20 6月, 2013

病院に泊まった夜

18日に手術した母に付き添うために、18、19日と続けて母の病室(個室)に泊まった。
私自身は入院の経験もないし、生まれて初めての病院でのお泊り。
病院は完全看護だから、泊まれるとは思ってなかったところに、看護士さんに「お泊まりになりますか?」と急に言われ、「ええ、じゃあ…」という感じで泊まることに。
折りたたみの補助ベッドを貸してくれるというので、当然毛布もあるのかと思ったら、「寝具は持参していただかないと…。お聞きじゃなかったですか?」、と言われ、「「そんなこと聞いてないよー。もう夜8時半なのに今から寝度具取りに帰れっちゅうんかい。」」と、思い切り顔に書いてみた。家は近いんだけどね。古くて大きい夜の病院をうろうろしたくない…。ある理由から、少々怖くもあったので…。

母の麻酔が切れた後、もし寒がった時のために用意されていた電気毛布が部屋の隅に置いてあったので、「母は寒くないみたいだし、借りていいですか?」と、ほとんど私の体に毛布を半分かけながら言ったら、看護士さんは「本当はダメなんですけど…」と言いながらも‘‘暗黙の了解‘‘な空気だったので、私は「「本当はダメなんでしょうが、借りますよ」」と、また顔に書いて毛布にくるまった。
それにしても硬いベッドだった。まだ畳の上に寝たほうがマシだと思うくらい硬い。それに、尿道カテーテルがつらくて30分置きにうなる母に声かけたり、背中さすったりして、ほとんど寝れなかった。

真夜中には、近くの病室の誰かが徘徊してたみたいで、母の病室のドアのすぐそばが非常口になっているのだが、そこから出ようとしている人をなだめすかして看護士さんが連れ戻していた。一瞬、病室に入ってこられたらどうしよう、とちょっとドキドキ。夜中の1時くらいだったから、看護士さんも大変だ。

翌日気がついたが、ナースステーションの壁に、看護士1人に対して何人の患者さんを看ているかが時間別で書かれていた。夕方から朝方にかけては看護士1人に対して14人の患者さんを看てるようだ。そら大変だわな~。

硬い補助ベッドで寝るのは二泊が限界。体中が痛くてもうダメ。幸い、母は尿道カテーテルがはずれたら、体調がよくなったので、三日目は泊まる必要もなくなった。二泊目のために家から持参した毛布とバスタオルと枕を大風呂敷に包んで帰った。