15 6月, 2012

ラリマー

国立のヒーリングショップ”月船”の店長さんに頼まれて、ラリマーという石にワイヤーを施しました。月船さんにはラリマーのルース(カットや研磨を施した穴のあいてない平たい裸石)がたくさんあるのですが、店長直々にドミニカ共和国へ行って買い付けて来たものだそうです。(そのため、ネットで他店のを見ても、月船さんのが一番安いみたい。)

”愛と平和”を象徴するとされるラリマーは、スギライトチャロアイトと共に3大ヒーリングストーンとして、世界中で人気がある天然石です。ラリマーはドミニカ共和国でしか産出されません。カリブの光輝く碧い海ををそのまま石に閉じ込めたようなラリマーは、年々産出量が減っているため、年々値上がりしています。

発見されたのが1970年代、と比較的新しい石。発見者の娘の名前「ラリッサ」とスペイン語で海を意味する「マール」を合わせて命名されました。
学術的な正式名称はブルー・ペクトライト。

ドミニカ共和国のあたりは、失われた大陸”アトランティス”だった、という言い伝えもあり、「アトランティス・ストーン」とも呼ばれます。とてもロマンティックな石です。
マイアミ沖にあるビミニ諸島(バハマ)では、アトランティス大陸のものだったのではないかといわれる海底遺跡も見つかっており、店長はプロペラ機から海の中のまっすぐな石畳の道を見たそうです。「また、海の色がすっごいキレイでねー…。」と、遠くを見るような目で思い出話しを語ってくれました。
ワイヤーがけを頼まれたラリマーがまだ2つあるので、店長の話しを思い浮かべながら作業しようと思います。あー、旅の虫が疼くわ〜。