15 4月, 2014

映画「パッセンジャーズ」

〜今週の名画座・キネマ大羽〜

セラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、航空機事故の5人の生存者たちのセラピーを担当する。
しかし、一人また一人と姿を消して行く生存者たち。セラピーを監視するかのように、不審な男の影がちらつく。生存者たちにもクレアにもただならぬ不安がつきまとう。彼は誰で、何のためにクレアと生存者たちを監視しているのか…?

ミステリアスなストーリー展開にワクワクしますが(人生はミステリーじゃけんね)、最後の最後に謎が解けます。
映画「ジェイコブズラダー」や「アザーズ」と同じ世界観を持っています。
そして、2回見るとわかりやすい。謎は1回目で解けるのですが、2回目を見ると、登場人物達の不審な行動に合点が行くのです。
ストーリーがわかってしまうと、これは面白くないので、我慢してあらすじはこのくらいにしますが、「人は気づくことで、変わる」あるいは「人は気づくことで、進む」というのがキーワードじゃろか?気づくことで生きる世界さえ変わってしまう、ということも。

予告編はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=43wvuL1zPXA

話しは変わりますが、知り合いのデザイナーUさんがスペインを旅したときのことを話してくれたことがあります。
Uさんは幼いころから霊感が強く、スペインのホテルでも霊と出会ったそうです。
その霊は青年で、彼がいた部屋のソファで本を読んでいたのだそうです。
Uさんが青年になぜ、そこに居るのか聞いたら、両親とはぐれてしまったのだと言ったそうです。ふとホテルの部屋の扉に目をやると、両親らしき男女(これも霊)が、部屋の中を覗き込んでいるのが見えたので、その青年に、「君の両親はそこで君を捜してるよ」と教えてやると、青年は振り返り、両親を認めて両親のもとに駆け寄り、3人で仲良く行ってしまったそうです。

そうなんですねー、気づかないと霊になっても、迷うわけです。すぐそばに探してるお互いが居たとしても。生きてる時でも同じですね。すぐそばにある探し物や幸せに気がつかないことは多々多々あります。

こんなこと書いたら、映画の内容わかっちゃうかなー?