26 4月, 2012

個人輸入覚え書き

このブログを書いたのは2012年春ですが、2015年現在、カルブリッジ社は破綻状態で、荷物が届かないまま連絡が取れない状態だと下記ブログで知りました。
問題解決に参考になるような内容の記載もあるようです。
http://shigematsu.org/?p=2384


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今回、工芸用ガラス板の個人輸入をした過程を覚え書きとして残します。
次回、また円高の折りに何か個人輸入したくなったときのために…。
今回はアメリカからの輸入で、カルブリッジ・トレーディング社を利用しました。
日系企業なので問合せなど全て日本語でやりとりできます。
サイトはこちら→ http://www.caltr.com/index.html
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①商品を注文する
(A)今回カリフォルニアの知人が、たまたま日本に来た時にお金と購入リストを渡しておいて、彼にネットで注文してもらい、彼の家に商品が届くようにしてもらった。その後、私がネットで探した輸送会社に持ち込みしてもらうことにした。
ネットでの購入商品の多くは、海外だと配送に航空便しか使わないところが多く、私が購入したガラスメーカーもネットで海外から買う場合、航空便の扱いしかなかった。航空便を使ってしまうとガラス板のような重かったり大きいものは輸送費を入れると購入総額が日本で買うのと変わらなくなってしまったり、それ以上になったりする。

(B)輸送を依頼したカルブリッジ社は仕入れ代行もしてくれるので、今後はそのサービスを利用してもいいと思う。手数料は最低50ドルからで、購入額の〜%となる。購入額が大きくなればなるほどパーセントは低くなる。もし、代行を依頼していたとすれば、今回、私のガラス購入総額が1,151ドルで、15%の手数料なので、約172ドル=13,416円(1ドル78円で計算→購入時のレート)かかることになる。
参照:http://www.caltr.com/agent.html

②輸送費の見積もりをとる
カルブリッジ社の場合、サイト上で簡単な見積もりがとれる。荷物の数や重さ、大きさなどを書き入れると大まかな料金が出る。http://www.caltr.com/eval/index.html
実際はそれに、複数パッケージ取り扱い料(今回は箱8個)や日本国内配達料がかかるので、正確な商品の詳細と配送先を書いて、メールで問い合わせれば、下記のような正確な見積もりを送ってくれる。仕入れ代行を依頼する場合は下記見積もりに、代行手数料が加算される。
<見積もり>
船便                          $153.00----(最終的な請求書では$131.40になっていた)
複数パッケージ取扱い料        $35.00
国内配達(佐賀県)              $102.56 (8,000円/1ドル78円計算)
関税・輸入消費税              実費($113)---見積もり時にはこの金額はわからない。
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合計                          $290.56 + 実費($113)
タイから輸入した洋服を売ってる友人は、私の見積もり料金を聞いて「めんどくさい通関手続きも込みでその料金は安いよ」と言っていた。(ただし、関税と消費税は別途払わないといけない。関税率はこちらを参照:http://www.customs.go.jp/tariff/2012_1/index.htm
私の場合、東京都内なら配達料は46.15ドル(約3600円=@78円計算)なので箱8個分としては良心的な値段だと思う。今回は諸事情のため佐賀県までの配達を依頼した。
指定先まで運んでくれるが、一応車上渡しとなっている。(車上渡しとは、車から降ろしたらドライバーはそれ以上のことはしない。なので、そいう受け取りができる場所を考慮のこと。)ただし、品物にもよるようで、実際はガラスは玄関先まで持って来てくれた。
国内配達を依頼せず自分の車で取りに行く場合は、東京都江東区新木場の倉庫まで取りに行くこともできる。

③提出書類に記入
今回、カルブリッジ社とのやりとりは私がして、書類等が整ったら知人にカルブリッジ社まで、荷物を持ち込んでもらう手はずにした。
提出する書類は3つ。書類はメールに添付して送る。
確認同意書----契約書。送られてきた確認同意書を一旦プリントアウトしたものに、住所、氏名、電話番号などの連絡先とクレジットカードNo.を記入して、捺印かサインのうえ、スキャンしたデータをメールで送る。(スキャナーがない場合は、FAXで送る。
注文書----------カルブリッジ社からきたエクセルデータのオーダーシートに輸入品目を細かく書き入れる。色が違うだけでも一点一点書き込まねばならない。注文者と送り先の住所なども。
インボイス----購入先(今回はブルザイ社)から来た購入商品の一覧。商品項目とそれぞれの金額と合計金額が書いてあるもの。

※もしカルブリッジ社に仕入れ代行を頼む場合は、必要書類が違ってくる可能性あり。

③荷物を搬入
カルブリッジ社では、ピックアップ(アメリカ国内の指定場所に荷物を取りに行くこと)も行っているので、そのサービスを利用してもいいかも。ただし有料。
今回は知人に持ち込みしてもらったが、その場合前日に連絡ください、とのこと。

保険をかけることもできる。今回の保険額は30ドル。ただし、中のガラスが割れても箱の外装に異常がなければ保険がおりない、とのこと。ならばあまり意味はないかと思い、かけなかった。
アメリカからの出航は毎月出ている。2週間以内で日本(東京)に着くようだ。そこからの全国配送はさらに2週間後くらいの予定と聞いていたが、通関作業が大幅に遅れたため予定どおりには来なかった(さらに2週間待った)。日本に到着してから1ヶ月の余裕は見ておいた方がよい。
サイト内に出航予定が載っている。http://www.caltr.com/surface.html

アメリカからの輸送に関して、カルブリッジ社はお勧め。メールの返信もすぐくれる。

「弊社の船便サービスは弊社倉庫にて自社コンテナに積み込み東京港まで直送しますので常識の”船便の取扱いは荒っぽい”のイメージとは異なり比較的に安全にお取扱いさせて頂いております。」と、信頼のおける返事もいただいた。 実際、ガラスは一枚も割れていなかった。
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