28 8月, 2011

8.27脱原発デモ@渋谷・原宿

黒めがねKちゃん手づくり横断幕
心配された雨も降らず、うす曇りのちょうどよい気候でデモ日よりの昨日、脱原発デモに行ってまいりました。今回は、友人KちゃんとFちゃんとそのダンナ様が一緒で、前回ひとりの時よりリラックスモード。
Kちゃんは100円ショップで買ったというテーブルクロスを棒に縫い付けて横断幕を作ってきてくれました。最初、文字だけが書いてあり、Kちゃんが「スキ間に絵を描いて」と出発15分前に言うので、あわててハトとゲンコツを描き入れて何となくそれっぽく…。今回も、アフリカのジャンベ(かな?)の一団が力強くリズムを刻みながら先頭を行き、その後ろに赤ちゃんからシニア、そして車いすの方や仮装の方、と様々な人たちが声を上げながら、または黙々と、あるいは沿道に呼びかけながら、と様々なスタイルできっちり2時間歩きました。ちなみに今日の参加者は前回より多い1200人だったそうです。
   
ほのぼの家族。お父さんはすぐ左で声
上げてました。赤ちゃんは安心なのか、
大音響の中でもスヤスヤと夢の中。
目玉おやじ?ご尊顔を拝したかったけど、
結局前に回り込めず、どんな仮装(お顔)か
見れなかった。蒸し暑いのにご苦労様です。
彼(彼女?)は、解散後もこのまま駅に
向かっていた…。

最後はまた、出発地点のみやした公園に戻り、パーカッッションのパフォーマンスで締めくくり。
ジャンベを習ってる妹が見たら、ヨダレ流して喜びそうな力強い素晴らしいリズム。
太鼓っていいね。ひとの中にあるエネルギーをかき立ててくれる力がある。この太鼓の後ろを歩いていると元気になれます。
デモに鳴りものは必須アイテムです。
友だち夫婦は、デモで汗を流した後、銀座のライオンで美味しいビールを飲んだそうです。次は所沢のデモに行こうかな、と意欲満々。

脱原発を表明している菅さんが退いた後は、原発推進派しか見当たらないようですが、国民はそれでいいのでしょうか。
3.11以降の5月に地下式原子力発電所政策推進議員連盟というのが発足していたのを私は知りませんでした。メンバーは主に自民党と民主党が半々。菅さんの脱原発表明は、この連盟発足後。これじゃ、政界はまとまらんわなー。ちなみに、福島の事故直後に7号機と8号機の新規建設申請が出されていたのにも驚きました。なんとしても続けたいのです。政治家と電力会社は。自分たちが推し進めてきた政策が間違っていたことを認めたくないのでしょう。既存の事実を作ることで政策を正当化したいのかな?人間にとって、モノであれ、権力であれ、「失う」ということがどれほどの恐怖なのかが、ここからもわかります。”自然エネルギーが軌道に乗るまで当面の間原発を動かす”、というのは言葉のマジックです。

気分は、まさしくコレ。脱原発うちわ。
3.11以前から40年の長きにわたって被爆して発病して亡くなった人たち、奇形児を生んで、それさえ知らされず死産と告げられ泣いてきた原発近隣に住む女性たち、そして裁判で争っても病気と原発との因果関係が証明できず泣き寝入りしてきた人たち。それらの人たちの姿はこれからの私たちの姿でもあることを覚悟しなければなりません。セシウムが川口市の児童の体内から検出された以上、もうそれは現実のものとなりつつあります。ならば、その犠牲者をひとりでも少なくとどめるのが私たちにできることではないでしょうか。
何回もしつこく言いますが、心の中でNOと思っていても、それをNOと口に出して言わない限り、政府から見れば、私たちはYESと言ったのと同じです。
責任をとれないような代物を猶予をもって当面動かす、って、いつまでなんでしょう?で、その”当面の間”に巨大地震がきたら、どうするんでしょう?国民が一丸となってNOと言わなければ、推進派はいつまでも口実つくって原発動かすつもりです。でなければ地下式原子力発電所政策推進議員連盟(平沼赳夫、谷垣禎一、安倍晋三、山本有二、森喜朗、鳩山由紀夫、渡部恒三、羽田孜、石井一、亀井静香、山本拓)なんて結成されるはずがないのですから。
原発の炉内での作業員は、今までがそうだったように、これからも暴力団の会社が日雇い同然で集めて、被爆させては見捨てて、を”当面の間”繰り返すのでしょうか?それとも正規にハローワークで募集かけられるのでしょうか?誰かがやってくれる、と思うから、少し遠い世界の出来事に思える。自分の父が、息子が、夫が、兄弟が、炉内で働くことを想像しないといけないし、実際今働いてる人たちは、誰かの息子であり兄弟であり…。

明日、また次の巨大地震が来る、というつもりで政治家も国民も電力会社も行動しなければ、いつ行動するのでしょう?やっぱり、次の巨大地震が起きてから?で、また同じことの繰り返し?

次回の脱原発デモ@渋谷・原宿は、9月24日の予定だそうです。