11 4月, 2012

聖フランチェスコの祈り

昨日、ある家族と知り合った。元自衛隊の狙撃手だったと言うご主人の話しもおもしろかったけど、奥様Yさんの話しもおもしろくて、前世の話しなどで盛り上がり、メルアドを交換した。
今日、早速Yさんからメールが来て、そこには聖フランチェスコの祈りが好きだと書いてあった。私は、それがどんな祈りか知らなかったけれど、20代の終わりに、初めての海外一人旅でイタリアのアッシジに行って、サンフランチェスコ大聖堂や淡いピンク色の石壁が美しいサンタ・キアラ教会を見たことを思い出した。

ネットで「聖フランチェスコの祈り」を検索してみた。これは、フランチェスコ自身がつくった祈りではなく、後世にある神父が作った祈りらしいが、フランチェスコの精神をよく伝えているといわれ、多くの人に愛唱されている祈りだそうだ。
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主よ、わたしを平和の道具とさせてください。
わたしに もたらさせてください……
憎しみのあるところに愛を、
罪のあるところに赦しを、
争いのあるところに一致を、
誤りのあるところに真理を、
疑いのあるところに信仰を、
絶望のあるところに希望を、
闇のあるところに光を、
悲しみのあるところには喜びを。
ああ、主よ、わたしに求めさせてください……
慰められるよりも慰めることを、
理解されるよりも理解することを、
愛されるよりも愛することを。
人は自分を捨ててこそ、それを受け、
自分を忘れてこそ、自分を見いだし、
赦してこそ、赦され、
死んでこそ、永遠の命に復活するからです。

『フランシスコの祈り』(女子パウロ会)より
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胸に沁みていくような感じがした。特に後半部分を読んだ時、泣きたくなるような感情がこみあげてきた。今日という日に一番ふさわしい言葉を運んで来てくれたYさんに、ありがとう。