10 9月, 2011

佐賀と早稲田と九電と

私の実家から15分くらい歩くと、海です。
昔は真夜中にお風呂に入っていると、遠くから波が打ち寄せる音が、かすかにですが聞こえました。昨日は糸島の海は見たけど、唐津の海は今回はまだ見てないなー。

唐津の中心地から車で西に30分くらいのところにある唐津のサーフィンスポット。穴場。














私が通っていた県立高校は海のすぐそばに建っていました。海側の教室は、窓を開ければ目の前は海でした。窓から飛び降りれば、そこは砂浜。唐津城のふもとでもあり、ロケーションとしては最高でした。でも、去年からそこは早稲田付属系の中高一貫校になってしまいました。佐賀県が高校の土地と建物を早稲田に売却したのです。
で、その早稲田佐賀学園の寄付金の90パーセント以上(記事によれば20億)を寄付したのが九州電力でした。早稲田と九電と佐賀県との怪しい関係があらわになりました。間接的に佐賀県は九電の金を受け取ったことになる(よね?)。
そのおかげで、唐津城の下に100年以上もあった私の母校は消えたも同然。中高一貫校にするために、唐津城の下じゃ手ぜまだから移転するという理由でしたが、現在の母校の生徒数を見たら、中高合わせても私たちの時とあまり変わってない。手ぜま、というのは本当の理由だったのか疑問。
いかにも造成地、みたいな郊外の殺風景な土地に移転した新校舎は、私の母校とは言えません。売却の話を聞いたとき、同級生や先輩もみんなショックを受けてました。
こーゆーことも経済のためなの?私は、この記事を初めて読んだとき、切なくなって涙が出ました。

20億という寄付金は、もとは電気料金として九州の人たちが払ったお金(でしょ?)。
利益はまず消費者に還元されるべきでは?自然エネルギーのための上乗せ徴収が始まってますが、寄付金充当分もそれに当てればいいんじゃないのかな?

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