13 6月, 2012

映画「The Red Violin」

〜今週の名画座・キネマ大羽〜

なぜ、この映画を選んだかというと、6月の府中アートマンでのアクセサリー実演販売の折りにバイオリニストのお客様にアクセサリーをお求め頂いたからです。以前にもお求めいただき、今回もまたご来店いただきました。お会いするのは3回目ですが、いつもバイオリンを抱えていらっしゃいます。「ライブのときに着けさせてもらいます」とおっしゃって、金色のフラットな細いチェーンに7〜8個のラピスラズリがプラプラーっと下がっている、ドレスにぴったりなネックレスなどを選んでいただきました。

バイオリン、と聞いて決まって思い出すのが「レッド・バイオリン」という映画です。
17世紀のイタリアで作られた銘器”レッド・バイオリン”が、オーストリア〜イギリス〜中国〜カナダ、と多くの歴史と多くの演奏者の手を渡り歩いてゆく、”バイオリンの大河ドラマ”的なドラマティックな物語。なぜにレッド・バイオリンと呼ばれるのか、その秘密も衝撃的。まるでバイオリンが自らの意志で、それを奏でる者を選びとっているかのような、そして所有者たちの哀しみがバイオリンに染み込むごとに、より美しい音を響かせていくかのようにも思えるバイオリンの物語です。動画は、日本語の予告編が見つけられなかったので、英語版です。)

劇中に流れるバイオリンの曲の数々もすばらしく、そのバイオリンソロを実際に演奏しているのは、人気天才バイオリニストジョシュア・ベル。イケメンです…("▽"*) ♪。彼自身、5億円(!)のストラディヴァリウスを持っており、ある意味、この映画の登場人物たちに通じるものがあるのかもしれません。(ストラディヴァリウスは大変高価なため、企業や財団が所有しているものを演奏家に貸与しているケースが多い。)
バイオリンに魅せられ、バイオリンに翻弄される人々の数奇な運命をお楽しみください。

DVDはアマゾンでも買えますが、めちゃ高くなってる…。
http://www.amazon.co.jp/レッド・バイオリン-DVD-サミュエル・L-ジャクソン/dp/B00011P8L4/ref=pd_sim_m_1

全ての店舗ではありませんが、ツタヤにもあります。
http://www.tsutaya.co.jp/works/10001853.html
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演奏者の胸元で揺れるネックレスを想像しながら制作するのもいいかもしれない、と思ったオーバリーです。