14 6月, 2013

出雲大社へ

東京から出雲大社への直行の夜行バスで朝9時ちょっと前に出雲大社の駐車場に到着。
1日早く松江に来てヤングイン松江に泊まった友人二人と出雲大社前駅で待ち合わせ。ヤングイン松江のオーナーからの「駐車場から本殿に直接入らず、大鳥居から参道を通り本殿に向かうように。」というアドバイスに従い、三人で待ち合わせしていた駅からさらに大鳥居まで戻って、大鳥居前で一礼して参道を歩き始める。
同じ夜行バスで見かけた一人旅のバックパッカーの女性も、駐車場から1キロ以上の道のりを大鳥居まで歩いて戻っていた。
参拝作法→http://zock.sakura.ne.jp/shrine/sanpai.html

本殿入り口前にある手水舎(てみずや)で手と口をすすぎ、ついでに参道の勾玉屋さんで買った家族4人分の小さい勾玉にも水をかけて清めてみた。

本殿前は人また人のかたまりで、ざわざわしてるし、蒸し暑いし、で、なかなか神様とつながれる感じがしなかった。いくら万能の神様でも、こんなに沢山の人間がいっせいに押しかけてガヤガヤ騒いでいたのでは、なかなか思いが届かないのではなかろうか?
でも、ふと本殿から視線を上に上げると、禁足地であるという神聖な山が本殿の後ろにそびえており、その山の低いところに立ち込める雲のあたりに、何かが居るような雰囲気が漂っていた。これを人がまばらな早朝に見たら、幻想的だろな~、って感じ。

参拝は朝6時から可能なので、団体の観光客が朝食を終えて集まり始める8時半くらいまでの間に参拝すると、すがすがしい空気をからだいっぱいに浴びることができると思った次第。また、いつか出直しますよ。早朝に。

とにかく人が多い。60年ぶりの遷宮とあってテレビなどでも話題になったせいか、平日にもかかわらず観光バスで次々と人がやってくる。8年くらい前に来たときは、こんなに人は多くなかったような…。そのときは参道の店も早々と閉まって、参拝の帰りに腹ごしらえしようと思っていたら5時にもなってなかったのに食いっぱぐれた記憶がある。

「地元の人間は出雲大社には行きませんよ。」と、その日の夕食のあと立ち寄った松江市内のカフェのマスターの一言が印象的。
ここ数年で出雲大社の参道の雰囲気は大きく変わったという。
確かに8年くらい前に来たときと比べるとおしゃれな雰囲気のお店が増えていた。
出雲地方で有名なお蕎麦も、「出雲大社に近ければ近いほどまずくなる」とは蕎麦好きマスターの弁。
地元としては観光客にはたくさん来てほしい。でも、人が増えれば、神社境内のすがすがしさは感じ難くなる。ジレンマですなー。

次は、誰もが「よかったよ~」と言う、伊勢神宮に参りたいと思っているのだけれど、とにかく、神社行くなら早朝ね