27 9月, 2012

メヘンディ

レースのような細やかさ。美しい。
メヘンディとは、植物性染料ヘナで描くタトゥーのこと。アジアからアフリカにかけて広い地域で見られる、主に女性の肌に施される装飾。
日本では、ヘナは髪を染める染料として最近はメジャーになってきたけれど、インドでは古くから皮膚の塗り薬としても使われてきたそうだ。だからヘナで髪を染めるのは、からだにいい、ということになる。

昨日、イラストの仕事の打合せに行った会社ナイアードのスタッフの中に、メヘンディの達人がいると聞いて、早速見せていただいた。いつもご自分の手に描いて練習しているうちに上達されたそうだ。

私も、インドに旅行した時メヘンディを施してもらったが、現地の人よりもこのスタッフさんのメヘンディの方がだんぜんうまい。
メヘンディは筆などではなく、ケーキのクリーム絞りと同じ方法で施される。クリームの絞り口なんかよりも何倍も小さい穴から、ペースト状のヘナを絞り出すようにして描くのだから、これは大変難しいものなのだ。

インドの結婚式では、新郎新婦は二人とも両手足にメヘンディを施される。ひとりにつき6時間以上はかかるらしい。ちなみにメヘンディは二週間くらいの間にだんだん薄くなって消える。

--------------------------------------------------------------------------------------------------
ナイアードは、オリーブ石鹸やバラ水(化粧水)などを製造販売している会社で、モロッコやトルコやネパールなど、スタッフが現地に赴き、原材料の生産者と直接やりとりをしている。
ナイアードの製品の中では、モロッコのダマスカス・ローズでつくられたバラ水を使ったことがある。やさしいバラの香りでリラックスできる。
友人は、ネパールでハンドメイドされるナイアードの蜜蝋リップクリームを絶賛していた。