22 9月, 2013

リセット

あんなに健脚だった伯母が、今はほとんど歩けない。ホテルで借りた車椅子を押して、湿原の木道を歩いた。
伯母の喜寿を祝して、以前伯母がよく山登りに連れていってくれた大分県の久重へ伯母と出かけた。10代前半から30代前半にかけて、伯母とたびたび訪れた。その頃は、父とそりが合わなかったこともあり、伯母の懐が私の逃げ場所だった。
高校の時、父との関係はサイアクで、「久住山のてっぺんからあんたが飛び降りるんじゃなかろうかと、あんたから目が離せんかったよ」と、今頃になって伯母が言う。
そういう時もありましたね。

湿原が広がる長者原の空間は広大で気持ちいい。
ワタシはと言えば、「おばちゃんの喜寿を祝おう」と言って伯母を誘い出しておきながら、宿代は伯母が出してくれたんでございます。伯母は「誰のお祝いだかね」と言いながらも、「誘い出してくれてアリガトウ。」と付け加えてくれた。
老いてもなお家庭問題を抱える伯母は、リフレッシュできただろうか。
私はリセットされすぎて、仕事へのモチベーションが消えてしまいそうです。

08 9月, 2013

祝?東京オリンピック

2020年東京オリンピックか〜。
今朝、友人に会った時、彼女が残念そうな顔をして「東京が選ばれたよ。」とつぶやいた。私も、「あ〜、そうなんだ〜。」と何の感慨もなく答えた。

私の(せまい)周囲で、東京オリンピックを楽しみにしてる人に会ったことないので、東京オリンピックが開催されるというニュースは、なんだか遠い国のニュースのように聞こえる。
原発の汚染水問題が問題ない(?)とどうやってIOC委員会に思わせたのだろうか。ある意味、すごいなー。汚染水問題を差し引いても経済効果ってあるのかしらん?
長野オリンピックも残ったのは効果じゃなくて借金だったそうだが、東京オリンピックの事前の試算をするならば、事後にもどれだけの経済効果があったのか是非教えてほしい。

ふと思ったが、オリンピック開催が決まったことで、東電や政府の汚染水及び原発問題への取り組みが真剣味を増すかもしれない。お客様をお迎えする前に一生懸命お掃除するのと同じね。そういう意味では祝・東京オリンピックな気もする。
是非とも海外メディアに「汚染水は大丈夫か?」と常日頃から神経質に報道して(騒ぎ立てて)いただきたい。

ただ、”南海トラフ地震が4年以内に起こる確率は70%”と去年東大地震研究所が発表した(世間が騒いだせいか後日50%以下と訂正されたが)ことも、気にかかる。その後も確率の濃度を薄めたかのような発表をしているが、確率の意味を甘くとらないほうがいい。オリンピックは7年後だ。オリンピックの経済効果は試算3兆円だそうだが、南海トラフ地震の経済的損失は試算220兆円。
宝くじが当たる確率が70%(50%であったとしても)だったら、人々は(あたしも)宝くじを絶対買うだろうが、それが地震の起こる確率となると、すぐには起こらないだろうと思って油断してしまう。不思議。
でも、東日本大震災は起きた。中越も淡路も。
そして増殖し続ける汚染水タンクは、大地震に耐えられるのか?1年後にタンクが一体何個になってるかを考えただけでも恐ろしい…。

南海トラフ地震参考記事:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36707
汚染水問題:http://gendai.net/articles/view/syakai/144131
小出裕章氏インタビュー記事:http://gendai.net/articles/view/syakai/144541

25 8月, 2013

猫 in 伊勢

〜旅の思い出写真館〜

伊勢で出会った猫。

名前は「うし」。

真ん中分けの髪の毛がステキ。


背後の壁は、昔の蔵を改造した喫茶店の壁。
パサパサっぽいシフォンケーキが多い昨今、ほどよくしっとり感のあるシフォンケーキが絶品どした。(珈琲屋「河崎蔵」/江戸時代の商家の街並が残っている河崎本通りの中ほどにあります。)


伊勢に行く前に、はにわ館

当初は伊勢に3泊したかったが、初日の土曜は伊勢に宿がとれなかったので、伊勢に近い松阪に宿をとった。私は夜の9時半に宿に着いたが、連れの友人Yちゃんは夕方チェックインして多少の情報収集してたみたいで、一夜明けた今日の午前中は松阪散策しないかと誘われた。
私の頭には伊勢神宮のことしかなかったが、週末の伊勢神宮は竹下通り並みらしいよ、とYちゃんが言うし、伊勢には2泊するから、じゃあ松阪散策してみっかー、ということに。

松阪牛食べる前に、はにわ館へ行って、田中さん
の説明聞こう!!
伊勢に宿が取れず、松阪に一泊したのは結果的によかった。なぜなら私たちのお気に入りスポットを松阪に発見したからである(ついでに言うと、ゆっくり眠れたのも一泊目だけだった…。それについてはまた後日。)
それは「はにわ館」。入場料100円。

私は縄文土器は大好きなんだが、弥生土器には全く興味がなかった。はにわというと、お口をあけてヌボーっと立ってるツルンとしたひと型か馬型しか知らず、どこがいいのかわからなかったくらいだ。

受け付けで入場料を払った時、「説明をお聞きになりたいですか?」と聞かれたので、無料だというし説明ガイドをお願いした。

ガイドの方を待ちながら展示室に入って、全長1.5mの舟型はにわを最初に見た時、私もSちゃんも「うわー、かっちょいい〜!!」と声をあげた。この舟型はにわを見ただけでも、弥生文化に対する私の認識が変わったのだが、説明ガイドをしてくださった田中さんのお話がまたスバラシく、弥生文化に全く興味のなかった私の頭の中は弥生の古代ロマンで満たされたのである。

舟型はにわ以外のはにわも見たことのない形のものが多く、それらが遺跡にどのように埋まっていて、どのように使われていたか、儀式に使われていたであろう土器の意味はどういうものだったのか等々、私たちの想像力をかきたてるようにお話してくださる。100円ぽっきりでこんなに充実した時間を過ごせるとは思ってなかった。
松阪は牛だけじゃないのね!はにわ館は必見!田中さんの説明は必聴!!
(参考サイト)松阪市文化財センター:
http://www.city.matsusaka.mie.jp/www/genre/0000000000000/1000000000725/

そして街には江戸時代の情緒を感じる街並も少々残っていて、そぞろ歩きに最適。
その中でも江戸時代からある住居”御城番屋敷”がまたステキ。驚いたことに今も一般市民が住居として使っているのだ。造りは長屋式で、19戸中12戸はナント賃貸物件!
端の一軒が見学用に開放されていたが、中に入ると広い土間と部屋が4つあり、家族で住める広さ。土間は裏の庭に通じていて風通りがよさそう。こんなステキなとこに住めるなんて、キャー♥うらやまし〜。

(参考サイト):
http://matsusaka-machiaruki.jp/category/御城番屋敷/

24 8月, 2013

いざ、伊勢へ 

早朝の内宮入り口の手前には猫がいっぱい。
今年は出雲大社と伊勢神宮の遷宮が重なる年。だからというわけじゃないけれど、6月に出雲大社に詣でて、”神社の参拝は早朝に限る”と学んだ。

出雲大社に行ってみると、”伊勢神宮はいいよ〜”という話しを数人から立て続けに聞いた。例えば伊勢神宮で黒い蝶に出会ったと言う人、早朝の伊勢神宮で見た白馬とそれにまたがる宮司さんの姿が忘れられないと言う人、つい最近遷宮の重要行事のひとつである”お白石持行事”に参加して「すばらしかったわよー」と言う人、などなど。
それって、伊勢に行けというお告げだろうか、と勝手に思い、出雲大社でできなかった早朝参拝のリベンジ(?)を早速伊勢神宮ですることにした。

しかし、オーバリーは意志が弱いので、友人を誘った。Yちゃんが、伊勢神宮なら行ってみたいという。私は実家の唐津から、Yちゃんは住んでる国立からお互い青春18きっぷを使って伊勢で待ち合わせようということにした。
幸い(後で思えば幸いだった)待ち合わせた土曜にはもう伊勢市の宿はとれなかったので、少し手前の松阪で一泊して伊勢に向かうことに。

参拝の作法とか順番とか伊勢神宮の予習しようと思っていたけど、直前に仕事が入って予習できなかった。私は事前に学ぶタイプじゃなく、間違いから学ぶタイプなので、まあいいか。
手水舎(てみずや)での作法、鳥居の手前で一礼すること、参道の真ん中は歩かぬこと(真ん中は神様の通り道だから)、お願いごとばかりしないこと(基本的には神社は感謝するところだが、お願いごとしてよい社もある)など出雲大社で学んだ作法と、伊勢神宮は外宮を回ってから内宮を回る、という経験者から聞いたことなどの少ない知識だけ持って、ぶっつけ本番、伊勢神宮。

22 8月, 2013

ぶち切れて、温泉

母の態度にぶち切れし、激怒した。
認知症は重いのは当然大変だが、軽い認知症というのも、家族にとっては意外と扱いが難しい。
認知症だから、そういう態度をとるのか、もともとのひねくれた性格だから、(つまり正気で)そういう態度なのかが判断しがたいのだ。ただでさえ、常に怒りをかかえたような無愛想さでテレビの前に座ったまま動こうとしない母。家の中にブラックホールがあるみたいで、そこだけ重力がすごくて気が重いのだ。
それに加えて、今日の母のある態度に、私はとにかくぶち切れた。
外に聞こえるくらいに怒声を発した私を父はいさめたが、「車貸して。温泉行ってくる。」という私に、温泉の回数券を渡してくれた。
夕食をそろそろ準備する時間だったが、「俺たちはご飯に納豆とか昆布があればよかけん、お前は何か買って食べろ。」と父は言い、食事の準備から解放してくれた。

のんびりしたいときや、とりあえず何かから精神的に避難したいとき、ひとりで出掛けて落ち着く場所が実家周辺にはなかなかないが、車で30分くらいの温泉(http://www.7noyu.jp/)が私の逃げ場になりつつある。
温泉に入って、温泉の食堂で夕食をとって、少しは怒りも収まった。

来た時はまだ明るかったが、帰るときは8時近くて、今回の帰省での初めての夜間運転。マヌケなことに、ライトのつけ方を忘れていた。私も認知症?
温泉の駐車場で、ワイパー動かしたり、洗浄液出したり、ウィンカー出したり、ハンドル周りをいろいろさわりまくって、やっと5分後にライトのつけ方を思い出した。ヤバイですねー。

17 8月, 2013

工作の時間vol.3~S字フック~

 
庭からの日光の照り返しが強く、室内温度が午前9時くらいでもう30度を超える。まだまだ日差しが強い日が続きそうなので、ホームセンターに日よけを買いに行った。2m四方の大きさのが一枚1500円台だったので、掃き出し窓8枚分に対して4枚買って、ひさし部分に設置した。
ひさしと日よけを直接ひもで結んでしまうと、台風時などの強風の場合に取り外ししにくいし、きゃたつに上がるのは老人には特に危険なので、S字フックを日よけ側につけ、棒の先にU字形の針金をつけたもので取り外しできるように工夫した。

日よけを買って帰って設置の段階でS字フックの必要性に気付いたのだが、車とはいえ、炎天下に数秒でも出たくなかったので、太目の針金でS字フックが作れないかと考えた。
そうだ、針金ハンガーがいい。針金ハンガーなら、最初からビニールコーティングしてあるから、錆びにくいし、強度もかなりある。既成のS字フックだと形は変えられないが、針金ハンガーならペンチがあれば形も変えられるし、S字の片側を閉じることもできる。
見本を一個作って、あと十数個は父に作らせた。棒の先につける取り外し用の針金も、私が形を作って、父に棒の先に固定してもらった。十数個のS字フックを100円ショップで買ったとしても、5~600円にはなるので、ちょっとした節約。

16 8月, 2013

ご先祖様、めんどくさいです

実を言うと、お盆に実家に帰ってきたのは10年以上ぶり。
今回は父の体調が悪いことと、いつもは帰る妹が帰らないというので、父からの要請もありお盆に帰った。
祖母が2年前に亡くなり、うちに仏壇を移したため、お盆などの供養はうちでやらねばならない。菩提寺からうちはちょっと遠くなるので住職はうちには来ない。
お盆のお経を寺であげてもらえるよう寺には頼んであるという。お経以外のこともお寺でやってもらえるならお金の払い甲斐もあるのだが、そういうわけにはいかないらしい。
お盆にはご先祖様がうちに戻ってきて、しばし子孫と交流したり(こっちには見えないので実感ないけど)、生前食べていたものを食べたり(お供えの気を食べるらしい。そのため、お供えしたあとの食べ物は美味しくない、と聞いた。)なさるようだ。
つまりご先祖様を接待しないといけないわけだ。

祖母が生きている間は、祖母が全部やっていたので、私たち家族は祖母の家に行き、ただ仏前でお参りしたり、住職が訪問してくる時間に合わせて同席したりして、その後は祖母が用意してくれた食事をして帰るだけだった。
しかし、祖母が亡くなったあとは父がそれを引き継ぎ、今回初めて手伝って思ったが、申し訳ないけど、めんどくさいです。

宗派によっても違うようだが、3日間三食ずつ計九食のお供えを替えるというのだ。幼い頃から十数年前までお盆に参加(?)していたが、毎食、お供えを替えていたことには気がつかなかった。まあ、ご先祖様が同席してる(みたいね。ホント?)と思えば、私たち生きてる人間と同様、毎食出さないといけないのだろうが、
めんどくさいのは動物性のものを出しちゃいけない、ってこと。
野菜の煮付けにしてもダシに鰹節とか入っていてはいけないというのだ。冷房のない台所で煮物をするのは、ただでさえ避けたいのにー。
私は、動物性のものが入ってなければ何でもいいと思うのだが、お寺から郵送されてきた”ご先祖様用お盆のメニュー”と同じにしろ、と父はうるさい。時代時代でメニューも新しくしていっていいんじゃないの?今度、住職に会ったら聞いてみよう。

ちょっと気になることがあったのだが、12日夜から13日午前にかけて変な夢を見た。知らない老人が出てきたのだ。しかも、ちょっと顔が幽霊チックで怖かった。声を出そうとしても出ず、のどから声を振り絞るように「やめてください!」と言った自分の声で目が覚めた。
しばらくして思ったが、祖母の家の座敷に掛けてあった曽祖父かそのまた父親だった人の写真に似ていた気がする。
「今年も来たぞ。よろしくな。」とでも言いに来たのか…。よろしくたのみたいなら、もっと怖くない感じで来てよね。

母方の祖父母にはとても可愛がってもらったので、母方のO家の方には愛着があるのだが、父方のオオバ家の方は祖父母は私たち孫に対して淡白だった(実の祖母には溺愛されたが、私が1歳のとき亡くなったので、祖父の後妻しか知らない。)ので、孫の私の思いも淡白。だからこそ、念押ししに先祖が夢枕に立ったのかも。
今回は暑すぎて体調もイマイチだったため、イヤイヤ感満載で手伝ったけれど、次回からは事前に覚悟してちゃんとやります。たぶん…。

13 8月, 2013

熱中症対策、お早めに

昨夜青春18切符旅で実家に帰りつき、両親がいる居間に入ったら、夜の9時を過ぎているというのに何たる暑さ。
室内温度計を見たら31度。わが目を疑う。その中で扇風機もまわさず、増してやエアコンもつけないでそこに座っている両親を見て、「ああ、こうやって知らない間に熱中症になって倒れてゆくのだわ…」と、ゾッとする。
「暑くないと?」と聞くと、「さあ、わからん…」と母。認知症だからなのか、ホントに暑さを感じないのか…。父も別に暑くない、という。
どう見たって(見るんじゃなくて感じるわけだが)、暑いだろー!!
こんな中で生活しているから、体調こわすんだよー!!
3週間前、アートマンでの販売の初日に死にそうな声で「父さん、具合の悪かー。オマエ帰ってこれんか…」って一週間前まで実家にいた娘に電話してきた父だが、そら死にそーになるでしょうよ!こんな蒸し風呂な部屋に毎日いたら!
下痢が続いて食欲がない、と言っていたので、熱中症か、冷房の効きすぎでおなか冷やしたのか、どちらかだと思ったが、やっぱ熱中症だったのだ。

急いでエアコンをかけて部屋を涼しくしたわけだが、この老人たちの反応からもわかるように、「暑さを感じない」というところに危険がある。そんなに暑くないはずなのに、体は徐々にむしばまれていき、ボディーブローが効くように、体の奥底で病が進行していくのだ。
室内温度計が28度を超えたらエアコンかけてね!!と何度も言うのだが、今日も昼の暑いさなか、「まだエアコンかけんでよか」と言う父。
「だ・か・ら!暑くないと思ってもエアコンか・け・て!!」って何回言わせたらよかとですか!そしてまたエアコンをかける娘。

夕べから今日の昼にかけて食欲がない、と言い、以前はあった生命力のようなものが体から抜けたような感じで、お迎えが近いのだろうか、と思ったくらいだ。
夕方になり、父が今日は一度も外に出ていないことに気付き、スーパーに買い物に行く用もあったので、「一緒に買い物行く?スーパーの中ば歩かんね。涼しかけん気持ちよかよ。」と誘ったらついてきた父。
今日は程よく体を冷やしたせいか、夕飯時は美味しいと言って食べていた。

今日のニュースでも、東京・高輪の老老介護のお宅で老人が二人亡くなり、一人が助かったと報じていたが、彼らも暑さを感じなかったのだろう。だからエアコンはついていなかったのだ。ニュースを見ながら、うちだってありえる事故だと思った。
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昨日Kちゃんちのゴミ箱に捨ててあったのを、車中のお供に、ともらって読んだので、遅いかもしれない(いや、まだ暑いから使える)が、通販生活・夏号は一見の価値あり。熱中症の対策になりそうな生活用品の特集に加えて、6回も熱中症になったという美術家・横尾忠則と医師の対談が面白い。商品以外の記事も意外に充実していて、180円にしてはヘタな雑誌より読み応えある。
落合恵子と松本市長・菅谷昭氏の対談もgood!
http://www.cataloghouse.co.jp/?cid=A01gal22258A01

12 8月, 2013

尾道で途中下車

今年の夏も青春18切符で東京から佐賀県まで帰省旅。
近所の家の片づけを手伝ってもらって
きたという桐のタンスの引き出しを
窓辺に置いて、陳列スペースにしてある。
20代の頃は24時間かけて18切符5枚つづりのうちの1枚(2300円)で帰っていたけど、今はそこまでの体力はなく、必ず岡山か尾道の友人宅で一泊させてもらって帰るようにしている。

今回は尾道のKちゃん宅に一泊。去年、Kちゃんは東京から尾道の家賃一万円の古い一戸建てに引越し、網戸がなかったので網戸を作るお手伝いをした。
二時間半で完成させたにわか作りのハメ殺し網戸だが、一年以上経過した今も網
戸は健在だった。

  昔ながらのポットン便所は板張りで前の住人の手作りらしく、入室と同時に電気がつく仕組み。板にあいた穴は深い奈落のようでもあり、ほどよい緊張感がある。



Kちゃんのアジアの布コレクションでどの部屋もすてきにレイアウトされて、いい感じ。ジャワ島で買ったという電気の傘もいいわねー。
部屋の中のいろんな布や小物を見ながら、Kちゃんと一緒に旅したアジアの国々に思いを馳せた。
またアジアの旅がいつでもできるように、青春18切符旅で足ならしするざんす。

一宿一飯の恩義を受けて九州へ向かう朝、ジャコ入り梅紫蘇おにぎりを握って持たせてくれた。
ごっつあんです! 

02 8月, 2013

万引き

アクセサリーの実演販売を始めて2年半くらいになるが、初めて万引きされた。
1年程前にネットで見て購入したアトランティサイトという、しずく型の形をした石。タスマニア島でしかとれない石で、黄緑と黄色の混じったような色をベースに紫色が斑点のように入っていて、初めて見た時、「こんな石があるんだな〜」と見とれたものだ。
ペンダントヘッドになるようにワイヤーをかけて今回初めて置いてみた。
盗まれたとわかったとき、なんか胸のあたりがズーンとして、悲しかった。同じ石は二度と手に入らないから。

作業に没頭して下を向いていたときだったのか、お客様の会計のためにレジに行っているときだったのか、どちらかだろう…。手に取って見るふりしてそのまま手のひらに握りしめて行ってしまったのか…。
防犯カメラの記録映像を見ることはできる、と言われたが、盗む瞬間を見ると、もっといやな感情が焼き付くような気がして、見るべきかどうか迷っている。

在りし日のアトランティサイト。
葬式の遺影のような気分…。
アトランティサイトとは、鉱物としての名前ではない。アトランティス大陸があった時代の叡智にアクセスできる石、ということで名付けられたものらしい。
石にパワーがあることを知っている(もしくは期待している)なら、怖くて盗めるはずがない、と思うのだが…。だって、盗まれたとわかったときの私の強い念が飛んで行っておりますから…。

返してさえくれれば、訴えたりするつもりはないので、次回10月の販売のとき、手に取って見るふりして、そっと返してくれればいいのに、と思います。

そして、もしも奇跡的に戻ってきたら、売り物にせず手元にずっと置いておきます。

01 8月, 2013

scone palace

貯めたマイルを航空券に替え、先週末からイギリス•スコットランドを旅している妹からショートメールが来た。
scone palaceをインターネット検索して郵便番号を調べて教えてくれ、という内容。スコーンの美味しい店でも探しとるんかいな、と思いながらネット検索したら、お城のような建物の写真が出てきた。それはスコーン屋さんじゃなくて、広大な敷地に美しい庭がある貴族の館だった。日本語では”スクーン宮殿”というらしい。郵便番号、何のため?ナビにでも入れるのか?
スクーン宮殿は、イギリス人の友人のオススメだそうな。
いいなー、いいなー、おらも行きてぇな〜。お土産、期待しとるよ、我が妹よ…。
急ぎの仕事があるのに、スクーン宮殿からあっちこっちにネットサーフィンしてしもた。

scone palace : http://www.perthshire.co.uk/index.asp?pg=134

28 7月, 2013

修理も受け賜ります

アクセサリーの実演販売をしていると、「アクセサリーの修理はできますか?」と、時々聞かれる。ロウ付けとか火を使うような修理はできないが、金具を替えたり、切れたチェーンやテグスなどを交換してつないだりなどのご依頼は受けている。

修理後。
今回、べっ甲のネックレスを持ち込まれた方がいた。
べっ甲のひとつひとつのパーツをつなぐ丸カンまでがべっ甲でできていて、その一つが取れて、べっ甲の色と似つかわしくない金属の丸カンで留めてあった。それが目立つので、目立たない丸カンに替えて、なおかつメッキのはげた引き輪という留め具も14金に交換してほしいとのこと。
金属の丸カンは色が何種類かあるが、どれをはめても目立ってしまう。
首の後ろにくる留め金具の両側のべっ甲の丸カンをはずして、前側にある丸カンの抜けたところに付け替えるのが最善策とみた。でも、べっ甲丸カンは3ミリほどの小ささ。はずすとき割れたらどうしよう〜。
じゃあ、べっ甲の丸カンを職人さんがはめる時はどうするのだろう、と思い、ネットで調べてみた。「べっ甲は成形するときお湯で温めてやわらかくする」と書いてあった。
体温でも少しやわらかくなるそうで、そのため体に添いやすい、とのこと。
なるほろ〜。人間でいうと「爪」みたいなものかな。


さっそく自宅にネックレスを持ち帰り、お湯でネックレスを温めて、ちょっとドキドキしながら、そ〜っとべっ甲の丸カンを両手の爪先でつまんではずしてみた。
割れることなく、かといってグニャともならず、はずれてくれた。
べっ甲丸カンをはずした場所には14金の丸カンをはめた。

拡大鏡で本物のべっ甲を見るのは初めてだが、べっ甲の表面に木目のような筋が見えた。亀が成長したときの名残だろう。これが本物か〜。
修理を受けるときは、自分の作品を売る時よりも緊張する。持ち込まれる方々は、そのモノの安い高いではなく、ある種の思い入れから壊れても手放せないでおられるからだ。中には今回のべっ甲を始め、琥珀や本真珠などもあるので、本物を見て触る機会をいただく。修理をすることで、アクセサリーのどの部分が弱いのかもわかる。
勉強になります。

23 7月, 2013

7月、8月のアートマン

中央の桜のペンダントヘッドは、暮らしのアートギャラリーもえぎでだけの限定販売です
今日23日から29日まで聖蹟桜ヶ丘アートマン、8月1日から7日まで府中アートマンにてアクセサリー製作販売しております。
最近、原石をちょっとずつ買い始めたので、ちょっと標本のようなイメージでディスプレイしてみました。また、聖蹟桜ヶ丘はテーブルが広くて、スペースが空いたため、最近あまり展示してなかった木のコトリも久しぶりに飾ってみました。

イメージは小鳥の絵本。すずめの絵を描いている、とおっしゃるお客様が足をとめて、しばし木のコトリを愛でていかれました。
ちょっと前まで、ディスプレイを考えるのが苦手だったのですが、今回ちょっと楽しくなってきました。

聖蹟桜ヶ丘アートマンでは、お隣りに緻密なデザインがステキな銀細工の造屋(いたるや)さんが、出店してます。
お近くにお越しの際は、お立ち寄りくださいませ。

21 7月, 2013

ねじれ解消だそうで

参議院選挙の投票率は52.55%だったそうで、二人に一人しか投票しなかったことになる。
ねじれ国会は、諸外国との政府間レベルに於いてよろしくない、という記事を見たが、投票率低いことの方がもっとよろしくないでしょう…。投票しなかった人は、オレ一人が投票したって、何も変わんねーよー、って感じなのかな?

かく言う私は、今、アクセサリー販売の準備のため部屋がすごいことになって、投票のハガキが見つけきれず…。
でも、投票所に行った。「ハガキ無くしました…。」って言ったら、即再発行してくれた。身分証明とか必要なし。住所と氏名と誕生日を用紙に記入するだけ。(なりすまし代理投票ができそうな気がするが、身分証明書見なくて大丈夫ですか?選挙管理いいんかい?じゃなくて委員会)
ハガキ無くして行かなかった人もいるかもね。でも、すぐ再発行してくれるから、手ぶらでも行きましょう!!

ねじれ国会という呼び名を誰がつけたか知らないが、ねじれてる方がいいと思うのは私だけだろうか。衆参で与党が違う方が、議論の場が多くていいと思うし、衆参両方とも自民党が与党になったら、自民党のやりたいように事を進められてしまう感満載なんですが…。参議院で否決されても、再度衆議院で三分の二の賛成を得れば可決されるので、衆議院での与党の数が三分の二に達していれば問題ないわけで…。強すぎる参議院と言われているらしいが、強いとか弱いじゃなくて、国会で物事が決まらないのは、ねじれてるからではなく、国会での個々の議員の取り組みそのものに問題があるからじゃないでしょうか。
何でもアメリカを引き合いに出すのはなんですが、日本の親分アメリカでも、上院と下院の勢力が違うのは普通のことだそうな。てなわけで「アメリカの議会はしょっちゅうねじれてるんですね」と、安倍ちゃん、オバマ君に言うてみなはれ。

という意見も空しく、ねじれ解消されたようで…。いろんなことが、これからスムーズに決まるのかな?原発もバンバン輸出するのかな?
輸出した原発の事故の責任は日本側がとる、と約束してるそうだが、それ、恐ろしいこってす。マジ?

今回、個人名を書いた候補者が当選して嬉しい。これまでの私の投票経験上、二度目かな。原発ゼロに向けて頑張ってください。
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(参考)二院制について:http://kotobank.jp/word/二院制

17 7月, 2013

今年も梅ジュース

実家での様子。上の白いのは砂糖。
梅の実は一旦凍らせてから漬け
ると、水分が出るのが早い。
実家に帰っていた間、実家の庭の梅の木の実で梅ジュースにしたら、両親にも好評で美味しかったので、500ccほど東京に送る荷物に入れた。
暑い夏はまだこれからって時に、いくら炭酸水で割って飲むといっても500ccじゃ足りないだろうなー、と思っていた帰京の前日、農産物販売所で黄色に色づいた梅の実2キロ200円を発見!
帰京した翌日、早速砂糖と梅の実だけで仕込みした。ホントは青い実の方が香りがいいけど、黄色の実も香りはする。(逆に梅干しを漬けるなら黄色に色づいたものの方がいいようだ。)
6日目に梅の実がひたひたになるくらい水が上がった。あと一週間くらいしたら飲めるぞー、と思った翌日、外出から夕方帰って見たら、梅の実の上部に何か白いものが見える。え〜?朝は何でもなかったのに〜。

梅の実と砂糖を1:1にすべきところを、砂糖少なめにしたのと連日の暑さのために発酵しはじめたようだった。カビじゃなくて泡だったが、念のため泡をすくって、冷蔵庫に入る大きさの容器二つに入れ替えて、発酵が進まないように冷やすことにした。念のため、お酢も少し加えた。万が一、腐敗だとしても、「ためしてガッテン」で腐敗と食中毒は必ずしも一致しない、と言っていたし、梅の実3個食べたけどお腹痛くならないから大丈夫だと思う。大丈夫じゃなかったら、この記事削除します。

脱水症状対策を呼びかける番組で、水500cc:砂糖20g:塩1.5gでつくる飲み物を奨励していたので、実家で外出の折りは、ステレスボトルに炭酸水で割った梅ジュースに塩ひとつまみと氷を入れて持ち歩いた。砂糖が結構入っているので、塩を入れても美味しい。砂糖はミネラル分が豊富なキビ砂糖を使った。(香りを重視したければ氷砂糖を使うといい。)

16 7月, 2013

切って削って磨いて

最初、「コ」の字型に切って、角を
面取りして、丸くしていく。勾玉の左
にあるのが切断した片割れ。多少でも
磨くと色とツヤが出てきて、同じ石には
見えない。切断時に出た粉は、乳鉢で

もう少しすり潰してニカワと混ぜれば
絵の具として使える。
勾玉制作途中。これで3時間くらいかかっている。
せっかく拾ってきたし、マイスター・ムラタに作り方のコピーももらったし、作らんわけにはいかんやろう、と作り始めたが、ここでしばらく長い休憩に入る。
これは青めのうとしては、質はよくない(質のいいものは相当硬い)ものだと思うが、自分で拾ったものの中で一番色が濃くて、且つ勾玉ができる大きさのもので、ノコギリで切れる硬さのものを手始めに工作し始めた。
ノコギリは大理石やレンガを切る用のもの。
最初、いずもまがたまの里伝承館で販売していた青めのう原石の色の濃いもの(写真上部)を切ろうとしたら、浅い筋がつくくらいでなかなか切れる気配なし。気が遠くなる。暑いのでやめた。

古代人は一体何日(何週間?)かけて作ってたんじゃー?!これだけ時間かけて完成したら、相当私の念が入ることだろう。
一番の難関は穴あけだろうけど、今は考えないでおこう。
作業の続きは、たぶん8月か9月かな〜。ゆっくりやります。
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出雲でしかとれない青めのうとは、厳密にはメノウではなく、ジャスパーに分類されるようだ。伝承館の通販ページでは「青石(グリーンジャスパー)」と表記されている。そして希少価値が高いために、普通のメノウと比べて、お値段もひと桁以上大きゅうございます。

青石採取の様子→http://obarie.blogspot.jp/2013/06/blog-post_24.html