12 6月, 2011

原発のこと、食への影響など

アクセサリー実演販売や、イラストの急な仕事で原発の現状チェックをこの
10日間ほどしていなかったので、ブックマークしている小出裕章(京大助教)
非公式まとめhttp://hiroakikoide.wordpress.com/を読んでみると、
相変わらず福島は深刻であることがわかります。
やはり毎日チェックしないと、と思いました。チェックしないことで、危機
感が薄れて(政府の思うツボ?)、でもそれは幻想で、実はもう首まで水に
浸かっているのではないかとさえ思えます。
この記事の中の「汚染されたものは大人が引き受ける」という記事に、
これこそが自己責任の最たるものかもしれない、と思いました。
今日、スーパーに買物に行って、福島や宮城ににより近い茨城県産などの野菜
に手をのばすとき、ちょっと勇気が要ったことはいなめません。
〜以下の青字は、”小出裕章非公式まとめ”から一部転載したものですが、
オリジナルは週刊金曜日2011年6月10日号の特集記事「放射能と食」です。

●放射性物質は東京方面、福島県内、宮城方面、そして米国にまで流れ、
汚染を広げて地球の陸と海すべて、そして全ての生きものが汚染されており、
安全で大丈夫な食べものはもうないと思うしかない。

●すべての食べものを測定し、汚染度が高いものは年寄りが食べればいい。

子供は汚染度が低いものを食べる。大人は、特に私の世代を中心として、
原子力をここまで許してきた世代としての責任がある。
 -------略---------------
●消費者が、汚染されている福島の農産物や近海の海産物を拒否したら、福島の
農業、漁業は崩壊してしまう。日本は一次産業を崩壊させ、工業を発展させるこ
とを中心として進んできたが、原発はその象徴だ。その象徴である原発が事故を
起こした今回、一次産業を更に崩壊させる選択をするべきでない。

●知恵を働かせて子供を守り、大人はあきらめて食べるべきだ。

汚染度が高いものは年寄りが食べればいい、というくだりは、決して差別的な
発言ではなく、もうそれしか選択肢はない、というところまできているという
ことの表れだと思います。まずは子供を守ること。汚染度の低いものがあれば
それは全て子供に食べさせよう、ということです。

これは東京の下水処理場の汚泥から検出された放射能物資についての小出氏のお話。音声のみ。

小出氏を始め、4名の参考人が国会で証言した映像をまだご覧になってない方は下記アドレスをクリック。
http://obarie.blogspot.com/2011/05/blog-post_9446.html