18 9月, 2011

毛髪の保存を

友人が教えてくれたのですが、放射性物質で体内が汚染されているかどうかを調べるには毛髪が30本ほどあるといいそうです。個人差はありますが、一ヶ月で1㎝伸びるとして、原発事故は6ヶ月前のことなので、毛髪の根元から6㎝くらいは事故後に伸びた分、ってことになります。ブラッシングしたときなどに抜けたものは、日付を書いて保存しておくといいでしょう。
特に、お子さんの健康が気になる方は、定期的に保存しておくといいでしょう。念のために、日記もつけたほうがいいと思います。天気や何を食べたかも。
将来、原発事故が原因と思われる病気を発症して、国や東電に補償してもらいたい時、必ず証拠を提出しなければなりません。ただ、発病しただけでは証拠にならないのです。原発との因果関係を立証しなくては、病気にかかる国や東電の責任を問えません。
国や東電が本当に責任を持つつもりなら、福島近隣やホットスポットといわれる地域の人たちの尿検査や毛髪検査を始めてるはずですが、やっているでしょうか?今のところ、福島県が浪江町や飯館村等11市町村からの避難者の計3373人のみをホールボディーカウンターで検査しましたが、被災者の総数に比べてもほんのちょっとです。しかも検査結果の問題なし、という結果の導き方には疑問の声も多数あがっています。

南相馬市では乳幼児を対象に無料の検査が始まったようですが、関東も含む広い範囲で、少なくとも乳幼児対象にすぐにでもやるべきです。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110916k0000m040017000c.html
検査の対象は3月11日の震災後、南相馬市に居住経験があり、受付時点で7歳の誕生日を迎えていない乳幼児。