22 2月, 2015

泣けます「花燃ゆ」

放送開始早々から、視聴率サイテーとか、おもしろくない、とか、ある意味話題の「花燃ゆ」ですが、私はけっこう好きです。
大河ドラマというと、歴史の山あり谷ありを描いてあるイメージですが、「花燃ゆ」は家族や友との人間愛を描いたドラマとお見受け致しました(今のところは…)。

この家族が居たから、松蔭がいて、その後の歴史を動かして行く人々に影響を与えていけたのだということがわかります。家族が国家の礎だということが。

吉田松陰が歴史に直接手を下す武将ではなく、歴史を動かす者を育てる思想家(教育者)であることが、去年の官兵衛と比べると地味な印象を与えるのでしょう。一応主人公?のは、松蔭や門下生を支えた影の存在でもあったので、歴史の表舞台に出ない分やはり地味なのかな?

松蔭はインドのガンジーと似ています。ガンジーもまた、思想家であり、投獄された経験もあります。ガンジー自身は政治家ではなく、多くの政治家や国民が影響を受け、教えを請うたところは、松蔭と同じです。
松蔭は29歳で処刑されました。しかし、29歳の若さで、その後国を動かす者たちに影響を与えたというのはすごいことです。
今、日本が多くの国際問題にさらされて、ある意味、世界で独り立ちするためにも、松蔭の思想は何かのヒントになるかもしれません。

今のところ、ドラマはまだ松蔭と文、その家族と獄の仲間たちの話が主で、今後の展開は知りません。
が、家族のことで傷ついている人、また何かに挫折して苦しんでいる人、閉ざされた中にいて身動きがとれないと思っている人、自分の人生にもう希望などないと思っている人がいらしたら、どうぞ、ごらんください。珠玉のコトバがちりばめられてます。

私、毎回泣いております。