13 8月, 2013

熱中症対策、お早めに

昨夜青春18切符旅で実家に帰りつき、両親がいる居間に入ったら、夜の9時を過ぎているというのに何たる暑さ。
室内温度計を見たら31度。わが目を疑う。その中で扇風機もまわさず、増してやエアコンもつけないでそこに座っている両親を見て、「ああ、こうやって知らない間に熱中症になって倒れてゆくのだわ…」と、ゾッとする。
「暑くないと?」と聞くと、「さあ、わからん…」と母。認知症だからなのか、ホントに暑さを感じないのか…。父も別に暑くない、という。
どう見たって(見るんじゃなくて感じるわけだが)、暑いだろー!!
こんな中で生活しているから、体調こわすんだよー!!
3週間前、アートマンでの販売の初日に死にそうな声で「父さん、具合の悪かー。オマエ帰ってこれんか…」って一週間前まで実家にいた娘に電話してきた父だが、そら死にそーになるでしょうよ!こんな蒸し風呂な部屋に毎日いたら!
下痢が続いて食欲がない、と言っていたので、熱中症か、冷房の効きすぎでおなか冷やしたのか、どちらかだと思ったが、やっぱ熱中症だったのだ。

急いでエアコンをかけて部屋を涼しくしたわけだが、この老人たちの反応からもわかるように、「暑さを感じない」というところに危険がある。そんなに暑くないはずなのに、体は徐々にむしばまれていき、ボディーブローが効くように、体の奥底で病が進行していくのだ。
室内温度計が28度を超えたらエアコンかけてね!!と何度も言うのだが、今日も昼の暑いさなか、「まだエアコンかけんでよか」と言う父。
「だ・か・ら!暑くないと思ってもエアコンか・け・て!!」って何回言わせたらよかとですか!そしてまたエアコンをかける娘。

夕べから今日の昼にかけて食欲がない、と言い、以前はあった生命力のようなものが体から抜けたような感じで、お迎えが近いのだろうか、と思ったくらいだ。
夕方になり、父が今日は一度も外に出ていないことに気付き、スーパーに買い物に行く用もあったので、「一緒に買い物行く?スーパーの中ば歩かんね。涼しかけん気持ちよかよ。」と誘ったらついてきた父。
今日は程よく体を冷やしたせいか、夕飯時は美味しいと言って食べていた。

今日のニュースでも、東京・高輪の老老介護のお宅で老人が二人亡くなり、一人が助かったと報じていたが、彼らも暑さを感じなかったのだろう。だからエアコンはついていなかったのだ。ニュースを見ながら、うちだってありえる事故だと思った。
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昨日Kちゃんちのゴミ箱に捨ててあったのを、車中のお供に、ともらって読んだので、遅いかもしれない(いや、まだ暑いから使える)が、通販生活・夏号は一見の価値あり。熱中症の対策になりそうな生活用品の特集に加えて、6回も熱中症になったという美術家・横尾忠則と医師の対談が面白い。商品以外の記事も意外に充実していて、180円にしてはヘタな雑誌より読み応えある。
落合恵子と松本市長・菅谷昭氏の対談もgood!
http://www.cataloghouse.co.jp/?cid=A01gal22258A01