09 3月, 2013

なぜ今、急に、PM2.5?

環境省のホームページでは、平成12年度から22年度までのPM2.5の観測データが閲覧できる。http://www.env.go.jp/air/osen/pm/monitoring.html

例えば、11年前の平成14年4月の大阪の観測データを見ると、1日の平均値が国の基準値とされている35マイクログラムを超えている日が11日間ある(表の右から3列目が1日の平均値)。1日の平均値が104マイクログラムという日もある。
しかも、夜11時の1時間のうちだけ735マイクログラム(!)の日とかもあって、すごいのである。http://www.env.go.jp/air/osen/pm/monitoring/data/h14/n-a03osaka-beta.pdf

別の国立環境研究所のホームページ(http://www.nies.go.jp/igreen/td_disp.html)で我が実家のある佐賀県唐津市の3年前の2010年度のPM2.5の月間値を見てみると、基準値を超えた日が多い月は最高で5月に6日間、年間で基準値を超えた日は25日間ある。

基準値超えは10年以上前からずっとあったのである。
なのに、なぜ急に、今年になって、マスコミは騒ぐのかなあ〜?
基準値を超える日は外出を控えた方がいい、と言うのであれば、なぜ10年前から注意を促してくれなかったのかなあ…。
そして、PM2.5の全てが中国だけから来たものなのかなあ〜?
日本国内で燃やしているガレキからは、健康を害する物質が出てないと言えるのかなあ〜?
怪しい気がするなあ…。
原発の放射能が漏れ放題だったときは、な〜んも報道しなかったのになあ(今も収束せずに漏れているのに)…。
いつもってわけじゃないけど、以前から起きていることを急にマスコミが騒ぎ立てる(もしくは政府がマスコミにそうさせている)ときは、なんか別のことから目をそらさせたい時じゃないかと、疑り深い私は思うのであります。