19 8月, 2011

ターミネーターね、見た

〜 ↑ どう?上から読んでも、下から読んでも… 〜

ハリウッド映画は私にとって当たり外れが多いという点で、あまり信頼してないのですが、とか言いながら、時たま好きなのがあるですよ。その中でも「ターミネーター」シリーズが大好きで、映画もテレビドラマも見ましたです。
先日、友人宅の大画面テレビ(ベッドになりそうなくらいデカいヤツ)で、映画ターミネーター3(T3)と4(T4)を見ました。
シリーズ中、だいたいターミネーターは未来から人間を殺しに来るのですが、T4は今までとちょっと視点が変わって、過去(私たちの”現在”)から未来へとターミネーターが派遣されるという設定。”現在”で死刑囚である人間が処刑後改造されて未来へ行くターミネーター・マーカス役演じたサム・ワーシントンが当時無名に近い状態(直後に「アバター」の主役に抜擢)でありながら、主役のジョン・コナーを演じるクリスチャン・ベールと互角の演技を見せるなかなかの役者さんで、ハイブリット型(心臓は人間で骨格は金属というようなサイボーグ)のマーカスの苦悩がいい感じで表現されていて、独特の世界観もあって心に残るものがありました。
が、一方T3にはガッカリしたなー、もー。初の女ターミネーターで目新しさ出したつもりが、女にした意味も感じられず、ストーリー自体もの足りず、2と4の間のツナギで苦し紛れに作ったようにしか見えない(なきゃないで差し支えない)し、主役の若き日のジョン・コナーを演じた役者(
ニック・スタール)がカリスマ性のかけらもなく、終始物語に入り込めなかったのでした。これだけメジャーな作品のオーディションなら星の数ほど人は集まるだろうに、何でまたよりによって主役がこの人なん?と、やっぱりハリウッドはここぞ、という時オーバリーをがっかりさせる。調べたら、T3はT1とT2を監督したJ・キャメロンとは違う監督でしたね。T4も違う監督(McG)だけどキャメロン監督の世界をほぼ踏襲していて、3を除いてシリーズとして一本筋が通っている。

とにかくジョン・コナー役にはカリスマ性がなからんば(なくては)いかんとです!ストーリーがつまらんなら、せめてカリスマ系イケメンを起用してくんしゃい。2時間近くも自信なさげな顔でアクションやったって間がもたんのよ〜。映画館で見ていたなら、金返せ!的な怒りを感じたでしょうが、家庭でタダで見てたって(私だけ)文句を言いながらT3を見てた…。期待していただけにね…。T4はT5に続くんだろうな的な終わり方だったんで、またダラダラと続きそうです。T1とT2のキャメロン監督は「T2で完結している。続編を作るべきじゃない。」と語り、T3に対して、「スープに小便をかけられた気分。」と表現したそうですが、確かにT3はそんな感じ、おっしゃるとーり
ということで、ターミネーターシリーズをまだ見たことない人は3をとばして、1→2→4と見るべし。ターミネーターのテレビ版「サラコナー・クロニクルズ」もオススメ。TSUTAYAにあります。S・クロニクルズの方は、映画に比べて、アクションよりも登場人物の内面にスポットを当てているため、アメリカでは後半ウケなかったらしく、&諸事情も重なり、シーズン3の準備があったにも関わらず、シーズン2で打ち切りとなった(悲し…)。映画T4も興行的に失敗、とか言っちゃってさあ、アメリカ国民よ、これの良さがわからんのか〜?
S・クロニクルズ全編をまとめた動画→http://www.youtube.com/watch?v=e3CT0AHDGqQ
シーズン2のラストシーン(この終わり方で打ち切りなんて、そりゃないよー!)→http://www.youtube.com/watch?v=8BRMFwgFLm0&feature=related

ちなみに、映画を見せてくれた友人のダンナさまは自衛隊勤務。地雷ってのは、踏んだりしたら爆発するもんだと思っていたら、ターミネーター4で”磁気地雷”ってのが出てきて、機械の磁気に反応する地雷だったので、「磁気地雷ってのは将来ありえる技術なの〜?」って彼に訊いたら、「あ、もうありますよ。」だって…。直接踏まなくても、磁気を帯びた(つまりエンジン)車両なんかがそばを通ったら爆発するです。コワイです。

いやいや〜、長くなっちまって…。好きなんすねー、我ながら…。ダダッダンダダン、
ダダッダンダダン(→コレ、名曲だと思う。頭から離れんし…。)…。