07 1月, 2015

鼻にヒビ

先日、長崎にガウディ展覧会を見に行って、ガウディの年表を見ていた時、ガウディは教会のミサに行く途中、つまづいて道に倒れたところを路面電車に轢かれて亡くなった、という一文が目にとまった。

なんか似ている…。年末の私に似ている…。

というのも、唐津の夜の田舎道で、たまたま車が通らなかったからよかったけど、私は道を横断しようとして、歩道と車道の間にある縁石に気がつかず、つまづいて道に倒れたのだ。
とっさに両手でからだを支えたつもりだったが、間に合わず、顔面から路面に激突する形となり、膝頭と鼻をしたたか打ち、鼻の骨にヒビが入ったのだ。

鼻からは大量の鼻血が流れ出て、地面にうつ伏せになったまま2〜3分起き上がれなかった。道の反対側で、妹が車に乗って私を待っていたのだが、私が視界から消えて「あれ?姉ちゃん、どこ行ったのかな?」と思いはしても、まさか地面に倒れているとは思わなかったらしい。
私は私で、妹が気付いてすぐ起こしにきてくれると期待していたが、2〜3分の間(この場合、超長い)待てど暮らせど、来てくれない。声が出なくて、叫ぶこともできなかった。

必死に立ち上がりましたよ〜。人生の中で、こんなに必死に立ち上がったことはありませんよ〜。格闘技のリング上で倒れた人の気持ちがよ〜くわかりましたよ〜。
「立て、立つんだオーバリー!」と、リングサイドで誰かに叫んで欲しかったですよ〜。

ほんとに車が来なくてよかった。
今、思い返してもゾッとする…。

夜は蛍光色のものを身につけて歩きましょう…。