16 11月, 2015

石の贈り物

ひと月ほど前に、たまたま知り合ったHさんから、石をいただきました。
初めて通りがかって、たまたまフラッと入ったお店の方です。
私はそのお店で2000円のニットキャップを買っただけですが、Hさんは私が身につけていた水晶原石のペンダントを見て、ご自身がアメリカの鉱山で拾ってきたという原石をくれたのです。
それはトルコ石の原石でした。

半分以上不純物に覆われた原石でしたが、砥石で磨いていくと、しっかりとした青緑の色が現れてきました。不純物が網目のように走っているため、不純物のところから割れやすく、研磨中に端が欠けたので、磨くのを中断しました。
いずれ自分のアクセサリーにしつらえようと思ってますが、当分の間伯母の形見の小銭入れに入れて、お守りとして持ち歩くことにしました。

トルコ石は古来より旅のお守りでした。
邪悪なものを寄せ付けない力があり、あらゆる危険から身を守ってくれるといわれています。
トルコ石は、人から贈られる方がお守りとしてのパワーをより発揮すると本で読みました。
いただいた原石は、私にとってなくてはならないお守りになりました。

石をいただいて3週間ほどたったとき、石をくれたHさんと、私のアクセサリーのお客様とのご縁がつながる出来事がありました。Hさんは、そのご縁を「夢のよう」だと言っています。そして、そのご縁は私にも楽しみなイベントを呼び込むことになりました。石をもらう人にも、石を贈る人にも、石のパワーが幸いするのだと実感した瞬間でした。

私自身は、石のパワーは石の市場価値とは関係ないと思っています。
アクセサリー販売をしていると、「これはパワーストーンですか?」と、時々聞かれます。

パワーを持っているのは、あなた自身であり、それが石の波動を増幅させるのだと私は信じています。
石の波動を増幅させる条件をひとつ挙げるとすると、「あなたがその石を心から美しいと思って愛すること」だと私は思います。

3年前のある出来事をきっかけに、私は夢を見なくなっていました。
石をいただいて、また夢を見てみよう、と思い始めました。
ありがとう、Hさん。