25 8月, 2013

伊勢に行く前に、はにわ館

当初は伊勢に3泊したかったが、初日の土曜は伊勢に宿がとれなかったので、伊勢に近い松阪に宿をとった。私は夜の9時半に宿に着いたが、連れの友人Yちゃんは夕方チェックインして多少の情報収集してたみたいで、一夜明けた今日の午前中は松阪散策しないかと誘われた。
私の頭には伊勢神宮のことしかなかったが、週末の伊勢神宮は竹下通り並みらしいよ、とYちゃんが言うし、伊勢には2泊するから、じゃあ松阪散策してみっかー、ということに。

松阪牛食べる前に、はにわ館へ行って、田中さん
の説明聞こう!!
伊勢に宿が取れず、松阪に一泊したのは結果的によかった。なぜなら私たちのお気に入りスポットを松阪に発見したからである(ついでに言うと、ゆっくり眠れたのも一泊目だけだった…。それについてはまた後日。)
それは「はにわ館」。入場料100円。

私は縄文土器は大好きなんだが、弥生土器には全く興味がなかった。はにわというと、お口をあけてヌボーっと立ってるツルンとしたひと型か馬型しか知らず、どこがいいのかわからなかったくらいだ。

受け付けで入場料を払った時、「説明をお聞きになりたいですか?」と聞かれたので、無料だというし説明ガイドをお願いした。

ガイドの方を待ちながら展示室に入って、全長1.5mの舟型はにわを最初に見た時、私もSちゃんも「うわー、かっちょいい〜!!」と声をあげた。この舟型はにわを見ただけでも、弥生文化に対する私の認識が変わったのだが、説明ガイドをしてくださった田中さんのお話がまたスバラシく、弥生文化に全く興味のなかった私の頭の中は弥生の古代ロマンで満たされたのである。

舟型はにわ以外のはにわも見たことのない形のものが多く、それらが遺跡にどのように埋まっていて、どのように使われていたか、儀式に使われていたであろう土器の意味はどういうものだったのか等々、私たちの想像力をかきたてるようにお話してくださる。100円ぽっきりでこんなに充実した時間を過ごせるとは思ってなかった。
松阪は牛だけじゃないのね!はにわ館は必見!田中さんの説明は必聴!!
(参考サイト)松阪市文化財センター:
http://www.city.matsusaka.mie.jp/www/genre/0000000000000/1000000000725/

そして街には江戸時代の情緒を感じる街並も少々残っていて、そぞろ歩きに最適。
その中でも江戸時代からある住居”御城番屋敷”がまたステキ。驚いたことに今も一般市民が住居として使っているのだ。造りは長屋式で、19戸中12戸はナント賃貸物件!
端の一軒が見学用に開放されていたが、中に入ると広い土間と部屋が4つあり、家族で住める広さ。土間は裏の庭に通じていて風通りがよさそう。こんなステキなとこに住めるなんて、キャー♥うらやまし〜。

(参考サイト):
http://matsusaka-machiaruki.jp/category/御城番屋敷/