24 4月, 2014

鍵のネックレス

ちょっとそこまで買い物に行くとき、家人が居なければ鍵を持って出なければならない。
最近の洋服にはポケットがない服が多いので、鍵と財布を一緒に持たないといけないが、意外と一緒には持ちにくい。ポケットがあったとしてもキーホルダーごとポケットに入れると、ポケットが変にふくらんだりして何か気になる。

左:一見鍵には見えない(つもり)
右:鍵の背後に真鍮の部品を下げた。揺れるとチラッと
見えて、鍵のシルエットから目を逸らせる(ような気がする)
そんな時のために、鍵をネックレスのように首にかけて出たらいいかも、と思いついた。
しかし、現代の鍵というのは鍵を開ける働きのためだけに存在するので、デザインとしては味気ない。そこで、鍵をデコってみた。アクセサリーで使う透かしの金具を接着剤で数個貼りつけただけ。
デコると言っても、鍵穴に入る部分にはデコれない。鍵のシルエットをごまかすために、石のペンダントヘッドが重なるようにした。なんとなく十字架のシルエットに見えなくもない。

これは玄関に下げておいて、ちょこっとそこらへんに出かけるときに使おう。


鍵をこんなに長時間さわったのは初めて。
鍵って不思議。
この3〜4センチの鍵穴に入る部分の凹凸が、たかが凹凸、されど凹凸で、0.何ミリか凹凸が違っただけでも鍵は開かない。
昔の鍵のデザインには雰囲気があった。
なぜ、今の鍵には雰囲気がないのだ?
鍵は人の運命を決めることもあるのだから、もう少し雰囲気があってもよさそうなものだがなあ。
鍵への尊敬の念を込めて制作してみました、ということにしとこう…。

→写真はネパールで買った、お土産用に売られていた鍵。鍵と言うより、錠前というのかな。
 サソリやトラなど動物の形が楽しい。口から出ている棒を押し込めば開くという、簡単な仕組み。

20 4月, 2014

土器でカレー

「りえちゃん、土器でカレー食べたくない?」と近くに住む友人Yちゃんに誘われた。
私は縄文土器が大好き。去年、松阪市でスンバラしい舟型の埴輪(はにわ→これも土器)を見て、弥生土器も少し好きになった。
土器好きとしては、 万障繰り合わせて行かずばなるまい。幸い万障もなく(つまり予定なし)、うちから歩いて10分の場所だし、難なく行けた。

マイウ〜!!(最高の賛辞のつもり)
会場ラマパコスでの夜7時からの土器カレーお食事会には、その土器を作った作家さん熊谷幸治さんも同席されて、お話を聞きながら、美味しいカレーをいただいた。
陶器とも磁器ともちがう土器の魅力を熱心に語ってくださった。どの話しも面白かったのだが、いちばんの驚きは、熊谷さんはいろんな土を極めた結果、日本中どこでも土器はできる、という域に達した、というところ。日本中どこでも、呼んでいただければそこの土で作って、そこで野焼きします、とのこと。
天気さえよければ、土を掘ることから焼き上がりまで1日で出来るそうだ。

陶芸家は当たり前だが土にこだわる。作家にとって作品の生命線にも等しい土が、どんな土でも土器ならできる、というところが”目から鱗”であった。そして、土器を焼くには、ワラか草むしりした雑草(干してあればよい)があればいいというのだ!これに至っては、どこから鱗が落ちればいいか、というくらい驚いた。
つまり、実家の畑で土器ができるじゃないか!という希望にそれはつながり、しかも窯を買わなくていい、という手軽さが嬉しい。

本当は、昨日と今日の二日間、谷保駅に近いやぼろじという場所で、土器作りワークショップをやっておられたのだが、知らなかったので、残念ながら今回は体験できなかった。
次回は是非参加します。楽しみだ〜。

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ラマパコスでの展示:http://lamapacos.net/blog/?p=42
熊谷さんインタビュー記事:http://panorama-index.jp/webmag/interview_kumagai_yukiharu_1/
熊谷さんのインタビュー映像:https://www.youtube.com/watch?v=3W5RmWXbXg4

18 4月, 2014

初日のはずが

新作・小鳥のペンダント。
犬のペンダントもあります。
アクセサリーの販売時に店頭でお渡しする出店予定には、今日から5日間の聖蹟桜ヶ丘アートマンでの出店予定と書いていたのですが、昨日搬入に行ったら、事務処理の手違いで私の予定が入っておらず、今回の出店はとりやめとなりました。

出店してると思って雨の中ご来店くださったお客様からお電話いただき恐縮です。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
次は6月1日から府中アートマンに出店しますので、よろしくお願いします。

15 4月, 2014

映画「パッセンジャーズ」

〜今週の名画座・キネマ大羽〜

セラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、航空機事故の5人の生存者たちのセラピーを担当する。
しかし、一人また一人と姿を消して行く生存者たち。セラピーを監視するかのように、不審な男の影がちらつく。生存者たちにもクレアにもただならぬ不安がつきまとう。彼は誰で、何のためにクレアと生存者たちを監視しているのか…?

ミステリアスなストーリー展開にワクワクしますが(人生はミステリーじゃけんね)、最後の最後に謎が解けます。
映画「ジェイコブズラダー」や「アザーズ」と同じ世界観を持っています。
そして、2回見るとわかりやすい。謎は1回目で解けるのですが、2回目を見ると、登場人物達の不審な行動に合点が行くのです。
ストーリーがわかってしまうと、これは面白くないので、我慢してあらすじはこのくらいにしますが、「人は気づくことで、変わる」あるいは「人は気づくことで、進む」というのがキーワードじゃろか?気づくことで生きる世界さえ変わってしまう、ということも。

予告編はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=43wvuL1zPXA

話しは変わりますが、知り合いのデザイナーUさんがスペインを旅したときのことを話してくれたことがあります。
Uさんは幼いころから霊感が強く、スペインのホテルでも霊と出会ったそうです。
その霊は青年で、彼がいた部屋のソファで本を読んでいたのだそうです。
Uさんが青年になぜ、そこに居るのか聞いたら、両親とはぐれてしまったのだと言ったそうです。ふとホテルの部屋の扉に目をやると、両親らしき男女(これも霊)が、部屋の中を覗き込んでいるのが見えたので、その青年に、「君の両親はそこで君を捜してるよ」と教えてやると、青年は振り返り、両親を認めて両親のもとに駆け寄り、3人で仲良く行ってしまったそうです。

そうなんですねー、気づかないと霊になっても、迷うわけです。すぐそばに探してるお互いが居たとしても。生きてる時でも同じですね。すぐそばにある探し物や幸せに気がつかないことは多々多々あります。

こんなこと書いたら、映画の内容わかっちゃうかなー?

09 4月, 2014

内科へ

アクセサリーの制作販売をしていると、ついついトイレにも行かず、水分補給もあまりできないので、疲れがたまって免疫力が落ちると、私の場合は膀胱炎になるんだな、というのがここ数年の経験でわかってきた。

去年は、腹痛を伴う血尿が出て辛かったのだが、販売期間中は病院に行く時間がなく、歯科医院で抜歯したときにもらった抗生物質の飲み残しでどうにかしのいだ。
また今年も膀胱炎になり、今度は抗生物質の飲み残しもないのでどうしよう?、と思っていたら、「膀胱炎を甘く見ない方がいいわよ。ひどくなって腎盂炎になったら、大変なんだから!」と、常連のお客様にお叱りを受け、もう一人のお客様に教えていただいた府中市内の内科クリニックへ行ってきた。

尿検査の結果は来週出るけれど、とりあえず抗生物質を一週間分処方していただいた。
抗生物質って即効ね。昨日の朝は、起きるのが辛くてたまらなかったのに、夕べの1回分飲んだだけで、今朝は楽になっていた。

大学から東京に出て来て以来、内科に行ったのはこれが4回目くらい。かかりつけ医が居た方がいいとは思っていたけど、いつも行くのは歯科くらいで、内科にほとんど縁がなかった。
今回紹介してもらったクリニックの医師は、午後は往診をされているようで、午後の外来は5時から7時半と変則的だけれど、医師はざっくばらんで信頼がおける感じのお人柄で、往診してもらってる老人の方々にとっても頼もしい感じがするんじゃないかな〜。これから何かの不調のときはここに来ようと思っている。

07 4月, 2014

虹と海のホスピタル

父は睡眠障害のために通院している。家族から見れば、途切れ途切れでも父は寝てるのだが、本人は寝た感じがしないらしく、眠れない眠れない、と訴える。

写真は、昨年の秋から父が通っている精神科の病院”虹と海のホスピタル”のロビー。
まるでホテルのような、このロビーは、なんとかいう建築デザインの賞をとったらしい。
写真ではよくわからないが、奥の方には二階の高さから水が流れ落ちている。
これの前に通っていた病院で、父は鬱と診断され、抗鬱薬と睡眠薬を処方されて、逆に変になっていた父を見て危機感を感じ、ネットで唐津市内の精神科の病院を探したら、この病院に睡眠外来があったので私の判断で予約を入れた。
父は、今は入眠剤と漢方薬を処方してもらい、だいぶ回復してきている。

虹と海のホスピタル”と長ったらしい名前だが、精神科なイメージがないようにしてるのかな?病院のサイトを見ると、アクセスのところは首都圏からのアクセスが載せてあり、こんな九州の片田舎の病院でありながら、首都圏からの患者さんをターゲットにしているようだ。お忍びで入院治療したい人には良いかもしれない。
精神を病んで長い入院が必要な場合は、何も自宅近くの病院に居ることもないだろう。逆に家族や職場から離れた方がいい場合もある。
虹ノ松原という美しい松原も自転車でちょっと走ればすぐである。
写真でしか見てないが、部屋もホテルのようだ。パンフレットを見ると、食事も美味しそう

父の担当医・S先生は、白衣を着ていない。実家に居る時は父の受診に付き添うのだが、 いつ行っても、先生は紺かカーキ色の、シャツかツナギのようなものを着ていらっしゃる。たぶん、患者さんをリラックスさせるためではないかと思う。
最初、診察室のドアを開けたとき、つなぎを着た葉加瀬太郎風なヘアスタイルの恰幅のいい男性が座っていて、どっかのバイクショップの店から出てきたあんちゃんと見間違えた。

もし、私が精神を病んだら、ここに入院したい。病院の向かいはホームセンター。
病院のリハビリや作業療法(革細工教室もあった)を受けながら、外出は虹ノ松原とホー
ムセンターかな。子どものためのワークショップや復職するためのプログラムもあるようで、いろんな試みをやっている。
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虹と海のホスピタル:http://www.nijitoumi.or.jp/
脳ドックあります。保険きかないので高額ですが、脳の病気で突然倒れたり、突然死するよりは、予防のつもりでいいかもです。退職金でいかが?
http://www.nijitoumi.or.jp/mri.html

病院の設計事務所のサイト http://www.kyodo-aa.co.jp/works/type/02psychiatric_services/21sdo/

04 4月, 2014

4月のアートマン

長らく、ブログの記事をアップしませんでしたが、その間いろいろあり、少々疲れておりました。その間にあったことで初めて経験したのが、生まれて初めて救急車を呼んで乗ったこと。母が玄関の上がりかまちから転落し、ガラスを割って側頭動脈を切ったのです。血が止まらなくてコワかったヨォ〜。119がすぐ押せなくて、3回くらいかけ直しました。
玄関には殺人現場のように血だまりができて、壁に血しぶきが飛んでおりました…。
母は生きてます。

さて、今月も府中アートマンに出ています。始まってからお知らせしちゃって、スミマセン。
たまたまアートマンに買物に来られて、久しぶりに再会したお客さまにピアスのオーダーいただきました。
春の芽吹きを思わせる色の大振りのピアスです。
近々行かれるヨーロッパ旅行につけて行ってくれるそうです。
ありがとうございます。

アクセサリー制作の合間に、箱も作ってます。
箱は意外と作るのが面倒くさい。
0.5ミリの狂いでも箱として機能しなくなることがあるからです。
面倒くさいことが苦手な私でも比較的簡単に作れて、少々いびつでも気にならず(笑)、材料費も手頃で、後々捨てられても惜しくないが、決して”ダサクない”箱はできないものか、と工夫してみました。