29 7月, 2011

映画 「善き人のためのソナタ」

〜監視国家になる前に(もうなってる?)見るべき映画〜

経済産業省資源エネルギー庁が、一般市民が利用する原発に関するネット情報(ツイッターやブログなど)を監視する業務を行う会社を入札で決めたそうです。落札額は7000万円。記事はこちら。
htt://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011072802000040.html
この記事を読んで、戦前の特高を想像しました。
私たち国民の情報のやり取りを監視するのなら、政治家やそれとつながる企業を監視するシステムも導入し、お互い監視する、ってのはどーですか?でなければ不公平です。なんで私たちの払った税金で、私たち監視されなきゃいけないんですか?せめて、監視費用の7000万は原発推進派の企業がカンパしあわなきゃ〜。電力会社のやらせメールもちゃんと監視してねっ♥
願わくば税金の7000万円は復興に使ってくださいね。そして、このブログも監視されているのかな……。
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と、話しはそれてしまいましたが、秀作映画「善き人のためのソナタ」のご紹介…。

20年ほど前まで、ドイツは東と西に別れており、両国は長〜くて高い塀で隔てられておりました。東ドイツは旧ソビエト連邦の衛星国として社会主義をかかげ、国民の言論を始めとした様々な自由を奪い、秘密警察(シュタージ)を置き、国民を監視しておりました。秘密警察のみならず、国民に密告を奨励し、隣りのおじさん、おばさん、おにいさん、おねえさん、が隣人のあることないこと密告していたような社会でした。
そんな暗黒の時代に、秘密警察で監視人として働いた男と監視された男女のお話です。泣けます。考えます。”私なら、どうするのか”と…。魂を震わせる作品です。予告編をご覧ください。
アマゾンで映画レビューが読めます。http://www.amazon.co.jp/善き人のためのソナタ-スタンダード・エディション-DVD-フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク/dp/B000PWQS3G

監視業務を落札されたというADK(社名)の皆さん、この映画を見て、仕事をなさってください。監視するのは仕方ないとしても、良心を失わないでいてください。お願いします。