03 10月, 2012

キンモクセイ

アクセサリー販売してる府中アートマンまで、自転車で通っている。
今朝自転車こいでたら、どこからともなくキンモクセイの香りがフワッと鼻腔に入ってきた。
この香りをかぐと「あ〜、秋だな」って思う。
そして美大目指して予備校に通っていた浪人時代を思い出す。
毎日早起きして、実家から、博多に近い天神という街まで電車とバスを乗りついで通っていた。
バスに乗るために鳥飼という駅で電車を降りて、木造の駅舎を出ると、すぐ左手にモクセイの木があった。そこのは白っぽい花が咲く銀モクセイだった。金モクセイよりも香りが少し弱かったと記憶する。福岡市内に地下鉄ができ、その駅は跡形もなくなった。

毎秋、キンモクセイの香りをかぐたびに、その記憶が一瞬頭を駆け巡る。
香りは思い出を連れてくる。