どこか旅行に行って、部屋とトイレが離れているような宿に
泊まるときは、夜中に行くトイレはちと怖い。
寝る時も小さい電気をつけたり、ホテルならフットライトをつけたまま
にしておきたい方で、とにかく真っ暗だと寝つけません。
今思い出してもアホらしい、と思うくらい怖がりだったのが高校生の
とき。実家の二階が私たち姉妹の勉強部屋で、誰かが階段を上がってき
たら、勉強している私の背中がまず見えるような机の配置だったのです
が、もし背後から刺されたら怖い(そりゃ誰でもコワい…)、とマジで
思ったんでしょうね、背中に板を入れて勉強していたことがアリマス…。
短い間だったと思いますが、どういうきっかけで板を入れ始めて、どう
いうきっかけで入れるのをやめたかの記憶はないんだなあ…。
一昨年、チェコの首都プラハの老舗ホテルHotel Evropaに泊まったときも、
ちと怖かった…。怖いといっても悪い感じの怖さじゃなく、興味津々で
誰かに見られてる、って感じ。映画「シャイニング」の怖くない版って
とこでしょうか…。
アールヌーボー調のステキな雰囲気。廊下にいると、なんとなく視線を 感じる…。この椅子にも誰かいそうでしょ?夜会服を着た紳士かな? |
そこは創業100年を越えるクラッシックホテルで、使い込まれた正真正銘の
アンティークなしつらえが素敵なんですが、かなり古いためか意外と安い
料金設定。吹き抜け式の建物の廊下は、昼間でもちょっと薄暗い感じで、
ぜったい何か居そうな雰囲気が漂っているのです。
部屋はバスルーム付きとバスルームなし(トイレも)の2種類あり、節約の
ために前半はより安い”バスルームなし”に泊まったら、部屋とトイレ(バス
ルームも)が薄暗い廊下の端と端で離れておりました。バスルームが、これ
また妙に広〜くて薄暗くてちと怖かったので、同行の友人ヤマネちゃんと
一緒にシャワー浴びましたし、夜トイレに行く時は、勇気を振りしぼって
部屋を出たら小走りでトイレに行って、小走りで戻ってくるという、なん
ともクラッシックホテルに似つかわしくない小心者の姿でした。
でも、またプラハに行くことがあったらHotel Evropaに泊まるつもり。
古き良き時代が感じられて、観光スポットにも近くて便利なとこじゃもん。
こちらバスルーム付き。ステキですが、こちらにも誰かいらっしゃる 気配が…。この部屋でヤマネちゃんは不思議な夢を見たそうです。 (私はプラハでカメラを盗られたので、ブログにアップするチェコと そこから移動した先、パリの写真はヤマネちゃんの撮影。) |