れるなよ〜、と今ならオーバリー姐さんは小声で歌うかも…。

もし個人旅行で旅行期間中に祭りが入る場合は、祭りの間役所や銀行などは休みになるので、トレッキングする人は祭りの前に手続き(トレッキング許可証が必要)を済ませないと、山に入れなくなるのでご注意を。