07 11月, 2012

仕事vol.2

illustrated by obarie
フリーでイラストの仕事をしていると、途中でボツになる仕事っていうのがたまにある。
最後まで仕上げても、仕事自体がなくなってボツになることもある。
ボツになってもギャラがもらえるのと、もらえないのもある。
ボツにならなくても、もらえなかったもの(つまり本が出版されたにも関わらず)もある。
いろいろです。

左のイラストは、ハリーポッターの評論的な内容の単行本に使われる挿絵として数年前に描いたもの。私はまだハリーポッターを読んだことがないので、どういうシーンか知らないけど、「人がライオンと舟に乗って海に出てるところを描いてください」という指定を受けて描いた。ストーリーは知らないけど、この絵は自分でも気に入ってる。
この単行本は著者の気が変わって、出版されなかった。でもギャラはいただきました。
いろいろです。

昨日、またボツになった、というより、諸事情から私が抜けた仕事がある。
今、別件で100点以上の単行本用イラストの仕事をしているため、その仕事をするのは無理があったので、なるべくしてなった流れかもしれない。
仕事にも流れというものはあるなー、と感じる。トラブルも、ひょこっと現れる仕事も流れの一部だと思う。今年は8月くらいまで、その流れが全くなかった。
仕事の話しが来て流れに乗りたいがために、来る流れ全てに乗ろうとすると息切れしてダメになることもある。取捨選択が難しいけど、流れに逆らわないのが一番だろう。来る流れの全てがとどこおりなく流れることはなく、よどみにハマる流れもある。よどみにハマってしまうものは、大抵ボツになっているような気がする。よどみにハマったら、無理やり流そうとせずに立ち去るのがいいと、昨日抜けた仕事で思った。

また、流れが始まるとき、ボツになるんだけど誘い水的な仕事の話しが来るとときがある。変な壁画の仕事の話しがあって、たぶんそれが誘い水だったと思う。今までやったことのない仕事だったし、海外の個人宅ということで一瞬かなり舞い上がったけど、著作権などの問題が浮上してお断りした。
いろいろです。

このまま、うまく流れに乗ることができますように…。