PCのデスクトップ上のファイルを整理していたら、 暑中見舞いによさそうなラフスケッチが出てきた。 |
自炊道具や食器は無料で貸してくれる。コンロは昔ながらの、マッチで点火するガスコンロで、7分くらいで10円だったかな。
3年くらい前の4月の下旬、そこに泊まった時、台所で料理していたら、「若い人が作るものは違うねえ」と年配の女性に声かけられた。話しをしたら、その人は、三陸でわかめ漁を夫婦でやっていて、漁が終わると毎年その温泉に湯治に来るのだと言っていた。
「そちらの今夜のご飯はなんですか?」と聞いたら、「うちはねえ、アワビとサザエだよー。」と、特別でもないような口ぶりの答えが返ってきた。ひぇー、恐れ入りました、と思いながら、内心お裾分けを期待したけど、何も起きなかった。
夜遅く、露天風呂でまたその女性と一緒になったとき、もう一人の連れの女性と、働き盛りの一人息子を亡くした話しをされていた。ああ、いろいろあるんだなー、と私は風呂の隅っこで、聞くともなく聞いていた。
去年の大震災のあと、時々彼らを思い出す。また元気で湯治に通っておられればいいのだけれど…。
一期一会になるかもしれない、だからこそ、ほんの短い時間、丁寧に向き合っていきましょう、と思います。
来週もまた、アクセサリー販売。今度は初めての場所、聖蹟桜ヶ丘。どんな一期一会があるでしょうか。
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●大沢温泉:http://www.oosawaonsen.com/shisetsu/jisui.html
自炊部の利用の仕方:http://www.oosawaonsen.com/shisetsu/riyou.html (丹前の着方などあって懇切丁寧)