19 5月, 2013

問題発言

「慰安婦は必要だった」「慰安婦はどこの国の軍隊にもあった」などの発言を聞いて、いつまでたっても日本の政治家って(全部じゃないです。あしからず…)、低レベル思考なんだなー、とガッカリする。例えば、殺人犯が罪を問われて、「だって、他の人だって人殺ししてるもん」ってアホな言い訳してるのと同じだってこと、元弁護士センセイがわからんのかい。
こういうことを言うってことは、また戦争が起こったときに平気で”慰安婦を派遣”しかねないし、戦争さえも独特の理論武装で正当化しかねない。
自分の妻や娘を慰安婦として派遣できるかどうか、我が身に引きつけて考えたことはないのか…。想像力のなさ、あるいは”自分の身(内)には起きない”ことだと思っているから言えること、つまりある種の差別意識が見え隠れする。

その問題発言の後の世論調査で「維新」の印象が悪くなったと答えた人が50%にとどまった、というのも、なんか切ない。
慰安婦に関して問題発言した政治家たちとそれを支持する人たちに想像力があるのだとしたら、もし戦争になった時、自分の妻や娘を慰安婦として派遣できる人たちなのかもしれない。
問題発言をするこの政治家をカリスマと勘違いしてついて行こうとする動きがあることに不安を覚える。この不安が取り越し苦労ならいいけれど…。