10 5月, 2013

帰京

うちから徒歩15分の唐津の海岸。
気晴らしの散歩に行けたのは
結局一回だけだった。
3週間弱の九州の実家滞在から帰還。
今回は前回と比べて、要介護1の母の下の世話をする回数が増えた。要介護認定審査では、自分で食事をとれるかどうかが審査基準の軸になっているようだが、排泄時の自立具合も基準に入れて欲しいな〜。
母は食いしん坊将軍だから、寝たきりになっても、きっと食事だけは自分で食べるだろうと思われる。
しかも、普段は足が痛くて「痛タタタタ…」とか言いながら、時間かけて痛そうに立ち上がるくせに、審査時は「立ってみてください」と言われて、スクッと立ちなさる…。普段は何か話しかけても、無愛想に答えるか、または答えもしないくせに、審査時はスマートな受け答えをなさる。お願いだから普段通りにやってよねー。

まあ、それでも要介護認定がとれて、デイサービスに行ってくれるのは、家族にとってとても助かっている。
先日、デイサービスから帰って来た母が「あんたの同級生のK君のお母さんがデイサービスに来始めらしたよ。」と言った。なんでもK君のお母さんのほうから我が母に「お宅のりえさんとウチの息子が同じクラスでした。」と話しかけてこられたらしい。

また別の日には、高校時代の剣道部の先輩のお店(カバン屋さん)に行って立ち話したとき、「お母さん、どこのデイサービスに行きよらすと?」と聞かれたので、「S医院」と答えたら、先輩は「あら〜、ウチのお義母さんもよ〜。」と言って、しばしお互いの親についての話しに花が咲いた。
幼い子を持つ母親が公園デビューして、などという話しが、老いた親を持つ子ども同士が施設(?)デビューという話しに取って代わる日はそう遠くはないだろう。