20 9月, 2011

さようなら原発5万人集会→6万人に

19日の東京・明治公園で開催された「さようなら原発5万人集会」には予想を超える6万人が集まった。私はこんなに大勢の人の集まりに来たのは、生まれて初めて。観光バスなどをチャーターして、全国から反原発の意思表示のために集まった人々。東京都下に住む私でも、都内のイベントに出向くのは、ちょっとドッコイショ的なかけ声が必要なのに、他県のそれも九州や北海道から出向いて来られた人たちの熱気を目の当たりにして感動した。
この必死の思いを政治家が真摯に受け止めてほしいと切に願う。
デモの次に私たちにできることは、次回のいかなる選挙でも原発についての意見を候補者に問い、脱原発に向かう意思のある候補者を選ぶことだろう。
明治公園を埋め尽くす人たち。公園に入りきれない人が駅からの道にもたくさんいた。












集会では、作家の大江健三郎さんや落合恵子さん、病をおしての参加の澤地久枝さんらも発言されたが、中でも会場が盛り上がったのは落合さんと山本さん。落合さんは出身がアナウンサーであり、日頃からフェミニストとして社会運動してこられただけあって、大衆が思わず耳を傾ける的確な言葉というか、人の気持ちを呼び覚ますような何かを持っていらっしゃる、と感じた。佐賀県庁での抗議行動の時も駆けつけてくれた山本さんは、河野太郎議員と会ったときの話し、と前置きして、それぞれの議員の地元の事務所に赴いて議員に圧力をかけていくことも大切、と語った。今は、多くの議員がブログなどを開設しているので、ブログ上などからそれぞれの都道府県の議員に要望をメールするのも有効な手だてだと思う。

そして集会の発言の中で、最も私の心をとらえたのは、ドイツからのゲストであるフーベルト・ヴァイガーさん(会員48万人のドイツ最大級の国際環境団体代表)の言葉。
「(廃炉を)やれるか、やれないかなのではなく、やるやらないかなのだ。」
ごもっとも。
フーベルト・ヴァイガーさんは明日21日に衆議院第一議員会館と第二議員会館にてセミナーもされます。
詳細 http://kodomozenkokunet.sblo.jp/article/47932125.html
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参考までに河野太郎議員の原発に対する意見を述べた動画を。
http://www.youtube.com/watch?v=cCxPAAYangE&feature=related
自民党では煙たがられてるということだが、こういう議員もいることに一縷の望みを感じます。どうすれば議員を動かせるか、というアドバイスも語られています。