27 2月, 2012

仏壇の引越し

昨年末、祖父亡き後ひとり住まいだった祖母が亡くなったために、祖母の家は無人となり、仏壇を長男である父の元に置くことになった。仏壇は押入れにすっぽり入る大きさ。幅はふすま一枚分の幅がある。実家の押入れの改造を頼んだ大工さんと私と妹の3人でやっと持ち運びできる重さ。もう二度と動かさないでほしいと思う重さである。
祖母の家から仏壇を運び出す日の朝、菩提寺の住職が来て、仏壇から魂(?)を抜く読経をしてもらったけれど、実家の押入れの改造が遅れたため、その日はご先祖様は宿無し状態で漂っていただき、翌日の朝、実家に住職が来て仏壇に魂を戻す読経をしてもらった。
これから毎日、お茶とお水とご飯を上げて、花やお供え物も欠かさぬように、と住職に言われた。花がしおれたり枯れたりしたまま仏壇にあるのはよくないそうで、生花を毎日供えるのが難しいときは(長期の旅行など)、造花でもよいそうだ。

私は先祖の霊とか、輪廻転生とかは信じているけど、仏壇とか戒名とか墓などに関しては全く興味がない。できれば持ちたくない。持ってしまえば、それに縛られるから…。でも、一度持ってしまったものは、そう簡単に捨てることはできない。
捨てるときは潔く、持つときは慎重に…、だね。