31 7月, 2011

ヤコブのはしご

長崎・五島列島の海。
















雲に隠れた太陽から発する光の柱が放射状に地上に降りている状態を、ヤコブのはしご(
Jacob's Ladder)といいます。気象を表す言葉としては薄明光線というらしい。
その他の名称では、”天使のはしご”  ”天使の階段”というのもあります。
旧約聖書の中のお話で、ヤコブが夢の中で放射状に伸びた光を天使達が上り下りする光景を見たことからきた呼び名です。
今度この光に遭遇したら、そんなこと思い浮かべながらその光景を見てみるとおもしろいかも。

20年くらい前の映画で「Jacob's Ladder」というアメリカ映画がありました。主演は「ショーシャンクの空に」で主演した若き日のティム・ロビンス。ちょっとサスペンスタッチなんですが、ベトナム戦争で負傷した兵士が現実と夢のはざまを行ったりきたりする不思議な映画です。”現実=この世”と”夢=あの世”を行き来する(多少ネタばれ)主人公を、天と地を結ぶはしごを上り下りする天使になぞらえたタイトルになってるのでしょうか…。サイコスリラー的なコワイ映画がお好きな方にオススメですが、単にコワイだけでなく、スピリチュアルな面も合わせもってる作品です。途中、なんともいい知れない不安に襲われるのですが、最後の最後に救われます。

ちなみにTUTAYAにあります。 http://www.tsutaya.co.jp/works/10007996.html