19 11月, 2013

主治医をかえる〜その1〜

正月に母がノロかと思われるほど体調を悪くしたとき、かかりつけのY病院に行ったのだが、そのときの医師の態度に不信感を憶えて、主治医をかえた。

時々母に付き添ってY病院に行っていた時、以前からあまりいい印象がなかった。そこで、母が正月に体調を崩した時、通っているデイサービスを併設しているS病院へ行ったのだが、そこには今までの30年くらいの母の医療記録がないため、「たくさん摂ってる薬の飲み合わせのこともあるから、医療記録のあるかかりつけ医の方に行った方がいい」と、その医師に言われ、母の現状についての説明など手紙を書いてくれたので、それを持ってその足で渋々かかりつけのY病院の方へ母を連れて行った。

Y病院の医師はS病院からの手紙を読んだのであろう、母を診ないうちに診察室の奥から「下痢止めと吐き気止め飲んでもらって〜。点滴も〜。」と叫んで看護師に指示を出し、母の顔さえ見ず、母は待合室から点滴を打つためのベッドルームへ直行させられた。
ブチっと私はキレた。S病院からの手紙があるとはいえ、顔も見ないなんて、何たること?!
「お母さん、病院はS病院にかえるけんね!」と私は宣言した。

母の看病でほとんど徹夜状態だった私と交代するために妹が来たので、「センセ、お母さんの顔も見らっさんとよ」と言っていたら、医師が診察室から出てきて、待合室にある立派な水槽の熱帯魚にエサを与えているじゃあないですか。
「病人は見らんで、サカナの様子は見にくるばいね…」と、すかさず妹が言う。
「ほんなごてさ(ホントよね)!」と私。

一応、帰宅して父にいきさつを話して、主治医を替える了解をとって、S病院に電話した。
「そちらのデイサービスにお世話になっているので、今後は母の病気もそちらで診ていただくようにしたいのですが、何が必要ですか?」と聞いた。
電話に出た看護師さんは「今までのかかりつけ医に手紙を書いてもらって、医療記録をもらってきてください」という答え。
早速S病院に行って「通ってるデ一サービスの病院にかかったほうが、何かと便利なので…」と適当に理由つけて医療記録をもらって主治医をかえた、という次第。

処方されている薬は以前と基本的には変わらないが、定期的な受診の時は、ちゃんと顔を見て話しをしてくれるし、看護師さんたちは気さくに声をかけてくれるし、本来あるべき医者の姿を見てとれるので、安心している。

そして、母も安定してデーサービスに通っている、と思っていたところに、今度は父に問題発生…。
先週二ヶ月ぶりに実家に帰ったら、なんと父に抗鬱薬が処方されていた!父は父で母とは違うM病院に通っており、簡単な問診の後、鬱のようだと言われたらしいのだが、夏とは人が変わったようになっている。抗鬱薬を飲む前より病人っぽいって、どういうことよー!?やる気がなくなり、笑うこともなくなり、宙を見据えたように座っている。
今年の猛暑で熱中症に何度もなり、体調悪くて寝付きが悪い(家族から見たら、寝息たてて寝てるんですが…)、と親戚に漏らしたら、鬱じゃないかと親戚二人に言われ、受診したようだ。いくら親戚でも気軽に「あんた鬱やろ、それ」なんて無責任に言わないでくれる?
医者も医者だよ!大学で何勉強したんだか知らないけどさー、80過ぎた老人に簡単に抗鬱薬やら強い睡眠薬を処方すんじゃねーよー!!(怒り爆発)

というワケで、12月に別の病院に連れて行くのです。カウンセリングで1時間半から2時間くらいお時間ください、とのことで、すぐには予約がとれなかったのだが、だからこそ信頼できる。ポッと受診して、判断力の鈍った老人に数分で抗鬱薬やら睡眠薬やら処方する医者には気をつけた方がいい。しばらくは、落ち着かない毎日。今度は、父の病院替えです。