30 4月, 2011

ふるさと唐津ぶ~らぶら

唐津市(佐賀県)出身の私が
唐津でもまだ行ってないところ、
初めての高島へ行ってきました。
唐津城のふもとから船で10分。
片道200円。周囲3キロの島。

この島には宝が当たると書い
て、宝当神社という有り難い(?)
神社があります。
全国から宝くじマニアが祈願に来て
いて、 1億円や1千万円など当選した
人々のお礼と報告がところせましと
貼られています。
境内の藤の花は満開で、よい香り。



帰りの船の時間まで1時間あったので、島内をぶらぶら散策。
港近くの肩寄せあって建っている民家の路地を抜けると、
島民が丹精している畑が広がります。島独特のまったりした
雰囲気が漂います。
そこに看板が…。
  
右に行くと”ツーツラツー”があるらしい…。
なんだかわからないけど探しに行ってみよう

モダンアート?ツーツラツーではなさそう…。
結局、正体わからず…。
海へ通じる道。ワクワクする瞬間。



木立を抜けると黒磯という海岸が
広がります。
砂浜はなく、ごろごろと大きな石ばかり。
しばし、磯遊びの楽しみ、ビーチコーミング。







 何もない島をそぞろ歩くのが、一番の島の楽しみ。          
でも宝当神社以外特に見るものがないという人は船着場近くの猫と遊ぶといいでしょう。
動物写真家の岩合光昭氏も高島の猫を撮りました。                   

売店のねこ。頭をなでてもらい、ここで売ってる袋に
宝くじを入れるとご利益がある、という営業活動にお疲れ気味。
若手の猫が横で愛嬌ふりまいてました。
  




船着場のまん前で売っているテンプラ(唐津では
そう呼ぶ。さつま揚げのこと。
でも、ここは薩摩じゃないけん…。)
110円。アツアツ。







 帰宅後、両親に「ツーツラツー」って、何?
って聞いたら、「スッス歩くことかなー」といつまでも正体不明…。

ちなみにこの高島の住民のほとんどが野崎さん。なので、島民の
自転車に書いてあるのは五郎、とか一郎とかの下の名前でした。

29 4月, 2011

今日もタケノコ掘り

今日も父について畑へ。
「おい、タケノコ掘ってこい。」と父の命令のもと、今日も鍬をかついで
タケノコ探し。食べるため、というより駆除のため。
 昨日、けっこう見つけたため、今日は2本。
 1本は伸びすぎだったけど、1本は完璧だった。
 土の上にちょこんと3センチほど頭をのぞかせ
 ている。お~、理想的。タケノコの脇の土を注意
 深く掘る。今日は鍬の扱いにも慣れてあまり腰
 にひびかない。タケノコの側面が見えて根っこの
 あたりまで掘り下げた。よし、根っこの部分に鍬を
 打ち込むわよ~。
 ガビーン~。タケノコの横っ腹に鍬が命中…。
 完璧だったはずのタケノコが上下まっぷたつに…。
 ちっ!無惨なタケノコを今日も持ち帰り。

 昨日の出過ぎたタケノコは、畑にびっしり生えている
 フキと油揚げと鶏肉で煮物(歯ごたえはあったけど、
 えぐくはなかった)に。そしてタケノコご飯。ごちそうさま。

アメジストのイヤリング

アクセサリーを常設させていただいてる国立の暮らしのアートギャラリーKUNITACHI
お客様Hさんのご注文でイヤリングを作りました。4月に愛犬のお散歩中に初めてギャラ
リーに立ち寄られたそうで、その時お買い求めいただいたイヤリングを気に入っていただ
き、今回2度目のご注文です。

淡いピンクやパープルがお似合いのHさんの雰囲気を
思い浮かべながら、石を組みました。写真がちょっと
ハレーション気味ですがメインはどちらも淡いパープル
カラーのラベンダーアメジスト10ミリ玉。
ひとつはローズクオーツとクラック入り水晶、
もうひとつはアクアマリンと組み合わせてみました。
さて、どちらをお選びになるでしょうか?

アメジストというと深い紫色のイメージですが、
いろんな種類のアメジストがあります。
レース模様のようなケープアメジスト、淡い紫の
ラベンダーアメジストなどなど。
アメジストは身につける人の能力や魅力を引き出す石と
いわれています。直射日光に弱いので、陽の当たるとこ
ろに長時間置かないようにしましょう。

28 4月, 2011

タケノコ堀り

昨日から九州の実家にいます。
今日は祖母が施設に入って無人になっている家の畑に父と出かけ、
草むしりとタケノコ掘りと夏みかんちぎりをしました。
こう書くと、なんだか楽しいゴールデンウィーク、みたいですが、
けっこう重労働。
タケノコはお隣りさんの敷地の竹藪から地下茎がうちの畑の一部に
伸びてきて頭を出しています。
一見ラッキーなんですが、これがちょっと油断すると人の背丈ぐらい
まで伸びてしまい、そしたら木こりみたいにノコギリで根元にくさび形に
切れ込みを入れて倒さないといけません。この作業がキツイのです。
竹の子はこまめに掘らないと地下茎が畑にはびこって畑がだめに
なってしまいます。もうすでに畑の6分の1は使えません。 

今日は15本くらいタケノコを掘りましたが、
6本は伸びすぎでその場で遺棄。8本は
地上に3~40センチは出てましたが、
えぐみがあるだろうけどもったいないので
食べちゃえ、ってことで持ち帰り。
唯一地中にあるのを長靴の底の感触で
探り当てたのが左の写真の一本です。

1日鍬をふるっていたので、腰が痛い…。
草むしりも鍬で土の表面をそぐようにして、
浮きあがった雑草をひょいひょいと抜いてい
きます。ただ、スギナだけは根っこが深い
ので鍬を深く入れないといけません。
で、あー腰が…。

27 4月, 2011

たんぽぽ

以前、ある月刊誌の表紙のために
描いたものです。

たんぽぽの黄色は心があったかく
なります。
たんぽぽの黄色を見ると私は現代
美術家のヴォルフガング・ライプ
を思い出します。
白い床の上にこんもりと積まれた
花粉(ひとりで集めるにはすごい
量です)の美しさ。ミツバチがこ
れを目指して飛んでくる気持ちが
わかるようです。



【作品詳細】
category :水彩画
materials:水彩絵の具+色鉛筆

26 4月, 2011

ガリ版でマメ版

5月1日から小田急線渋沢のレストラン”ぶらっすりー千元屋”(男の隠れ家的フレンチ)で
マメ版画展(詳細はこちら)が始まります。期間は1ヶ月。

作家提供作品によるチャリティーコーナーもあります。
その売り上げは全額、震災への義援金として日本赤十字
社に寄付されます。
 マメ版画展は、版の大きさがタテとヨコの合計が8センチ以内の作品ばかりが集まる展覧会です。
イラストレーターを始め絵本作家さんや版画家さん計41人の作品が集まりました。銅版画、木版画、ガリ版画など、いろんな版画が見れますよ。
千元屋は男の隠れ家だそうですが、女性の方も美味しいフレンチをいただきながらの版画鑑賞をどうぞ。




近くに住む友だちヤマネちゃんも出展するので、私たちは共にガリ版作品を作りました。
私が小学生の頃、プリントといえばガリ版でした。アナログな味わいが再評価されて、
今また静かなブームのようです。

25 4月, 2011

スコーンを焼く

最近、仕事の材料費がかさんでちょっとビンボー…。
ビンボーになってイヤなことは、旅行に行けないこと。
でもビンボーになってよかったこともあります。それは
スコーンを焼くようになったこと。(買うと高いからね…。)
写真は最近ハマっているコーヒースコーン。
 いつものスコーンのレシピにイン
スタントコーヒーの粉を砕いて
混ぜるだけ。砂糖はいつもより
少し増やします。
友達の友達が私のスコーンを食べ
て「フォーシーズンズホテルの
スコーンよりウマい」と言ったそ
うです。光栄でござるぅ〜。
でも、フォーシーズンズホテルで
お茶することなんて今までも、こ
れからもたぶんないので、ホントか
どうか検証のしようがないですが…。

他には今まで紅茶スコーン(まあまあ)、抹茶スコーン(合格)、塩味
スコーン(不満)といろいろなフレーバーに挑戦してきました。
今後の目標は塩味スコーンを完成させること。サラダに合うパンのイメージで、
頭の中ではイイ感じなんですがねー…。それと、かぼちゃのスコーンにも挑戦
したい。
美味しいスコーンの条件は、”粉はケチるな、いいものを” だと思います。
私はサラダに合うスコーンを目指しているので、国産の地粉(中力)と
全粒粉(強力)を使ってます。

多すぎる in India

〜旅の写真館・乗りもの編〜

列車(2等車)の天井。
扇風機、多すぎ…。

---------------------------------
インドで列車に乗る時、特に
決まった日や時間までに目的地に
着きたかったら、2等車であって
も予約をした方がベター。
予約をしていても乗り込むと、予約
した席にはしっかり人が座ってます
ので、「ここは私の席よ!」と切符を
見せながら強く言わないとどいて
くれません。インドでは毎日が闘い。
目的地に予定通りに着いただけで、
とても達成感があります。

24 4月, 2011

選挙に行こう

今日は統一地方選挙の日。
街角の選挙ポスター掲示板には誰が誰だか見覚えも
ない人たちがたくさんいて、何を公約にしてるのかわからない…。
選挙カーで回ってるけど、名前ばっかり連呼して公約など
言わないのでうるさいだけ…。
人の数だけ演説会はあるみたいだけど、人によって場所と時間も
てんでバラバラだし、全員一カ所に集めて演説会してくれないかしら〜。

                                                
で、今回は入れる人は決めてあります。
やはりお話を聞いた人です。
以前は新聞みたいな候補者の紹介の紙を
読んだり(それでもやはりよくわから
ない…)バックについてる党派などで決め
てましたが、今回はお話を聞く機会があって、
今まで何をして、これから何をするのか
 話しを 聞いた人にします。


20代の頃は、”私ひとり入れなくても結果は変わらないわ〜。”と
思って選挙に行きませんでしたが、ある人に「入れたい人がいな
かったら選挙に行って”入れたい人がいない”という意思表示を
しなさい(つまり白紙を入れてきなさい、ってこと)」と言われた
ことがあります。「選挙に行かず、当選した人の政策が悪くても、
アナタ、文句は言えないよ(批判はできないよ)」とも…。
それから、選挙に行くようになりました。
文句を言うため、かな…?    
           
【作品詳細】category :イラスト / materials:鉛筆+CG

友だち

去年亡くなった同い年の友達のブログが好きでした。

亡くなって半年経とうとしてる今も、ブログは閉じられることなく、
私はときどき見に行くのですが、主(あるじ)のいない家をそっと覗き
見てる気分です。
ブログは最後の1年近くの闘病生活に入るあたりで終わっています。
彼女は主に環境問題やスピリチュアルな事柄を取材して記事を
書いたり、書評を書いたりする仕事をしてました。彼女の書評を
読むと、どの本も読んでみたくなったものです。

もし今も彼女が存命中なら、地震や原発問題とそれにまつわる
社会問題について、きっと連日熱く語っていたと思います。
そして、その記事を読んでみたかったと心底思います。

これからも、主のいない家を訪ねて、彼女の遺した言葉の数々に
元気をもらおうと思います。

23 4月, 2011

スクラッチボード画風のお仕事

スクラッチボード画のタッチでチーズのパッケージの絵を描き
ました。西友などの大手スーパーに置いてあります。
自分がやった仕事だから言うわけじゃ
ないけど、このチーズのシリーズ、
ジェラールセレクションは美味しいです。
カマンベール、クリーミーウォッシュ、
ブルーチーズの3種類あります。

私は、あまりクセのない方が好きなので、
これらは私好みです。
風景の絵はパッケージ上部の背景用。
人物の絵は、仕事の始めにサンプル用に描いたものです。

一昨年、パリに住む知り合いの日本人夫婦のところで夕食をご馳走になったとき、食事の後に、チーズの盛り合わせがデザートみたいに出てきたので驚きました。
チーズってデザートだったんですね(正確には甘いデザートを食べる直前に食べるらしい…)。前菜だとばっかり思ってました。
                  ああ、なんかチーズ食べたくなってきた…。
------------------------------------------------------------------------------------------
ページ上部のARTギャラリーで、私が描いたスクラッチボード画をいくつかご紹介しています。

拾いグセ

海岸に行くと、何か拾いたくなる。
表面が波に洗われてツルツルになった流木、原形の
わからない貝、ウニの殻、割れて角が波で摩耗した
シーグラス(sea glass)などなど…。
どこに魅かれるんだか、私の部屋にはそんなものたちが
入った箱がいくつもある。


しまいこんでるとただのゴミだから

使わなきゃ、と思い、部屋の飾りに

してみようかと麻ひもで単純につないで

みたらステキになった。

友達に本をプレゼントしたとき、本を

和紙で包んで、このじゃらじゃらした

ヒモをかけて贈ったら、それがカワイイと

評判で喜ばれました(中身よりも…)。

22 4月, 2011

オアシス

砂漠を歩く。暑い。
いつになったら、
オアシスに着くのやら…。

太陽が我が身を照らして
できる影が、実はオアシス
かもしれない…。


--------------------------------------------


こんな物語を考えながら
描いてるわけじゃなくて、
影が水だったら、砂漠を
歩くのに都合がいいだろうな、
って思って描いてました。



【作品詳細】
category :アクリル水彩画
materials:和紙、アクリル絵の具

美しい井戸 in India

〜旅の思い出・美しいもの編〜

インドというと”キタナイ”ってイメージありますが、
そう…、キタナイんです。
でも、美しいものはそれ以上にたくさんあります。
インドは、”美しい” と ”キタナイ” が混在するところです。
美しい壁画で彩られた文化財級の建物の壁際で、ウンチしてる
おじいさんいますから…。

インドの数ある美しいもののひとつ。階段井戸。
この天窓の真下が水汲み場です。
(今は水道が整備されているので、現在は使われていません。)










(アダラジ階段井戸
     in アーマダバード) ’08




昔は、ここがオアシスだったのでしょう。この劇場のような
美しさ。水がいかに神聖で大切なものだったかが(今も
そうなんだけど…)わかります。
何キロもの炎天下の道を水汲みのために歩いて来る娘たちや
おばちゃんたち、またラクダを連れた商人や、巡礼の旅人たちが
水としばしの休息と社交の場を求めて、ここに集ったのでしょう。
劇場とも見まごう階層のあちこちから色鮮やかなサリーが見え隠れ
していたにちがいありません。
旅人が奏でる音楽が聞こえてきそうな場所でした。
---------------------------------------------------------------------------------
*下の二人組は観光客が井戸に投げ入れたコインを集めているところ。
井戸に落ちないよう張られた金網の上から針金で上手に捕獲中。ドロボーさんなのか
管理人なのかわからないところがインドらしい…。


21 4月, 2011

肌のお手入れ in India

〜旅のたしなみ編〜

コワイですねー。特に私の顔が…。
友人のKちゃんと、インドのホテルでのひとコマ。
どんなボロ宿に泊まっても、スキンケアをおこたらないKちゃんを
いつも横目で見ながら感心してました。











「りゑちゃん!インドの空気は汚れてるんだから、ちゃんとお手入れ
しなきゃダメよ!!」と何度警告されても糠に釘の私でしたが、
インドで何度かKちゃんの母親に間違えられて(しかもKちゃんは私より
年上!!)危機感を感じてからというもの、2度目のインド以降の旅では
Kちゃんのマネして、フェイスパックを持参しています。
これがやってみると、意外と気持ちイイ。旅先での緊張もしばしほぐれ
ます。変な顔になるからお互い笑えるし…。
顔って、ストレスでけっこうこわばってるものです。

映画「ミリキタニの猫」

〜私のお気に入り映画のご紹介〜

ニューヨーク。
9.11のその日も、日系人ホームレス・ミリキタニ(三力谷と書くらしい…)氏は
いつものように街角で絵を描いている。
美しい色合い、アーチストとしての誇り、フィルム制作者(監督)との
くったくのない会話…。
いつの間にか、ミリキタニ氏の生活をとらえたドキュメンタリーフィルムに
引き込まれていきました。

監督リンダ・ハッテンドーフがミリキタニ氏の生い立ちをたどるうちに、
第二次世界大戦の戦中戦後の日系人たちの苦悩に出会っていきいます。
監督とミリキタニ氏との交流風景、ミリキタニ氏の美しい絵、悲しい歴史…。
それらが織りなす映像は、いつしか私たちに生きる希望を与えてくれます。

ちょっとガンコだけど、かわいいパワフルなミリキタニ爺さんに乾杯!


20 4月, 2011

出会いの妙

私の住む国立の大学通りは木立が美しく、ウォーキングに
最適です。これからは芽吹きや青葉が美しい季節。
現在アクセサリーを置かせていただいてる”暮らしのアートギャラリー
KUNITACHI”のオーナー田中さんと初めて出会ったのは、去年の今頃、
大学通りのウォーキング中でした。

ウォーキング中、看板を出してる田中さんに「ギャラリーを見て
いきませんか?」と声かけられた → 雨が降ってきたので雨宿りで
長居した → 話してたらアクセサリーをほめられた → 自分で作った、
って言ったら、「置きませんか?」って言われ、アクセサリー販売
し始めた

というわけで、あの時ウォーキングしてなければ、そして
雨が降ってこなければ、こうやってアクセサリーを売ることも、
昨日みたいにワークショップをすることもなかったのです。

人生どこに出会いがあるかわかりません。
とりあえず、街に出よう!























【作品詳細】
category :illustration(月刊マクロビオティック/表紙)2007
materials:水彩+CG

19 4月, 2011

ワークショップ(スクラッチボード)

今日は私が講師を務めるスクラッチボードのワークショップの日でした。
リピーターのTさんと、今回初めて参加されるYさんのお二人。
場所は国立駅から徒歩15分くらいの閑静な住宅地の中のギャラリー
暮らしのアートギャラリーKUNITACHI」です。
時折世間話に手を休めたりお茶を飲んだりしながら、なごやかな
雰囲気の中、制作されました。
今日のお題は、Tさんが綿毛のたんぽぽ、Yさんが桜の花。
お二人とも、それぞれのペースでお花をステキに仕上げて
くださいました。
 


作品もだいたい仕上がる頃になると、国立やお隣りの府中の
おいしいお店情報で盛り上がりました。
お茶をいただきながら(お菓子もついてます)、ギャラリーの
落ち着いた雰囲気の中でのワークショップ、いかがですか?

18 4月, 2011

スクラッチボード

モナリザもアッと驚く(広告のキャッチコピー)世界堂の
版画材料売り場の片隅で見つけたスクラッチボードで作品を
作り始めて5年くらいになります。
ペン先が刃になっている道具で黒い塗料の表面を引っ掻いて
描くもので、小口木版のような風合いになるところが気に入って
ます。参考書がなかったので、見よう見まねでやり始めました。
今では、国立の「暮らしのアートギャラリーkunitachi」で
ワークショップもやっています。

白い紙に黒い線で描くのと、黒い紙に白い線を描くのでは、
同じ絵柄でも雰囲気がガラリと違います。
ロマンチックな言い方をすると、スクラッチボード画は
闇の中の物体に光を当てて、ものを浮かび上がらせていく
ような作業だと思っています。カリカリと引っ掻いてできる
線の一本一本が光の筋です。














【作品詳細】
category :スクラッチボード画
materials:スクラッチボード
size:63×63mm(窓内寸)



スクラッチボード作品はこちらでもいくつか見れます。→http://obarie.blogspot.jp/p/art_5.html

17 4月, 2011

タイシルバーのブレスレット

最近、超電撃でお嫁に行ったUっちゃんのところにお嫁に行った
ブレスレット。タイシルバーとルビーインゾイサイトと小粒の
ブラックオニキスを組み合わせました。














ここ2〜3年で金属が値上がりしている中、タイシルバーも
私が数年前に買ったときの4倍近くになってるらしいと
耳にしました。もう、今は高すぎて仕事用の材料としては
気軽には買えそうにない…。

チェンマイのシルバー屋さんが懐かしいなあ。
蝶、花、象、魚、渦巻き、トンボ、などの形のや
いろんな模様の刻印された沢山の種類のシルバービーズ
があって、あれもこれも欲しくて迷って、楽しい買物でした。

16 4月, 2011

不思議な本 ”質問”

もう20年くらい前になるでしょうか、荻窪の古本屋で買った
「質問」という本があります。寺山修司のパートナーだった
田中未知による著作です。
365ヶの不思議な質問から成り立っています。1ページにひとつの
質問で、反対側のページは英訳になっています。

どんな質問があるかというと…
●生まれてくるのが早すぎましたか?遅すぎましたか?
●自尊心とはどのくらいの量を持つのが適当でしょうか?
●一番楽しい裏切られ方はどんなのですか?
●今日何かを失くしましたか?
●心は体のどのへんに置いておくべきでしょうか?

などなど、不思議な質問ばかり。
これは読み手がつくる本だといえるでしょう。
これらの質問に対する答えは時とともに変わるかもしれない
からです。毎日違う質問の、答えの日記をつけたら面白いかも…。

15 4月, 2011

10アンペア生活

友人のきくちゃんは10アンペアの電気で生活しています。
しかも、以前は20アンペアあったのに、わざわざ10アンペアに
下げたというからオドロキ…。
もともときくちゃんは、冷蔵庫を持たない。テレビとエアコンも
ない。ちょっと前までは洗濯機もなかった。
最近「洗濯機は持ってるのよぉー。」と、ちょっとくやしそう。
きくちゃんは、お金がないからそうしているのではなくて、
モノを持つということに恐れを持ってるようなのです。

モノを持つ、ということは、モノに縛られること。
モノで溢れかえっている部屋に住んでいる私は、いつも
それを痛感しているにもかかわらず、モノが手放せない…。

私のアパートは古くてで20アンペアしかないので、
エアコンと電気ストーブを同時に使うと、ブレーカーが
落ちてしまいます。エアコンと電子レンジもしかり。
電子レンジを使う時はエアコンを止めに走ります。
慣れたのか、不便は感じなくなりました。
ただ、冬は寒いです。でも、今年は風邪ひかなかったなあ。

素人考えかもしれないけど、各家庭の40アンペアを30アンペアに、
30アンペアを20アンペアに下げて、電化製品の使い方を工夫すれば
計画停電をしなくても電力需要をまかなえるのではないかしらん?

















地下宮殿
(イスタンブール/トルコ)2004

14 4月, 2011

ダンジェネスに行きたい

私の好きな本に「Derek Jarman's Garden」という本があります。
今は亡き英国人映画監督デレク・ジャーマンが、原子力発電所のある
海辺の町ダンジェネスで漁師小屋を手に入れ、エイズで亡くなるまでの
数年間、まわりの殺伐とした風景の中で独特のガーデニングをする様子が
カメラで克明に、且つ美しく記録されています。
彼の日記と詩が写真とともにレイアウトされていますが、
英語をあまり解さない私は美しい写真集として楽しんでます。
デレクがエイズによって衰弱していくに従って、彼の庭はより輝きを
増していき、デレクはより穏やかに死を受け入れていく様子が
Howard Sooleyの写真から伝わってくるのです。

ダンジェネスに行きたいなあ。
イギリス中で一番美味しいフィッシュ&チップスの店もあるらしいし、
今も大切に保存されているというコテージに行って、ひがな一日
海と庭を眺めていたいものです。



















13 4月, 2011

山珊瑚のリング

八王子の手仕事マーケットで山珊瑚を手に入れたので、
リングに仕立ててみました。
最近、くるくるワイヤーがお気に入り。
赤いものを身につけていると元気が出る、というのは
私にとっては確かなようです。





【作品詳細】
category :accessory
materials :山珊瑚、珊瑚(染め)、淡水真珠、
     メタルビース、アーティスティックワイヤー

12 4月, 2011

メタルエンボッシング


今日はメタルエンボッシング教室の日。
先生は小金井紫馬工房の深江ミツエさん。
国分寺の素敵なアンティーク喫茶カフェ・デ・ロジェでの
2時間ちょっとの教室です。
今日の課題はウェルカムボード。
道具や技法のことなど覚えることが多い(そして
忘れることも多い…)けど、ヨーロッパの骨董屋のような
雰囲気と、先生や生徒さんたちの和気あいあいな雰囲気の中で
時間はあっという間に過ぎていきます。
いずれ、この技法を使ったアクセサリーを作りたいと
思います。