20 5月, 2011

本物の科学者

京都大学原子炉実験所助教
小出裕章氏「隠される原子力」講演会映像
  

原子力研究の最前線に居ながらにして、40年も前(原子炉が国内にまだ3基だった
頃。今は54基。)から原発反対を唱え、裁判も起こしたという小出裕章氏。
40年間である。40年もの間、原発中止を訴えながら、一方で原発が3基から54基に
増えていくのを見るのはどんなにかくやしかっただろう…。
それでも、小出氏が40年も闘い続けて来たのは、原子力の本当の怖さを知ってい
るからにほかならない。
講演会の最後の方で、小出氏は「今、全国の原子力発電所を止めても電気は
充分まかなえます。」と言い切った。資料もちゃんとあっての発言。





上の映像は福島の原発で起きてることの解説。わかりやすいです
下は音声のみ。昨日19日の録音。現在の福島の原子炉の様子がわかります。
小出氏の映像はYouTubeで他にもたくさんあるので、興味のある方は是非ご覧ください。

参考までに、「原子力資料情報室」http://www.cnic.jp/では、原発に関する情報や
元原子力設計技術者など専門家の解説映像を見ることが出来ます。
それらの映像だけを集めた「CNIC映像アーカイブhttp://cnic-movie.blogspot.com/
というサイトもあります。

これからのことを皆で考え、選びとっていく時がきたと思う。
福島の現状がある以上、私は脱原発に向かいたい。
国民のひとりひとりが賛成にしろ反対にしろ声をあげて意思表示する時なのだと思う。
[反対しない=賛成]とみなされ、原発は作られ続ける。