31 7月, 2012

柔道

オーバリーが好きなオリンピック競技のひとつが柔道。
うちはなぜかテレビの地上波が写らないので、オリンピック期間中だけNHKオンデマンド(月額945円)をPCで見ることにした。
どの競技も同じかもしれないけど、こと柔道に関しては、お家芸の面目というプレッシャーもプラスして、銀メダルでは喜びの表情を出さない(出せない?)日本選手が印象的。誰かが勝てば一方は負けるんだし、全部「金」てわけにはいかないのは誰でもわかっているし、お家芸というだけで”金メダル以外意味がない”なんてことないのにね…。

お家芸、ってどのくらい日本独自だったのかというと、思ったより歴史は新しく、明治15年(1882年)に嘉納治五郎氏が指導を始めたのが、柔道の歴史の始まりだそうだ。
http://www.empireguild.info/

オリンピック正式種目(男子のみ)になったのが1964年の東京オリンピックなので、柔道が日本で生まれてオリンピックに登場するまで約80年。オリンピックに登場してそろそろ50年になろうとしてるから、あと50年もすればお家芸とも言えなくなるかもしれない。
日本だって、外国のお家芸(アーチェリーとかフェンシングとか)のメダルをとる時代になってきた。だから柔道の選手たちにも、銀でも銅でも思い切って喜んで欲しい。
柔道も大相撲みたいに敢闘賞とか技能賞とかつくってくれたらいいのにねー。
ただ、日本選手がお家芸としての誇りを持つことでいいと思う点は、試合のマナーや試合する姿の”美しさ”。
日本の男子が決勝戦で負けて銀をとった試合で、優勝した東欧の選手が、仰向けになって悲しんでる日本選手の胴体をまたぐように立っていつまでも仁王立ちになって勝ちをアピールしていたのには、かなり辟易した。
それ以外にも、外国選手には試合中反則ぎりぎりの見苦しい態度(見た目がキタナイ)が目についたりする。ただ外国選手にも日本人のように潔くてマナーのいい若い選手もいたので、そんな彼らと日本人をこれからも応援していこうと思う。