01 8月, 2011

ドクダミ

ここ数年のことですが、私は歯の根の治療をしたところ(つまり歯の神経を取った後)に菌が入り込み、そこに膿がたまりやすくなる、というやっかいな体質になりました。

illustrated by obarie
夏になると、暑くなって疲れやすくなるためか、抵抗力が落ちるのか、歯の根元に膿がたまって、歯茎のところがプックリ腫れてくることがあります。
そんなとき、友人にドクダミの葉がいい、と聞き、ドクダミの生葉をちょっと火であぶってから、葉の汁がちょっと出るくらいにもみくちゃにして、寝る前に歯茎の腫れたところにあてがったまま寝たら、翌朝歯茎の表面にたくさんの口内炎みたいなぶつぶつができて、腫れは小さくなっていました。歯茎の中にたまっていた膿が吸い出されて、歯茎の表面に出てきたようす。

草むしりの際、素手でむしってしまおうものなら、あのなんとも言えない臭いがしばらく手から離れないドクダミ。以前は大嫌いだったのですが、ハーブとして使うようになってから、臭いも気にならず、好きになりました。
陰干ししたドクダミは煎じてお茶に(ほうじ茶や他の薬草茶と混ぜると美味しい)。
蓄膿症や鼻炎には、よくもんだ生葉を左右30分ずつ交互に鼻の穴に差し入れておくとよいようです。

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追記:歯茎に膿がたまった場合は、どくだみで多少は膿の吸出しはできても、膿がたまる原因をつくる菌がなくなることはありませんので、歯科医にかかって治療されることをおすすめします。
私は数年の間に、膿によって少しずつ歯茎の骨が溶けたため、抜歯した歯もあります。
膿がたまっていた歯で、抜歯を逃れた歯もあり、神経を抜いた後の歯の根に残った菌をなくす治療(健康保険はききません)を受けているところです。
根元に膿がたまる歯は、菌をなくす治療をしない限り、いつかは抜歯することになります。
それを根管治療といいますが、それができる歯科医は限られています。
なるべく自分の歯を残したい方は、根管治療ができる歯科医を探して、早めに治療してください。

根管治療とは http://hanoblog.com/root-canal-therapy-5540