22 10月, 2012

小心者の背伸び

私は見た目、落ち着いて見える、とか言われるけど、実は小心者です。
先日、友人Sちゃんの店の一角でアクセサリー販売してた時、アクセサリーの仕事のことで初めて電話しなきゃいけないところがりまして、Sちゃんが「電話した?」と私の仕事の展開を気にかけて、そばを通るたびに私にプッシュしてくれてた。
3度目のプッシュの時、私が紙に字を書いてるのを見て、Sちゃんが「何書いてるん?」と言うので、「いや〜、初めて電話するときスゴク緊張するから、何言えばいいかセリフ書いてる。」と恥ずかしながら言ったら、「エエ〜ッ?マジで〜?もー、オーバリー〜、ハハハハ…」と大笑いされたけど、マジでっせ。

届かなくても、手を伸ばし続けてれば
去年よりは前に進んでると信じて…

illustrated by obarie
初めての仕事先との打合せの日は、午後の約束であっても午前中から緊張する質(たち)。今は、それでもだいぶ症状(?)がマシになった方だけど、30代前半の頃だったか、ひどいときは打合せで緊張して出されたお茶が飲めないことがあった。湯呑みを口元まで持っていくのだが、湯呑みが唇に触れるか触れないかのところで首や肩が硬直して、それから先、口の中にお茶を流し込む動作が出来なかった頃があったのだ。自分のからだなのにコントロールできないなんて、ストレスの力って強大だ。

先月も初めての会社に打合せに行った時のこと、会社に向かう途中、緊張してノドが乾いたので、自販機でカフェオレ買って電車の中で飲んだ。会社が駅から遠いので、取締役の女性が車で迎えに来てくれたんですが、助手席に座った途端、「あの〜口に何かついてマス…。」と言って、バックミラーを私に向けてくれた。恥ずかしさのあまり、汗がドッと流れたのは言うまでもない…。緊張してもヌケているオーバリーであった。


Sちゃんは「オーバリー、販売に向いてると思うんやけど…。」と言うので、「すごく緊張して、水面下では激しくバタバタしてるんだよお」って言ったら、Sちゃんは「いつもちょと背伸び、ちょっと背伸び、って繰り返しとったら、背が伸びてくるんやから」って励ましてくれた。