私は縄文土器が大好き。去年、松阪市でスンバラしい舟型の埴輪(はにわ→これも土器)を見て、弥生土器も少し好きになった。
土器好きとしては、 万障繰り合わせて行かずばなるまい。幸い万障もなく(つまり予定なし)、うちから歩いて10分の場所だし、難なく行けた。
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マイウ〜!!(最高の賛辞のつもり) |
陶器とも磁器ともちがう土器の魅力を熱心に語ってくださった。どの話しも面白かったのだが、いちばんの驚きは、熊谷さんはいろんな土を極めた結果、日本中どこでも土器はできる、という域に達した、というところ。日本中どこでも、呼んでいただければそこの土で作って、そこで野焼きします、とのこと。
天気さえよければ、土を掘ることから焼き上がりまで1日で出来るそうだ。
陶芸家は当たり前だが土にこだわる。作家にとって作品の生命線にも等しい土が、どんな土でも土器ならできる、というところが”目から鱗”であった。そして、土器を焼くには、ワラか草むしりした雑草(干してあればよい)があればいいというのだ!これに至っては、どこから鱗が落ちればいいか、というくらい驚いた。
つまり、実家の畑で土器ができるじゃないか!という希望にそれはつながり、しかも窯を買わなくていい、という手軽さが嬉しい。
本当は、昨日と今日の二日間、谷保駅に近いやぼろじという場所で、土器作りワークショップをやっておられたのだが、知らなかったので、残念ながら今回は体験できなかった。
次回は是非参加します。楽しみだ〜。
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ラマパコスでの展示:http://lamapacos.net/blog/?p=42
熊谷さんインタビュー記事:http://panorama-index.jp/webmag/interview_kumagai_yukiharu_1/
熊谷さんのインタビュー映像:https://www.youtube.com/watch?v=3W5RmWXbXg4