05 3月, 2012

生き残る、ということ

こんな記事があったよ、と友達が教えてくれた。とても心に響いた。被災した彫刻家の記事だった。何度も読み返した。 http://fukushima-net.com/sites/content/178

この記事を読んでいると、すべてを破壊されても再生の道はあるのだと感じる。
記事の中の”創造的な行為を持った人はしぶとく生き残ったという。”という一文に、心が反応した。私は被災者でもないし、この文章が表現するところの捕虜でもないけれど、今の自分にこの言葉は大きな励みとして響いてきた。
一昨年から去年にかけて、精神的にかなり不安定なときがあったけれど、アクセサリーを作ったり、何かを描いてるときは、なにかしら安らぎのようなものを感じていたことに気がついた。

災害に限らず人間は、何かを失う瞬間というのが必ず来る。でも、何もかも失っても、ボロボロに傷ついても、人間は何もないところから、また何かを生み出すことができる、ということを今日改めて確信した。そして、ものを創ることだけは絶対にやめるまい、と思った。